健全な精神は健全な肉体に宿る
「メンタルを鍛える為には、肉体を鍛えよう」
「悠久、いきなりなに言ってるんだ」
「心ってさ、実は鍛えようがないんだよね」
「そうなのか」
「他人から酷い言葉を受けて、心が強くなるかと言われると、そんなことないだろう」
「確かに、そうだ」
「痛めつけて、強くなるもの、それは筋肉! 筋肉はすべてを解決する!」
「そんなわけないだろう」
「昔から健全な精神は、健全な肉体に宿ると言われてるからあながち嘘ではないよ。それに、攻撃されなくなるし」
「どうやって」
「トウヤだったら、趣味は瓦割りですとかいってSNSあげておけばいいんじゃないかな?」
「確かにビビって、誹謗中傷とかしてこなくなりそうだな。それでも、言ってくるならたいした男だな」
「そうそう、その意気だよ。僕もトウヤも武術してるからね。本気で相対したら負けることはないだろう」
「こいつネットだから、イキッてるのかって気持ちで見ればいいってことか」
「そういうこと。武術は、元々してるんじゃなかったら、物書きがいきなり始めるのは敷居が高いと思う。道場通う時間もないしね。やっぱりやるなら筋トレかな」
「筋トレも初めは、やり方わからなくないか?」
「最近は、筋トレゲームとかあるし、動画配信とか見ながらやると良いと思うよ」
「なるほどな。悠久はどんな運動してるんだ?」
「小説で思いついた動作が実際にできるか試したくて、パルクールとかしてるよ」
「悠久は、本当に小説のことばっかりだな。ところで、パルクールってなんだ」
「街中で、屋根とか飛び移りながら、ゴールを目指す競技かな」
「お前、ちゃんと許可とってるんだろうな!?」
「ははは」
「笑って誤魔化すんじゃない!」
「このように鍛えるとなに言われても気にならなくなるよ」
「お前のメンタルは、最初からマックスおかしいからな」
「なんのことかな? とりあえず、まとめだよ」
・精神は鍛えられないので、肉体を鍛えよう!