✔ 2.宿泊室 11 〜 温泉に入ろう 1 〜
「 二日目 」の始まりです。
──*──*──*── 2日目
──*──*──*── 午前7時
マオ
「 ………………ぅぅうん……ん〜〜〜……セロぉ……?? 」
自分の体温で温まって、ぬくぬくしているベッドの中で目が覚めた。
2度寝したい気分だ。
夢にセロが出て来てた。
色んな話をした気がするんだけど、どんな話をしてたのか内容は覚えてない。
何でかな…凄く懐かしい感じがして…………心が奮えた気がしたんだけど…。
夢の中のセロは、雰囲気が違う気がする。
オレの理想が影響してんのかな??
夢の中にセロが出て来てくれるのは嬉しいけど、照れちゃうんだよな(////)
セロフィート
「 どうしました? 」
マオ
「 …………セロ!
居てくれたんだ…。
ずっと……?? 」
セロフィート
「 はい♪
ずっと居ました。
マオの隣に… 」
マオ
「 …………セロ…(////)
手…握ってくれてたんだ…(////)」
セロフィート
「 もう起きます? 」
マオ
「 うん… 」
セロフィート
「 目覚めに温泉に入りません? 」
マオ
「 温泉?
セロと? 」
セロフィート
「 ワタシ以外に誰か居ます? 」
マオ
「 居ません!
セロだけだよ!(////)」
セロフィート
「 嬉しいです(////)
洗面脱衣室の奥が温泉です。
行きましょう 」
マオ
「 うん。
──きゃあっ!! 」
セロフィート
「 どうしました? 」
マオ
「 ──オレ、服…着てない…(////)」
セロフィート
「 はぁ?
当たり前です。
ワタシと『 いいこと 』した後ですし 」
マオ
「 『 いいこと 』……してくれたんだ? 」
セロフィート
「 しない方が良かったです? 」
マオ
「 そんな事ないよ!
セロと『 いいこと 』出来たのは嬉しいよ!(////)
…………覚えてないけど… 」
セロフィート
「 ワタシが覚えてます。
甘えてくれるマオは可愛かったです♪ 」
マオ
「 可愛いって(////)
オレ、セロに甘えたの? 」
セロフィート
「 マオは何時も甘えてくれますよ。
おねだりもしてくれますし 」
マオ
「 おねだりも(////)」
セロフィート
「 はい♪
マオ、温泉迄ワタシが抱っこします 」
マオ
「 抱っこ?! 」
セロフィート
「 抱っこと言えば、お姫様抱っこに決まってます 」
マオ
「 お姫様抱っこ?!
──ひやぁっ(////)」
オレはセロに抱き上げられた。
オレはセロに軽々と、お姫様抱っこをされてる!!
オレ、何も身に付けてないんですけど!!(////)
スッポンポンの丸裸なんですけど!!(////)
超〜〜〜っ、恥ずかしいんですけど!!(////)
オレをお姫様抱っこしてるセロもオレと同様、スッポンポンの丸裸──じゃなかった。
セロはバスローブを羽織っていた。
ちゃっかりしてはる!!
どうせなら、オレの分のバスローブも用意しといてほしかったんですけど!
せめてシーツを掛けてほしい!!
セロが洗面脱衣室の前に立つと、目隠しになっているカーテンが勝手にシャッ──と開いた。
自動カーテンだ。
オレが開けてあげたかったのに魔法に邪魔されたっ!!
古代魔法は元素魔法と違って、 “ 生きている ” らしい。
セロが近付くとセロに不自由のない様に古代魔法が自分で考えて動いてくれるらしい。
そういう風に動く様に古代魔法に覚えさせる専用の古代魔法が幾つかあるらしい。
古代魔法を作った人── 10枚以上の翼を生やした天使らしいけど ──って凄かったんだな。




