何時の時代にも死刑制度を私利私欲の為に悪利用して私腹を肥やそうとする人間は居る。
悪利用されてしまう様な死刑制度なら考えものだよな…。
…………止めよう。
美味しい料理を食べながら考える事じゃない…。
折角の美味しい料理が美味しく感じられなくなっちゃうもんな。
オレは料理を食べながら、向かい合わせに座って料理を食べてるセロに目を向けてみる。
食べてるだけなのに妙に色っぽいんだよなぁ。
見てるだけでムリャムリャして来るから困る。
セロが食べてる料理は、ポファ……なんちゃらって言う長ったらしい名前の料理だ。
カモシシって言う動物の肉を使った料理で、平らな皿の上にドーナツ状に載せられている。
ビッケンバって言う植物油で炒められた米── ビンバって言うらしい ──が真ん中に入っていて、生春巻きに使う皮に似たケパ── タオルハンカチ程の正方形をしてる ──って言われる薄皮に、肉とビンバを一緒に包んで食べるらしい。
食べ方が面倒くさそうだけど美味しそうだ。
オレが食べてる料理は、カニーニ玉って言う玉子料理だ。
細切りにされた野菜,椎茸,カニーニの身等を混ぜ合わせて炒められている。
カニーニ玉の上には甘酢の庵が掛けられていて、此も美味しい。
テーブルの上には他にも珍しい料理が並んでいる。
美味しい料理を食べるのって、旅には欠かせない細やかな楽しみだよな!
う〜ん……、此の外はカリッで中は肉汁ジュウシ〜って書かれてる揚げ料理も気になる!
一口で食べれそうな揚げ餃子っぽい??
其にしても今日は散々な日だった。
犯行現場を連れ回された挙げ句に殺害場面を何度も見る羽目になったんだもんな。
セロのお蔭でオレの心はズタボロで、グロッキーだ。
セロと『 いいこと 』した内容を忘れてるオレに対する嫌がらせ……じゃないよな??
「 怒ってません 」って言う、セロの言葉を真に受け──じゃなくて、素直に信じても良いんだよな??
噂の殺人鬼は、必ず4人で娼婦を殺害していた。
娼婦を連れて来る男は、4人の中から交代制みたいで、娼婦の好みが分かれていた。
此の情報を上手く警察官や捜査官に教えられないかな…。
事件を解決させる為の手掛かりになると思うんだ。
4人組の顔は未だに分からないんだけど……。
《 セロッタ探偵事務所 》は気になるけど……、セロの所為で、どっと疲れたし……、此のまま宿屋に戻もどって、ゆっくり休やすみたい。
マオ
「 ……セロ、此この後あとなんだけど…、宿やど屋やカラクザ亭ていに戻もどりたい。
《 セロッタ探たん偵てい事じ務む所しょ 》に行いくのは明日あしたで良いいかな? 」
セロフィート
「 マオがそうしたいなら、明あ日すにしましょう 」
マオ
「 良いいの? 」
セロフィート
「 構かまいません 」
マオ
「 有あり難がとな(////)」
セロフィート
「 ふふふ 」
マオ
「 何なんだよ? 」
セロフィート
「 気きになる料りょう理りがあれば、遠えん慮りょせず注ちゅう文もんしてください 」
マオ
「 え? 」
セロフィート
「 さっきからメニューばかり見みてるでしょう?
値ね段だんを気きにしてるなら心しん配ぱいしなくて良よいです。
ワタシに金きん額がくの上じょう限げんはないですし 」
マオ
「 うん…(////)
じゃあ、頼たんじゃおうかな?? 」
セロフィート
「 どうぞ 」
此こ処こは素す直なおにセロの厚こう意いに甘あまえる事ことにした。
セロの所せ為いで散さん々ざんな思おもいをさせられた可か哀わい想そうな自じオ分ぶんレを慰なぐさめる為ため,励はげまます為ため,労いたわる為ために──、遠えん慮りょなくセロの厚こう意いに乗のっかって、メニューに載のってる気きになる料りょう理りを片かたっ端ぱしから注ちゅう文もんした。
気きになる料りょう理りが全ぜん部ぶ食たべれるのって良いいよな!
セロに支し払はらえない金きん額がくがないのは事じ実じつだ。
何なにせ国くにを1つ買かい取とってしまえるんだからな。
セロが国くにを買かい取とったのは前まえ居いた大たい陸りくでの事ことだ。
実は……、投稿する前に手違いで上書き保存してしまったので、1から書き直しました。
最初の内容を覚えてないので、変わってしまったのが残念です。
まぁ、大した内容ではないんですけど……。