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読書/ダグラス・パーマー『化石革命』

ダグラス・パーマー著

小畠郁夫監修

加藤圭訳

『化石革命:世界を変えた発見の物語』

朝倉書店2006年

全222頁



〈要旨〉

恐竜、始祖鳥、古人類に至る化石について、地質学系科目の研究史。

例えば――

恐竜について研究たちの共通認識は、はじめ地べたを這うのイメージだったのが、脚でしっかりと立つようになってくるイメージへと変わっていく。

人類化石については、「大洪水」などキリスト教「聖書」の概念を引きずっていたが、「進化論」に始まる19世紀の科学進歩によって、宗教色を弱めていく。


目次


第1章 医師、貝殻、サメの歯――初期の発見……1

  最初の化石学者――先史時代の化石の発見

  ペロプスの肩甲骨――化石の巨人、現実と神話

  化石の科学的解釈へ

  大ブリニウスの化石の絵を描く

  舌石とサメの歯

 


第2章 絶滅した怪物たち――岩に埋もれたゾウと海生爬虫類……24

  放浪のゾウたち

  北米のゾウ

  化石ゾウに名前をつける

  シベリアのゾウ

  マンモスの特徴と大きさ

  最後のマンモス

  マーストリヒトの怪獣――ナポレオン戦争の戦利品

  怪獣発見

  怪獣の正体

  モササウルスに関する現在の知識

  シー・ドラゴン――深海の泥の中に住むものたち

  アニング一家


第3章 アダム以前の人間――化石人類の考察……51

  ホモ・ディルヴィイ・テスティス――大洪水の証拠

  大洪水――その前と後

  大きくなる疑問

  カール・輪廻――声明に秩序を与えた賢者

  霊長類

  失われた大洪水の犠牲者

  サフォークのハンドアックス(握斧)

  バヴィラン度の「赤い貴婦人」

  フランスで得られた証拠

  ネアンデルタールで見つかった骨

  DNAの法医学的証拠

  最新の研究


第4章 過去を切り分ける――地質学の成立……82

  「地層のスミス」と地質図の作成

  植物化石の発見

  植物化石をめぐるトラブル

  植物の先史を明らかにする

  恐竜が食べていた植物

  ウェールズ給料の境界論争


第5章 恐竜の発見――恐竜から鳥への進化……114

  プリニー・ムーディと大きな鳥

  エドワード・ヒッチコック氏による砂岩の鳥

  世界創造――改訂版

  恐竜――イギリスの大発明

  恐竜の発見

  世界最初のテーマパーク

  羽のあるところ、鳥あり

  アルケオプテリクスの類縁関係

  ふわふわの恐竜?

  羽の形成


第6章 岩石や化石の年代を計る――地球と生命の誕生……157

  放射性年代測定

  紀元前4004年ぐらい

  生命はいつごろ生まれたか?

  太古の生命の化石、アイルランドへ――オルダミア

  さらにカナダへ――エオゾオン

  温かい地球で原始生命を捜す生物学者たち

  真の先カンブリア時代の生物

  再びカナダの勝利

  燐灰石中の胚――5億7000万年前のもの

  分子時計


第7章 系図を深くさかのぼる――バージェス頁岩と哺乳類……181

  5億3000万年前の生物に背骨を与える

  ピカイア(Pikaia)が、〝虫〟の缶詰をあける

  5億2000万年前の生命の窓を開いたウォルコット

  バージェス頁岩の発見

  カンブリア紀の海の世界

  保存

  中国の祖先

  最初の哺乳類を見つける

  化石哺乳類の同定

  きわめて小さな哺乳類

  夜明けの母


第8章 大昔のDNAを復元する――壊れやすい分子の化石化……200

  琥珀の約束するもの

  探査は今も続く


謝辞……208

訳者あとがき……209

参考図書……213

索引……217


ノート20220811

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