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覚書/兵庫県知事選挙 20241117

経過:


一種の「密室殺人事件」である今回の兵庫県知事選挙を――立花孝志氏、高橋洋一氏、長谷川幸洋氏、須田慎一郎氏らのYouTube動画をソースとして、――時系列で整理してみよう。


斎藤氏以前の兵庫県知事井戸敏三氏時代、兵庫政界の女王と呼ばれた奥谷レイコ氏が癒着、県庁内にはレイコ氏の息がかかった天下り官僚が重要ポストをしめていた。――金権腐敗・天下り状態となっていた。


そのころ、後に兵庫県知事となる斎藤元彦氏が、総務省から大阪府に出向。さらに兵庫県知事として立候補して当選、大阪流に腐敗体質の一掃に乗り出した。


このときの兵庫県は、県議会を女王レイコ氏の子息・奥谷兼一氏が牛耳り、県庁実務を渡瀬康英・西播磨県民局長が牛耳っていた。人事権を持つ局長は強権を用いて、意見してくる部下を左遷・降格するなど職権を利用したパワハラを行い、県政を停滞させた上に、十年間に、県庁職員を含む女性十人と不倫し、勤務時間内に、公務用パソコンにデート日記と、改革派の斎藤県知事を排除すべくクーデター計画を記していた。


この事実を知った斎藤知事が、片山安孝前副知事を介して問題のパソコンを証拠として取り上げ、局長を三か月の定職処分とした。すると局長は、知事が視察先で贈答品をおねだりした、パワハラをしたと騒いだ。すかさず兵庫財界女王の息子氏が、局長の言うことを真に受け、神輿に担ぎ上げようとした。ところが知事に物証のパソコンを抑えられている局長は、事実を露見されてしまえば自分の立つ瀬がないので自死した。


これを受けて女王の息子・奥谷氏は、局長が知事のパワハラを受けて自死に追い込まれたとし、真相究明と称して「百条委員会」なるものを立ち上げ、知事虐めを開始。さらに息のかかった県庁記者クラブの記者たちを通じて、知事の悪行をでっち上げ、報道させた。そして大手マスコミによるパワハラ県知事という印象操作が行われる。県議会86名のうち自民系・維新の会系は実態を知っていたが、知事を助ければマスコミによってパワハラ知事と結託したというレッテル貼りされる危険があり、知事を見捨てて全会一致で不信任を出す。


片山安孝副知事がパソコンの件を話そうとすると、「百条委員会」委員長の女王の息子氏が休廷する。そこでマスコミ各社記者が副知事を取り囲み質問攻めにしたのだが、パソコンの件になると、口封じをするように、妨害した。


出直し県知事選となり、失職した前知事・斎藤氏のほかに複数の立候補者が立つが実質的に、前知事と、立憲・れいわ・共産党が推す前尼崎市長の稲村和美氏との一騎打ちになり、大手マスコミと稲村氏によるネガティブキャンペーンが行われた。


再出馬した斎藤氏ははじめ、聴衆が振り向くこともない駅でただ一人立って、政策を訴えた。すると一人二人と有権者が集まり出す。


期日前投票では稲村氏が優勢だったが、11月12日の政見放送及び街頭演説で立花 孝志が全容を有権者のもとに暴露した。そして17日の投票の結果、有権者が知事を当選させた。この際、有権者は知事・立花氏の街頭演説、SNS情報を真実とし、マスコミによる情報を「捏造」と判断した。


――ゆえに今回の件を「ニューメディア革命」と表現する評論家もいる。

 

選挙後、稲村氏の第一声は、「自分はいったい何と戦っていたのか判らない」だった。


ノート20241119




所見:


兵庫県知事選挙:他県のことなので興味がなかったのだけれども、結果をみて考えが変わった。――本件は、オルドメディアとニューメディアの抗争という側面があり、後者が勝った。歴史的転換点なのだろう。


兵庫県知事選:いや、はるか遠くの福島県にいて、週末、かのドラマを拝見していたのですけれど、逆転裁判そのものだったのですよ。――先日観劇した「侍タイムスリッパ―」より痛快で面白かった。


容疑者:元県知事、弁護士:立花氏、検事にして実は黒幕・奥谷氏と仲間達(県議・天下り官僚・NHK及び朝日以下マスコミ)、遺体役:渡瀬局長(愛人10人・公務員含む)――職務中に県庁内デート、デート日記を貸与PCにつけ、没収されていた(決定的物証)。


ノート20241118




――魔女裁判実況中継――

https://www.youtube.com/watch?v=eD34d53DAPU&t=397s


X-コミュニティーノートが意見を求めていたのでのぞいてみた。


他県の人視点:

天使と悪魔が一夜にして逆転してしまった。選挙の後、魔女審問官(奥谷とやらと仲間達)は悪魔になった。――他県のことなので当初、全然興味のなかった本件だったが、一か月前くらいから高橋洋一氏が動画で、知人の総務省官僚が元局長から没収した公用PCに、愛人とのデート日記やら知事おろしクーデターのことをにおわせる文書があったことを匂わせていたので、重大事件性を感じ、ひっかかった。選挙前日から当日、たまたま動画を視聴していたら、N党の立花氏が声を上げ、大聴衆が知事の周りに集まった映像が映り、当選に至る。――それから複数動画をまとめて視聴し、大手メディアが敗北した歴史的な瞬間だなあと実感した。兵庫県有権者の皆様のご英断による「新メディア革命」成功おめでとうございます。―― 史学科卒「歴史オタク」なので、そのあたりほんのちょっとだけ敏感です。


追記20241119



追記:


兵庫県知事選2024で落選した自民・立憲推薦の元尼崎市長・稲村和美氏は選挙後会見で、兵庫県民をナチスに洗脳された民衆に例えた。――この人は、選挙期間中にこの人のXが2回凍結されたのは、前知事支持者たちの工作だとするが、いかにもXが嫌いそうなヘイト表現だと思う。


仏では大統領をヒトラーになぞらえた人が侮辱罪で有罪判決を受けた。/津田塾大学総合政策学部長・教授・萱野稔人:@KayanoToshihito 2022年2月2日


ノート20241121


追記:

N党の立花氏が、兵庫県の渡瀬局長から押収されたPCを公開。議会・記者クラブが知事失脚プロセス発覚を恐れ、隠していた真相――勤務中に愛人との逢瀬をつづった膨大な日記「智子ともこ通信」ほかと写真「智子写真館」のフォルダが並んでいた。――こうやって有権者が選んだ政治家のクビをとっては気勢を挙げていた大手マスコミの手口の一端が暴かれたわけだ。


近年の大手マスメディアによる政治家失脚を狙った虚偽の報道:

○安倍首相(当時)を標的にした「もりかけさくら」事件:失敗

○舛添都知事(当時)を標的にした政治資金記載漏れ事件(4万円):成功


立花考志:https://www.youtube.com/watch?v=lkhJr5shLIs

上念司:https://www.youtube.com/watch?v=Y1mQPcjZw7E



後日談的な:


各テレビ局はこの件のワイドショーを一斉にしなくなったそうです。

ふつうにワイドショーで、司会者・コメンテーターは懺悔すべきでしょうけど。


マスコミは何をしたかったのか?――むかしNHKの忍者を扱った特集で、「侍としては末端に置かれ、地位も金もない忍者は何のために暗躍したのか?」という司会者の問いに対し、コメンテーターになった記者の一人が、「世の中をひっくり返す醍醐味があるからですよ」と答えていたのを思い出します。――とはいえ、国家なり都道府県首長のクビをとったら、部数・視聴者数大量獲得となり、大収益となりますからね。日本の記者様のお給料は海外の記者と比べてバカ高いとも耳にしますし。


ノート20241201




斎藤元彦知事とPR会社代表に告発状 公選法違反容疑「日本経済新聞」20241202

nikkei.com/article/DGXZQOUF012R70R01C24A2000000/


郷原信郎氏(元検察官・弁護士):立民党と接点、自民衆議・小此木八郎落選運動・2021年


上脇博之氏(法学者・教授):市民団体「政治資金オンブズマン」2002年‐。政治資金に執着


――活動家さん?


ノート20241202

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