マオ
「 此のミルクも入れ物も使い捨てのオシボリ,ペーパーナフキンも売ってるんだよな? 」
セロフィート
「 買えますよ。
固定ケースも売ってます 」
マオ
「 何でも買えるんだな。
なぁ、ティーセットって幾らで売ってるんだ? 」
セロフィート
「 安くはないです。
ティーポット,ミルクポットが1つ、ティーカップ,ソーサー,砂糖小皿,ミルク入れ,ティースプーン,ティーナイフを4つ。
以上が入ったバスケットなら99.000U程でしょうか。
勿論セットでなく単品でも買えます 」
マオ
「 バスケットは高いんだな。
ボッタクってないよな? 」
セロフィート
「 ボッてません。
安心してください 」
マオ
「 うん…。
売ってるティーセットにもコーティングしてるのか? 」
セロフィート
「 コーティングはしてません。
割れたら終わりです 」
マオ
「 買ってもらえる様にかよ? 」
セロフィート
「 そうです。
──マオ、バッジは3個でしたね 」
マオ
「 うん、そうだけど…… 」
セロフィート
「 《 セロッタ・カンパニー 》《 セロッタ・ベーカリー 》《 画廊店セロッタ 》で買い物をすればバッジを貰えます 」
マオ
「 そうなんだ? 」
セロフィート
「 休憩が終わったら行きます? 」
マオ
「 うん!
行くよ。
じゃあ、バッジを3個ゲット出来るな!
此でバッジは6個になるし。
其の後はゴンドラに乗って、バッジをゲットだ!
残り3個かぁ…。
どうしたら手に入るんだ? 」
セロフィート
「 其の続きは7個集める迄秘密にします 」
マオ
「 えぇ〜〜〜…… 」
セロフィート
「 お楽しみは取って置きましょう 」
マオ
「 〜〜〜〜分かったよ 」
オレはマカロンを口に放り込んだ。
初めて食べたマカロンは甘くて……、パサパサしてる。
食べ慣れるには時間が掛かりそうだ。
マカロンは美味しいけど、好みが分かれるスイ茶ちゃー菓がツ子しかも知しれない。
カステラにすれば良よかったかなぁ…?
次つぎ、休きゅう憩けいする時ときはカラフルなカステラにしよう!
オレはマカロンを完かん食しょくする為ために紅こう茶ちゃのお代かわりを何なん度どもした。
紅こう茶ちゃをお代かわりに行いった時ときに〈 器うつわき人にんにん形ぎょうか 〉の店てん員いんから、新しん作さくス紅こうイ茶ちゃー菓がツ子しの “ どら焼やき ” って言いうお菓か子しの生き地じを貰もらった。
セロは《 セロッタ・ミュージアム 》の創そう立りつ者しゃだから、オマケしてもらえたんだ。
えへへ、役やく得とくだな♪
どら焼やきが何どんなス紅こうイ茶ちゃー菓がツ子しなのか分わからないけど、出で来き立たての生き地じは美お味いしそうだ。
そうそう、セロは創そう立りつ者しゃだから、セロカは必ひつ要ようない。
休きゅう憩けい所じょのス紅こうイ茶ちゃー菓がツ子しもセロは何なん皿さら食たべても無む料りょうなんだ。
セロ自みずから試し食しょくチェックを兼かねてるみたいだ。
Pポイント払ばらいしなくても良いいなんて羨うらやましい……。
マオ
「 セロ〜〜。
お待またせ!
店てん員いんさんがセロに試し食しょくしてほしいんだってさ!
新あたしいス紅こうイ茶ちゃー菓がツ子しを考こう案あんしてるんだってさ 」
セロフィート
「 どら焼やきですね。
知しってます 」
マオ
「 えぇ〜〜〜。
何なんだよ〜〜、知しってたのかよ… 」
セロフィート
「 ふふふ。
創そう立りつ者しゃですし 」
オレはセロのソーサーの上うえに紅こう茶ちゃの入はいったティーカップを置おいた。
セロフィート
「 有あり難がとう、マオ 」
他た愛あいのない話はなしに花はなを咲さかせながら、セロと一いっ緒しょに紅こう茶ちゃを飲のんで、どら焼やきの生き地じを食たべた。
何なんか此これってデートっぽいんじゃないのか?
何なんか此これって良いい感かんじ?
休きゅう憩けいを終おえたセロとオレは休きゅう憩けい所じょを出でる事ことにした。
お盆ぼんトレイはテーブルに置おいとけば良いいみたいだ。
店てん員いんが片かた付づけてくれるらしい。
戻もどさなくて良いいなんて、楽らくだなぁ。
セロフィート
「 マオ、何ど処こから行いきます? 」
マオ
「 う〜ん……、未まだ昼ひる食げランチには早はやいよな。
《 セロッタ・カンパニー 》行いって、《 画が廊ろう店てんセロッタ 》に行いったら、ゴンドラに乗のりたいな。
でさ、此こ処こに戻もどって来きたら《 セロッタ・ベーカリー 》で昼ひる食げランチするんだ!
どうかな? 」
セロフィート
「 マオが其それで良よいなら 」
マオ
「 よ〜し!
じゃあ、行いこう! 」
セロフィート
「 はいはい 」
オレはセロの手てを握にぎると休きゅう憩けい所じょを出でた。