トイチが園児になった頃に教育の見直しと大幅な改善を試みる教育再生が行われたらしい。
当時は日教祖の力も強くて、もの凄い勢いで反日思想の強い国民達が、教育再生に対してデモ活動を起こしていたらしい。
何やら彼やらあって、結局は反日思想のデモ活動は鎮圧されて、教育再生は無事に行われた訳だけど……。
愛国心教育を批判するなんて、日教祖は国民にどんな教育をしたんだよ…。
道徳教育の廃止とか??
敬神崇祖教育の廃止とか??
絶対に悪用したらいけない教育を利用して、国の未来を担う国の宝とも言える子供達に歪めた歴史や反日思想を植え付けて反日教育して、反日信者を大量生産するなんて、日教祖って悪質でおぞましいよな……。
≪ エルゼシア大陸 ≫には日教祖みたいな危険分子の親玉みたいなのは無かったみたいだから、ホッとしたけど…。
まぁ、でも…何時、蛆虫みたいに大量に湧いて出て来るか分からないよな。
だけど……何で “ 日本語 ” 何だろう??
日本,日本国,日本人って言ってるのに……変な感じがする。
「 日本語 」って言わないのには何か理由があるのかな??
今度、トイチに聞いてみようかな?
いや、そんな事は横に置いとこう、今は。
セロフィート
「 ──マオ、聞いてます? 」
マオ
「 えっ?
何??
反日がどうかした? 」
セロフィート
「 もうとっくに半日は過ぎてます。
もう直ぐ日が暮れますけど? 」
マオ
「 そ、そうだっけ?? 」
セロフィート
「 カラクザ亭で良いです? 」
マオ
「 え?
あ、あぁ…うん。
オレは良いと思うよ?
──ほら、紹介欄に “ 歌い手大歓迎です☆ ” って書いてある!
セロにピッタリだと思うよ!
オレを置き去りにして如何わしい大人の店なんかに行かなくて済むしさ 」
セロフィート
「 ワタシは詩歌を歌いに行ってるだけですけど? 」
マオ
「 朝帰りしてるだろ! 」
セロフィート
「 朝帰りしなければ良いです? 」
マオ
「 駄目に決まってるだろがっ!!
オレが居るんだから、オレに詩歌を歌ってればいいんだよ! 」
セロフィート
「 マオの我儘さん 」
マオ
「 いいだろ、別に!
オレは何時でもセロを独り占めしたいんだよ! 」
セロフィート
「 はいはい(////) 」
オレを見ながら上品にクスクスと笑っているセロを一睨みしてから、オレは宿屋を目め指ざして早はや歩あるきを始はじめた。
脚あしの長ながいセロは歩ほ幅はばが広ひろいから、直すぐに普ふ通つうの速そく度どで歩あるくセロに追おい付つかれてしまった。
何なんか、悔くやしいっ!!
セロフィート
「 ──マオ、行いき過すぎです。
宿やど屋やカラクザ亭ていは此こ処こです 」
ムキになって行いき過すぎるとか恥はずかしいんですけど!(////)
マオ
「 分わかってたし!
態わざとだし!
セロを試ためしただけだし!!
ウッカリじゃないんだからな! 」
セロフィート
「 おや…、そうです?
ふふふ♪
今こん回かいも、そう言いう事ことにしときましょう 」
マオ
「 そ〜ゆ〜言いい方かたは『 止やめろ 』って言いってるだろ! 」
セロフィート
「 そうでした?
──マオ、宿やど屋やカラクザ亭ていに入はいりましょう 」
マオ
「 そうだな。
ちゃっちゃとチェックインしちゃおう!
夕ゆう食げディナーは《 飲いん食しょく街がい 》に行いくんだよな?
どんな飲いん食しょく店てんがあるか楽たのしみだな♪ 」
セロフィート
「 はい♪ 」
オレが宿やど屋やカラクザ亭ていのドアノブを掴つかんでドアを開あけると、カラランコロロンカラン……とドアベルが鳴なった。