ホームス:セロフィート
「 無能警部は無能らしく本底と合う靴を探してください。
地道な捜査は大切でしょう。
無能警部に任せます 」
タンダレル
「 おい!
足跡の追跡はどうするつもりだ?! 」
ホームス:セロフィート
「 そんな事はワタシの情報屋に任せれば良いです。
送り先は警察署で良いです?
転移します。
今日はお疲れ様でした 」
タンダレル
「 おい、話は未だ──!
勝手に── 」
タンダレル警部が未だ何かを言いたそうだったけど、セロは容赦なく古代魔法を発動させた。
タンダレル警部の姿は転移魔法に依って消えてしまった。
きっとセロの言う通り、警察署に転移されてしまったんだろう。
タンダレル警部は足跡の追跡をしたかったに違いないよ。
ワトスン:マオ
「 ホームス、タンダレル警部の話を最後迄聞いてあげても良かったんじゃないのか?
いきなり警察署送りにしたのは強制的過ぎだよ。
無能呼ばわりし過ぎだし… 」
ホームス:セロフィート
「 無能に無能と言って問題あります? 」
ワトスン:マオ
「 辛辣!! 」
ホームス:セロフィート
「 警察署へ転移させたのは敢えてです。
無能警部を危険から遠ざける為でもあります。
此方もやるべき事が残ってますし、無能警部は邪魔になります 」
ワトスン:マオ
「 邪魔って……。
タンダレル警部が1人で殺害現場に向かって、足跡を辿って殺人鬼達や犯人達の居場所に向かったらどうするんだよ?
そしたら警察署送りにした意味ないじゃんか! 」
ホームス:セロフィート
「 其なら其でも構いません。
タンダレル警部は本当に無能だった──と証明されるだけですし。
そうなると明日は何ど処こかで無む能のう警けい部ぶの死し体たいが発はっ見けんされるかも知しれません 」
ワトスン:マオ
「 ホームス!! 」
ホームス:セロフィート
「 可か能のう性せいの話はなしです。
明あ日す火曜日インシェは《 セロッタ探たん偵てい事じ務む所しょ 》の会かい議ぎ室しつで目もく撃げき現げん場ばでの検けん証しょう結けっ果かの報ほう告こくと今こ後ごの捜そう査さについての話はなし会かい合あい議ぎをする事ことにもなってますし、1人りで乗のり込こむ様ような無む謀ぼうはしないと思おもいますけど? 」
ワトスン:マオ
「 其それは…そうだけど…… 」
ホームス:セロフィート
「 ワトスン、目もく撃げき現げん場ばへ戻もどりましょう。
蛍けい光こうペインキを撒まいて、足あし跡あとの型かたを取とります 」
ワトスン:マオ
「 え゛っ?!
今いまから行いくのか??
夕ゆう食げディナーは? 」
ホームス:セロフィート
「 減へらない飴あめがあるでしょう。
明あ日す火曜日インシェの朝あさ迄までに済すませます。
今こん夜やは朝あさ迄まで寝ねかせません♪ 」
ワトスン:マオ
「 ………………オレ、最さい低ついでも8時じ間かんの睡すい眠みんが必ひつ要ような身しん体たいからだだった様ような気きがするんだけど?? 」
ホームス:セロフィート
「 はて?
そうでした?
細こかな事ことですし、気きにしてはいけません 」
ワトスン:マオ
「 気きにするけど!! 」
ホームス:セロフィート
「 ──目もく撃げき現げん場ばへ行いきます。
ワトスン、ワタシから離はなれないでください 」
ワトスン:マオ
「 うん… 」
セロに手て招まねきされたオレは、セロの左ひだり横よこに立たって、セロの腰こしに抱だき付ついた。
抱だき付つく必ひつ要ようはないんだけどな~~~(////)
セロが古こ代だいエンシェント魔ま法ほうマジックを発はつ動どうさせる。
足あし元もとに転てん移い魔ま法ほうマジックが現あらわれると眩まばゆく光ひかった。
態わざ々わざ目もく撃げき現げん場ばに転てん移いして、蛍けい光こうペインキを撒まいたり、足あし跡あとの型かたを取とったりしなくても、セロなら古こ代だいエンシェント魔ま法ほうマジックを1回かい発はつ動どうさせるだけで終おわらせれるんじゃないのか?
殺さつ害がい現げん場ばの事ことだってそうだ。
態わざ々わざタンダレル警けい部ぶを連つれ回まわして、殺さつ害がい現げん場ばに行いって蛍けい光こうペインキを撒まいたり、足あし跡あとの型かたを取とるる必ひつ要ようなんてなかった筈はずだ。
何なんでセロは態わざ々わざこんな回まわりくどくて手て間まの掛かかる事ことをしてるんだろう……。
オレにはセロの考かんがえが分わからない。