常連さんは両目から涙を流して、男泣きをしている。
街長もパルニエ食しょくーム店てんのオーナーも脱だつ落らく者しゃ達たちも観かん客きゃく達たちも惜おしくも時じ間かん切ぎれになってしまった常じょう連れんさんに向むけて拍はく手しゅを送おくっていた。
ライバルだった常じょう連れんさんの勇ゆう姿しにオレも拍はく手しゅを送おくっていた。
直すぐにパル飲いんニエ食しょくーム店てんの店てん員いんさんに取とり立たてされてたけどね。
見み事ごとに時じ間かん内ないに全ぜん品ぴんを食たべきって制せい覇はしたオレは、街かい長ちょうに呼よばれて用よう意いされた表ひょう彰しょう台だいの上あがると街かい長ちょうから表ひょう彰しょうされた。
賞しょう金きんを貰もらえて、記き念ねんのトロフィーを受うけ取とった。
皆みんながオレを祝しゅく福ふくしてくれている。
オレはやりきった感かんを犇ひし々ひしと感かんじていて、感かん激げきしていた。
オレが表ひょう彰しょう台だいから下おりると、来らい月げつの大おお食ぐい大たい会かいの舞ぶ台たいになる飲いん食しょく店てんを決きめる為ために用よう意いされた箱はこに手てを入いれた。
箱はこの中なかで1つを摘つまんで出だして街かい長ちょうに手て渡わたす。
紙かみを開ひらいた街かい長ちょうが次じ回かいの飲いん食しょく店てんの名な前まえを発はっ表ぴょうした。
大おお食ぐい大たい会かいは閉へい会かい式しきを迎むかえて、出しゅつ場じょう者しゃ全ぜん員いんに大おおきな拍はく手しゅが送おくられて無ぶ事じに幕まくを下おろした。
オレは賞しょう金きんと記き念ねんトロフィーを持もって応おう援えんしてくれていたセロの元もとへ走はしった。
セロは笑え顔がおでオレを迎むかえてくれて、人ひと前まえなのに抱だききしめてくれた。
もうっ、恥はずかしいんだけど!!(////)
でも、セロの抱ほう擁ようが1番ばん嬉うれしかったりする(////)
セロフィート
「 マオ、おめでとう。
最さい後ご迄まで頑がん張ばれましたね 」
マオ
「 うん!
えへへ(////)
此これで1泊ぱく分ぶんが浮うくな! 」
セロフィート
「 賞しょう金きんはマオのお小こ遣づかいにしなさい。
宿やど代だいは気きにしなくて良よいです 」
マオ
「 え……だけど… 」
セロフィート
「 マオが優ゆう勝しょうしてくれたので、ガッポリ出で来きました 」
マオ
「 はぁ?
ガッポリ??
何なんの事ことだよ? 」
セロフィート
「 出しゅつ場じゅう者しゃの中なかで賭かけ金きんの倍ばい率りつが1番ばん高たかかったのはマオでした 」
マオ
「 賭かけ金きん?
倍ばい率りつ??
何なんの事こと言いってんの? 」
セロフィート
「 課か金きん屋やへ行いきましょう 」
マオ
「 課か金きん屋や?? 」
賭かけ金きんだとか倍ばい率りつだとか課か金きん屋やとか、セロは何なにを行いってるんだろう??
オレは訳わけが分わからぬままセロの後うしろを着ついて行いく事ことになった。