✔ 4.飲食街 2 〜 セロッタ・ベーカリー 2 〜
セロフィート
「 真剣に悩まなくて良いです 」
マオ
「 そうなんだ?
じゃあ、登録しちゃうな? 」
オレはセロに教えてもらった陸暦と誕生月日を打ち込んだ。
セロカ君
「 登録してくれて有り難う!
間違いがないか確認してね。
確認が出来たら、人差し指でチャージの文字をタッチしてね 」
オレはセロに確認してもらってから、人差し指でチャージをタッチした。
画面が変わると、マネーチャージ,Pチャージの文字が出て来た。
セロカ君
「 人差し指でマネーチャージをタッチしてね 」
オレはマネーチャージを人差し指でタッチした。
画面が変わる。
セロカ君
「 1.000U からマネーチャージが出来るよ。
マネーチャージする金額を登録してね 」
マオ
「 セロ、幾らチャージしたら良いかな? 」
セロフィート
「 100万Uチャージすれば良いです 」
マオ
「 ひゃく──?!
で…でもさ、其の100万Uは特注品の屋台を作る為に使うんだろ?
セロカにチャージなんて出来ないよ 」
セロフィート
「 何を言います?
屋台は〈 テフ 〉で構成して作ります。
100万Uは使いません。
今は使い道ないですし、チャージしてしまいましょう 」
マオ
「 え〜〜〜…… 」
オレが渋っていると、セロは画面に数字をタッチすると1000000と登録した。
セロカ君
「 100万Uだね。
数字の確認をしたら、投入口に現金を入れてね 」
ポーチから封筒を取り出したセロは、封筒から100万Uを出すと惜しみ無く投入口に100万Uを入れた。
投入口に入れられた100万Uは、ガコン──と言う音を立てて回収されたみたいだ。
セロカ君
「 マネーチャージが完了したよ!
セロカの色とデザインを決めれるよ。
君だけのセロカを作ってね 」
セロフィート
「 マオ、好きな色とデザインを選んでください 」
マオ
「 う、うん 」
画面に表示されてる選べる色は、桃系,赤系,橙系,茶系,黄系,緑系,青系,紫系,白系,灰系,黒系の11種類ある。
オレは青系の色を選択した。
人差し指で青系の文字をタッチすると、青だけでも9種類が用意されているのには驚いた。
9種類の中から好きな青色を選んで、人差し指でタッチした。
デザインの選択画面に変わると、選べるデザインは9種類あった。
デザインはセロカ君で、色んなバージョンがある。
何のデザインセンスも良過ぎて、何れにしたら良いのか迷ってしまう。
≪ アレルカンダ大陸 ≫に1つしかないオレだけのセロカ……。
魅力的過ぎだろ!!
悩みに悩んでオレは8番目のデザインに決めた。
8番目のデザインを人差し指でタッチした。
セロカ君
「 色とデザインの確認をしてね。
確認をしたら、登録終了を人差し指でタッチしてね 」
オレは登録終了を人差し指でタッチした。
ピロピロピロリン──と言う音が鳴ると、出来上がったオレだけのセロカが出て来た!
セロカの他に別の何かも一緒に出て来た。
マオ
「 セロ、此は? 」
セロフィート
「 新規でセロカを作った記念品です。
セロカと同じ色で、刺繍されたセロカ君の下にマオの名前も刺繍されてます。
マオだけのハンケチーフです 」
マオ
「 オレだけの…(////) 」
テンション上がっちゃうなぁ!
勿体無くて封を開けて使えないよ!
セロフィート
「 マオ、セロカも出来ましたし、パンを買いましょう 」
マオ
「 うん。
色んなパンがあって迷っちゃうよな〜〜。
──オレ、切ってない食パンを使って調理してもらったの食べたい!!
メニューに載ってるの全部! 」
セロフィート
「 ふふふ。
其だと9斤分になりますけど? 」
マオ
「 良いだろ。
100万Uに比べたら6.000Uなんて大した額じゃないだろ? 」
セロフィート
「 そうですね 」
マオ
「 セロはどんなパンを買うんだ? 」
セロフィート
「 折角ですし、全商品を2つずつ買います」