表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/81

読書/チャールズ・ディッケンズ著/佐々木直次郎訳『二都物語』上巻

第1巻 蘇った


第4章まで

第1章:

歴史的な状況説明


第4章まで:

フランス革命前夜、盗賊がでるかもしれない街道を走る駅逓馬車。銀行家ロリー氏が、馬車の後を追いかけて来たメッセンジャーに、「蘇った」という言葉を発信者に伝えれば判ると伝えて返す。

緊迫した馬車の乗客たち。その中に見目麗しい若い女性がいた。

状況を飲み込めない英国から父親の消息を追っていた、ミスマネットが、ロリー氏に話しをすると思いがけず、生死不明である医師の父親が生きている可能性を語り始めた。



第5章 居酒屋

葡萄酒樽を積んだ馬車が横転し、割れた樽から酒が流れ出し、貧民たちが群がって地面のそれを飲んでお祭り騒ぎになる。

居酒屋(兼旅館)を舞台に、ムシュー・ド・ファルジュ夫妻が登場する。

ファルジュは貧民たちに同情する。


ジャーヴィス・ロリー氏と会話。


ミス・マネットが倒れたので、ドファルジ氏が、彼女を部屋につれていき休ませる。


第2巻 小金の糸


第1章 五年後

テルソン銀行ロンドン商社: 

クランチャー君、クランチャー夫人、ジェリー坊:

商売人を気取った飲んだくれでニートなDV夫、信心深い夫人、父親に従順な息子:猿のような父と子


第2章 観物

ルイ16世時代。被告はスパイ罪・反逆罪:英国スパイとした。若い。

残虐刑を受けんとする死刑囚、護送馬車に入る

ドファルジュ夫妻と、ローリー氏がはからずも処刑裁判の場所に立ち会うことになる。


第3章 当外まとはず

判事のまとはずれな訊問……

スパイ容疑を駆けられた被告が乗ったドーバー海峡連絡船に、たまたま登場人物たちが乗った。

法廷での証言。

病気の老父に付き添った娘。被告の紳士が親切に、寝床をつくるのを手伝ってくれた。それを判事が、あたかも共犯者のように扱ったので、弁護士が、その見当違いを指摘する。


第4章 祝い

ローリー氏ら、船舶での殺人事件に関して、無能判事による老父・令嬢へのくだらない嫌疑から解放され、法廷を退室。

居酒屋で祝勝会。

同じテーブルにいためんどくさい奴・カートン氏にからまれ、へきへきする。

決定的な証言で、父・娘を助けた人物だが、酒癖が悪かった。


第5章 やまいぬ(けものへんに才)


居酒屋での続き。

偏屈な医者マネット医師との出会い。



第6章 何百の人々


ロンドン郊外・マネット医師邸。

お嬢様と献身的なメイドが視点者に好感をもって見られる。


第7章 都会における貴族モンセニュール

傲慢な公爵が、路地の子供を跳ねる。平民は鼠の群れ。父親と酒屋の親爺に金貨を投げ与えるが、再び馬車を走らせると、そのどちらかが金貨を投げ返して来た。内面は穏やかではなかったが、馬車を走らせることにした。 


第8章 田舎における貴族


貧相な村に公爵の馬車が通りかかる。

各種の税金を真面目に支払った結果、栄養失調で亡くなった若い夫のために若い妻が、墓標のようなものを埋めた場所に建てさせて欲しいと懇願。うんざりした公爵が、若い妻を置き去りにして、馬を出させる。


第9章 ゴルゴンの首


領民がどんなに貧困にあえぎ亡くなっても、搾取を当然とし、眉ひとつ動かない公爵。その人のもとに、娘婿で甥である男爵が訪ねて来る。男爵はロンドンに居を定め、医師になっていた。男爵は、公爵家に対して残っている自分の遺産相続権をすべて放棄すると伝えた。――つまるところはこれから起こるフランス大革命からの禍から難を逃れるため、公爵家から絶縁することを言っている。――男爵は実に開明的な貴族だ。


『二都物語』上巻は以上


所見:

亡き父が生前感動したと繰り返し言っていたので読むことにした。モノクロ映画を観ているので大筋は知っている。――親友の妻になる女性を愛してしまった知識人層男性が、フランス大革命に巻き込まれ無実の罪で処刑される親友の身代わりとなるという内容だ。――古典小説なので、おそろしくテンポが悪い。


ノート20240801

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ