✔ 7.セロッタ・ミュージアム 20 〜 花と蝶々のマリアージュ 2 〜
マオ
「 …………はぁ…。
セロはさ…、何でオレが虫取するのが見たいんだ? 」
セロフィート
「 其は先程言いましたけど? 」
マオ
「 ………… 」
セロフィート
「 昆虫採集の疑似体験に参加すると、セロカ君の限定バッジが貰えます。
少しでも参加してみません? 」
マオ
「 セロカ君バッジが貰えるのか?
其なら、参加してみようかな?
言っとくけど、昆虫を追い掛け回したりはしないんだからな! 」
セロフィート
「 はいはい 」
マオ
「 本当に分かってんのかよ〜〜 」
セロフィート
「 もう直ぐ《 セロッタ・ベーカリー 》に着きます。
何を食べます? 」
マオ
「 う〜ん……。
熱々のグラタントーストが食べたいなぁ。
パスタ入りシチュートーストとか! 」
セロフィート
「 ジャンボトーストにありましたね 」
マオ
「 うん!
ロールキャベツトーストも食べたいかな。
ホワイトソース,ミートソース,デミグラスソースの3種類で食べたいんだ!
後は〜〜〜 」
セロフィート
「 マオ……、涎出てます。
此で拭いてください 」
セロは持っていた最高級な手巾を差し出してくれた。
勿体無くて涎なんて拭けないよ!
涎で汚したくない。
なのにセロと来たら「 拭きません? 」って聞いて来た後に、手巾でオレの涎を拭いてくれた。
嗚呼っっ、オレの涎で汚れた最高級な手巾が……勿体無い!!
マオ
「 セロ〜〜〜。
折角の手巾を良いのか? 」
セロフィート
「 〈 テフ 〉で何枚でも構成出来ますし、〈 テフ 〉に変換出来ます。
マオが気にする事ないです 」
そう言ったセロはオレの目の前で涎で汚れた手巾を〈 テフ 〉に変換した。
何か一寸寂しい……。
もう直ぐ、《 セロッタ・ベーカリー 》に到着する。
15分の短い散歩だったけど、オレは満足感を感じた。
ゴンドラに乗ってセロカ君の限定バッジを貰えたし、《 セロッタ・ベーカリー 》でもセロカ君の限定バッジを貰える。
《 セロッタ・カンパニー 》に戻る事になるけど、昆虫採集の疑似体験に参加するとセロカ君の限定バッジを貰える。
其はゴンドラに乗る前に教えてほしかった!!
2度手間!!
いや、3度手間か??
セロカ君の限定バッジって幾つ有るんだろう?
あんまり有り過ぎると集めるのが苦痛になるんだよなぁ……。
伯父さんが贈ってくれた記念コインなんて増えるばかりで、整理するのが大変だったもんなぁ……。
途中で嫌になって投げ出して放置したままで……。
そうだ!
今度≪ エルゼシア大陸 ≫に戻った時に記念コインを整理しようかな?
マオ
「 ──セロ、次≪ エルゼシア大陸 ≫に戻るのって何時だっけ? 」
セロフィート
「 4ヵ月後です 」
マオ
「 4ヵ月後か…。
セロ…其の時はさ、実家にも寄
偶
どう…かな? 」
セロフィート
「 マオが望
寄
マオ
「 やった!!
絶
セロフィート
「 はいはい 」
《 セロッタ・ベーカリー 》が見
出
《 セロッタ・ベーカリー 》で提
其
お客
此
騙
まぁ、美
マオ
「 セロはどんなパンを食
セロフィート
「 メニューを見
マオ
「 メニューなんて必
セロなら全
セロフィート
「 マオ…… 」
セロは少
ねぇ…オレ、誘
くうっ──、セロがオレより背
オレは無