誹謗中傷を受けたときのモチベーション維持
「原因は、わかって気は楽になったが、それでもへこむんだが?」
「まあね」
「悠久は、どう対処するんだよ」
「ああ? まあ、僕の場合は、自分より口が悪い人間に会ったことないし」
「そういや、そうだったな……」
「へこんでる、トウヤのために。今度は、モチベーションの維持について考えていこうか」
「頼むよ」
・相手を上回る極悪人になる。
「どう?」
「どう? じゃねぇよ。ふざけんな」
「ヤクザからしたら、ネットで悪口書いてるなんて可愛いもんだろう」
「そうだけど、そうじゃねえよ。一般人向けの対応教えてくれ」
・バトル相手が来たなと考える。
「俺達の戦いはこれからだ」
「バトルジャンキーかよ」
「敵が強ければ強いほど燃えるっていうか」
「炎上の意味がちげぇよ」
・気にしない。
「じゃあ、これだね」
「気になるから、聞いてるんだが?」
「まあ、そうか、それなら」
・ブロック、非表示、削除。
「そうなるよな」
「現実的には、こうだね。これが基本だよ。あとは」
・エゴサしない。
「自分から見にいかないのも大切だね」
「確かにな」
「悪口を書くためのサイトみたいなのもあるからね。自分からかかわりにいかないように、あとは」
・SNSを利用しない。
「誹謗中傷にかぎらず、嫌なこと書いてあることも多いからね。宣伝効果も小説は言うほど大きくないし、初心者は使わなくてもいいかもしれない」
「物語書く方が大切だもんな」
「見てもらいたいのなら、一番の効果アップは、腕をあげることだと肝に銘じておきたいね。それから」
・感想も受け付けない。
「本当にひどい場合は、感想も閉じた方がいいかもしれない」
「それは……良い感想も聞けなくなるな」
「昔は、書籍化して、ファンレターもらうまでは、読者の声なんて聞こえなかったからね。よい感想を聞けるとモチベーション上がるけど、悪い感想を聞くと下がる。アップダウンが激しいのは、よくないよ。一番は安定して書けることだからね。作者に声が直接届くというのも一長一短なんだよね」
「そうなるのか。せっかく便利になったのに、悲しいな」
・自分を嫌いな人よりも、好きになってくれる人の声を大切にしよう。
「なんだかんだ言って、一番大切なのはこれかな」
「そうだよな」
「正直、全員から好かれるというのは、無理な話だからな。トウヤの話だって僕は好きだよ」
「ありがとな。また書く気になってきたぜ」
「その意気だよ。じゃあ、まとめだよ」
〇誹謗中傷を受けたときのモチベーション維持
・相手を上回る極悪人になる。
・バトル相手が来たなと考える。
・気にしない。
・ブロック、非表示、削除。
・エゴサしない。
・SNSを利用しない。
・感想も受け付けない。
◎自分を嫌いな人よりも、好きになってくれる人の声を大切にしよう。