断末魔の叫び声の書き方
「会話のついでに断末魔の叫び声について練習していこう」
「ついでか?」
「まあまあ、でも叫び声も小説では大切だよ。特にざまあ系、無双系なんかは必須テクニックだね。なんせヴィジュアルがないからね、やられ役がきっちり残酷に死んでいく様子はやっぱり声に現れるよ」
「言い方酷いが、まあ、そうだよな」
「では、早速練習していこう」
〇オーソドックス
『がっ!?』
『ぐっ!?』
『ぐあ!?』
『ぐわあぁぁ!?』
『がはっ!?』
『ぎぇえー!?』
「が行プラス『!?』が使いやすくていいね」
「そうだな。急にやられてしまった感じが出てるな」
〇オーバーリアクション系
『あ”ぁぁあ”ぁぁ!?』
『あ”』
『ぐわぁああぁあああ!?』
『ぎぇえ”え”え”え”ぇぇえっ!?』
「母音にダブルクォーテーションもいい感じだよね」
「びっくりしている感じも伝わってくるな」
〇助けを呼ぶ系
『た”す”け……!?』
『おがぁちゃ……ん……』
『マ゛マ゛あ゛あ゛あ゛あ゛……』
「独身ならお母さんを呼ぶことも多いかもね。あとは、恋人の名前、兄弟姉妹かな」
「最後に、一番大好きな人の名前を呼ぶんだな」
〇痛い系
『いでぇえぇええ』
『い”っ!?』
「純粋に痛みを訴えるタイプだね」
「ケガして、死ぬときは痛いからな当然だな」
〇変則系
『ぉぐぅぉ……』
『ごほっ……』
「死ぬ間際は、叫び声すら思い通りに言えないことも多いよね」
「悲惨だな」
〇女性系
『いやぁああああ!』
『きゃああぁああ!』
「女性は、高い声で叫ばせようね」
「お前は、女性にも容赦ないな」
〇言葉にならない系
『◎△$♪×¥●&%#?!』
『○!※□◇#△!』
「もはや、人間の言葉にもなっていない感じだね」
「小説ならではだな」
〇2ちゃんねる系
『くぁwせdrftgyふじこlp』
「ネットだと、こういうのも有名だよ」
「お前は、よくこんなの知ってるよな」
◇ ◇ ◇
「どうかな?」
「いろいろなヴァリエーションがあるんだな」
「ぜひ、トウヤの小説のヤラレ役に使って、悲惨な最後を演出してくれ」
「わかったぜ」
「では、まとめだよ」
〇オーソドックス系
『がっ!?』
『ぐっ!?』
『ぐあ!?』
『ぐわあぁぁ!?』
『がはっ!?』
『ぎぇえー!?』
〇オーバーリアクション系
『あ”ぁぁあ”ぁぁ!?』
『あ”』
『ぐわぁああぁあああ!?』
『ぎぇえ”え”え”え”ぇぇえっ!?』
〇助けを呼ぶ系
『た”す”け……!?』
『おがぁちゃ……ん……』
『マ゛マ゛あ゛あ゛あ゛あ゛……』
〇痛い系
『いでぇえぇええ』
『い”っ!?』
〇変則系
『ぉぐぅぉ……』
『ごほっ……』
〇女性系
『いやぁああああ!』
『きゃああぁああ!』
〇言葉にならない系
『◎△$♪×¥●&%#?!』
『○!※□◇#△!』
〇2ちゃんねる系
『くぁwせdrftgyふじこlp』