──*──*──*── 休憩所
マオ
「 へぇ〜〜〜。
此処が休憩所なんだ?
売り場の奥にあるんだな。
──あっ、此処にも地図がある!
…………休憩所って円形になってるんだ?
真ん中は……子供の遊び場? 」
セロフィート
「 子供はジッと出来ません。
親が少しでも落ち着いて休憩の出来る様に設置してます 」
マオ
「 楽しそうに遊んでるな〜〜 」
セロフィート
「 マオも混ざって遊びます? 」
マオ
「 何でだよ!
遊ばないよ!
えぇと……彼処で好きな紅茶と茶菓子を選べるんだよな? 」
セロフィート
「 そうです。
選り取り見取りです 」
マオ
「 早く行こうよ! 」
セロフィート
「 はいはい 」
オレはセロの手を引っ張りながらカウンターを目指した。
──*──*──*── カウンター前
カウンターはガラス張りにされていて、中には小皿に載ったスイ茶ちゃー菓がツ子しが入はいっている。
ス紅こうイ茶ちゃー菓がツ子しは何どれも美お味いしそうで、何どれにしようか迷まよってしまう。
1皿さら100Pポイント払ばらいすれば、ス紅こうイ茶ちゃー菓がツ子しは何なん皿さらでも食たべても良いいらしい。
Pポイント払ばらいって、意い外がいと勿もっ体たい無ない気きがするんだよなぁ…。
1000Pポイントを1.000Uユロにキャッシュバック出で来きる訳わけで……。
だけど、此この量りょうで1皿さら100Pポイントは安やすいとも思おもうんだよなぁ。
マオ
「 セロ、此この丸まるっこくてカラフルなのは何なんだ?
初はじめて見みるス紅こうイ茶ちゃー菓がツ子しだよな? 」
セロフィート
「 其それはマカロンです 」
マオ
「 マカロン??
5種しゅ類るいの味あじが楽たのしめるんだ?
そう言いうの多おおいよな 」
シフォンケーキも四し角かくに切きられていて、5種しゅ類るいの味じが楽たのしめる様ようになっているし、ケーキも食たべ易やすい大おおきさで、3種しゅ類るいが小こ皿ざらに載のっている。
何どれも美お味いしそうだし、100Pポイントを払はらっても食たべたくなるかも??
セロフィート
「 マオ、何どれにするか決きめました? 」
マオ
「 うん。
オレはマカロンにしようと思おもうんだ。
セロは何どれにするんだ? 」
セロフィート
「 ワタシはバームクーヘンにします 」
マオ
「 バームクーヘン?
バームクーヘンは3種しゅ類るいしか皿さらに載のってないよ 」
セロフィート
「 マカロンより大おおきいですし。
マオ、会かい員いん登とう録ろくをしたセロカを其そ処このパネルにタッチしてください。
タッチすると店てん員いんさんが小こ皿ざらをガラスケースから出だしてくれます 」
マオ
「 うん 」
セロに言いわれた通とおり、首くびから下さげてるセロカをパネルにタッチしてみた。
パネルにセロカをタッチすると、「 初はじめての御ご利り用ようだね。有あり難がとう 」ってセロカ君くんの声こえが流ながれて来きた。
其その後あとに「 初はじめてのご利り用よう記き念ねんに限げん定てい記き念ねんバッジをプレゼントするよ。店てん員いんさんから受うけ取とってね 」
マオ
「 セロカ君くんバッジが貰もらえるのか? 」
セロフィート
「 休きゅう憩けい所じょとコラボしたセロカ君くんバッジです 」
マオ
「 やった!
バッジが1つ増ふえて3個こになったぞ! 」
セロフィート
「 3個こ…です? 」
マオ
「 うん。
此この調ちょう子しでバッジを集あつめるんだ!
──あっ、店てん員いんさんがバッジを出だしてくれた! 」
オレは〈 器うつわき人にんにん形ぎょうか 〉の店てん員いんから限げん定てい品ひんのセロカ君くんバッジを受うけ取とった。
後あとでバッジケースの中なかに入いれないとな!
〈 器うつわき人にんにん形ぎょうか 〉の店てん員いんがガラスケースの中なかからマカロンが載のっている小こ皿ざらを出だしてくれた。
長なが四し角かくのお盆ぼんトレイにはス紅こうイ茶ちゃー菓がツ子しの小こ皿ざらが載のっていて、紅こう茶ちゃを淹いれる為ためのソーサーと空からのティーカップ,ティースプーン,ソーサーよりも小ちいさな小こ皿ざらが載のせられていた。
マオ
「 セロ、此この小こ皿ざらって何なにを入いれるんだ? 」
セロフィート
「 角かく砂ざ糖とうです 」
マオ
「 そうなんだ? 」
セロフィート
「 マオ、左ひだりへ進すすんでください。
紅こう茶ちゃを選えらべます 」
マオ
「 うん 」
言いわれた通とおりに左ひだりへ移い動どうすると、ティーポットが沢たく山さん並ならんでいる。
ティーポットには紅こう茶ちゃの名な前まえが書かかれている。
横よこには紅こう茶ちゃの色いろが分わかる様ようにティーカップが置おかれているけど、此これは本ほん物もののティーカップじゃなくて、《 セロッタ・ベーカリー 》で見みた “ 食しょく品ひんサンプル ” ってやつだ。
本ほん物もののティーカップと紅こう茶ちゃと見み間ま違ちがえてしまう程ほどの完かん成せい度どの高たかさに吃びっ驚くりだ。
オレは迷まよいに迷まよった挙あげ句く、ラズベリー味あじの紅こう茶ちゃに決きめた。