表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
182/286

✔ 7.セロッタ・ミュージアム 16 〜 ゴンドラ、乗りま〜〜す 4 〜


セロフィート

「 どうしました? 」


マオ

「 …………セロ…『 ヴドゥフこくおうきてるあいだには 』って…どうことなんだ? 」


セロフィート

のままのです 」


マオ

「 『 のまま 』って?? 」


セロフィート

きたいです? 」


マオ

「 …………うん… 」


セロフィート

「 ヴドゥフおうこくのヴドゥフこくおうマセンアルカさまは、うちからあんさつされます 」


マオ

「 ──は?

  あんさつ??

  なんでヴドゥフこくおううちあんさつされるんだ?? 」


セロフィート

おうぞくとはそううものです。

  マオのちちかたははおや(前王妃)どくさつされたのをわすれました? 」


マオ

「 …………わすれてないよ…。

  もと(もと)びょうじゃくだった(ばあ)(さん)どくって、とうさんもろともものにしようとしたさいていやつたってことぐらい……。

  だけどさ、オレの(ばあ)(さん)どくったのはうちはんこうじゃなかったんだろ? 」


セロフィート

それはどうでしょう。

  たちしていたはんにんは、たちさからえないたちものだったのうせいたかいですし。

  かんじゃすくこと使めいとしたさからえないあい──。

  エルゼシアこくおうぜんエルゼシアおうできあいしてましたし、たちから『 どもさずかるのはむずかしい 』とまでしんだんされていたぜんエルゼシアおうかいにんしたとわかったときは、まるでぶんことようよろこんでました。

  ベッドからられないぜんエルゼシアおうぶんまでエルゼシアこくおうまいにちかさず〈 たい(しん)りく(こう)しんエルゼシア 〉にかんしゃいのりをささげていました。

  えんではないことです。

  エルゼシアこくおうぜんエルゼシアおうごころめられたいのりがとどいたほどです。

  エルゼシアこくおうはんにんではなく、ぜんエルゼシアおううばわれたがいしゃです 」


マオ

「 …………うん…。

  だけどさ、なんはんにんとうさんをごもった(ばあ)(さん)使つかってころさせたんだよ?

  どもってさぎになるだろ?

  だいつぎぎがたんじょうするかもれないのに、しゅっさんまえころすなんてさ、どうかんがえてもオカシイよ! 」


セロフィート

「 エルゼシアこくおうぜんエルゼシアおうとうにはめずらしいれんあいけっこんでした。

  エルゼシアこくおうにはりょうしんめたぞくれいじょうこんやくしゃました。

  くあるせいりゃくけっこんをすることになってわけです。

  しかし、エルゼシアこくおうせいりゃくけっこんあいとのこんやくして、ぜんエルゼシアおうけっこんしました。

  りょうしんとくははおやこんやくされたぞくれいじょうは、ぜんエルゼシアおうことくはおもわなかったでしょうね。

  なにはじめからびょうじゃくだったわけですし。

  ぜんエルゼシアおうがエルゼシアこくおうははおやぞくれいじょうからうとまれ、うらまれるゆうじゅうぶんにあったでしょう 」


マオ

「 …………こく(じい)おう(さん)……。

  しかして……(ばあ)(さん)どくられたのって、じつこく(じい)おう(さん)だったかもれないのか?? 」


セロフィート

きにしもらず…でしょうね。

  こんやくされたぞくれいじょうおうせんぞくどくさつをさせるだけのちからはないでしょう。

  いくうらめしいとっても、エルゼシアおうねらえばつみとらわれますし、いちぞくもろともこうかいしょけいされるでしょうし。

  エルゼシアこくおうこんやくしゃえらばれるほどぞくれいじょうです。

  いちぞくせいにするほどしゃではないでしょうし、だいなリスクをおかしてまでふくしゅうしようとはかんがえないでしょう 」


マオ

はんにんこく(じい)おう(さん)こんやくされたぞくれいじょうじゃないんだ…。

  …………こく(じい)おう(さん)ははおやわざ…なのかな?? 」


セロフィート

「 どうでしょう。

  のうせいるかもれません。

  あくまでものうせいはなしです 」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ