紐は丈夫なゴムで出来てるから、手首に着け易いし、髪を結ぶのにも使えるらしい。
喜んでもらえると嬉しいな(////)
──っと、いけない!
お土産のスノードームと腕珠を何時迄もオレが持ってたら駄目だよな。
ちゃんと渡さないと!
1階に降りたら、ちゃんと渡そう。
ええと……オレの作った渾身のデートプランは何処だ??
…………見当たらない。
オカシイなぁ……。
若しかしたら、セロが持ってるのかな??
気にいってくれてたみたいだし、セロが持っててくれてたら嬉しいかも(////)
そうだ!
今の時間を見ないとだ。
また夕方だったら最悪だしな。
オレは壁に掛けられている時計を確認した。
時計の針は…………2を過ぎている。
と言う事はだ、今の時間は午後の14時過ぎだ。
──よしっ!!
いいぞ!
今日は夕方じゃないっ!!
デート、出来るぞ!!
15時から始めて21時に宿屋へ戻もどるとしても、6時じ間かんもデートが出で来きるんだ!
不ふ完かん全ぜん燃ねん焼しょうだけど、デートが出で来きないまま終おわるよりはマシだよな!
よし!
セロを探さがそう!!
其その前まえにバスローブ姿すがたをどうにかしないとだ。
オレは洗せん面めん脱だつ衣い室しつで、洗せん顔がんを済すませてから何い時つもの衣い服ふくに着き替がえた。
デートなんだし、私し服ふくでもいい気きがするんだけど、何なにが起おきるか分わからないからな。
セロを狙ねらう変へん態たい野や郎ろう共どもから、オレのセロを守まもる為ためにも!!
5本ほん指ゆびの靴くつ下したソックスを履はいたら、ルームシューズからブーツに履はき替かえた。
忘わすれずにお土産みやげを持もって──と。
よし、行いこう!
オレはドアを開あけると宿しゅく泊はく室しつを出でた。