おぃ!浮くのよ!!
「あります!たしかに勇者の称号があります!それにスキルもありまし・・・」
あるんだ勇者の称号が、それもスキルまであるのかよ、逃げれない。
「あの~これから僕は何をして何を倒せば良いのですか?やっぱり魔物とか魔王を倒すのですか?」
「最初に、この国の言葉と読み書き、剣術、魔法の練習していただき、最終目標は魔王討伐ですね。魔王を倒していただければ魔王の魔石から帰国のための魔法陣が完成します」
帰る方法が酷い、倒さないと帰れないって何さ!?
死にたい・・・って死ぬかも・・・虫も殺せない僕が殺せる訳ないし自殺なんてできるはずもない、なにもかも積んだ。
あぁー猛勉強して進学校入ったのに、ゆくゆくは一流大学に行って海外支社のある会社に入り可愛い金髪碧眼の彼女を作り最後は結婚して可愛い女の赤ちゃんを作って・・・壮大な夢がついえた。
「はぃ!わたしが、け・結婚して可愛い赤ちゃん産みます!!」
「え・えぇーーーーーー」
声に出てたーだめだーど・どうしよう 変な汗が全身から吹きでてる
「わ・わたくしは可愛くないですが金髪碧眼です!絶対に可愛い赤ちゃんを産んでみせます」
「お・おねがいします」
土下座したままジャンピング土下座して何てこと言ってんだーーー!
ん?なになに??僕の脇の下に指が入ってくる、え?え?そのままベッドに押し倒された。
「旦那様、今日はお疲れでしようからお風呂に入って早めにお休みください♡」
だ・旦那様!?気のせいか♡マークまでついてる気がする。
だめだ何も考えられない。ここはメロンさんの言うように素直にお風呂に入って寝よう。
今まで見る余裕がなく見えてなかったが、この部屋には扉が3つある。
一つは出入り口として後はトイレとお風呂かな?
キョロキョロしているとメロンさんがお風呂まで案内してくれた。
ドアは読めないが『お風呂』とでも書かれているみたいだ。
ドアを上げると脱衣所あり洗濯物を入れるカゴまでおいてあった。
僕は父の会社のノベルティのTシャツにトランクス一枚・・・制服でも着てたら少しはかっこよく見られたかな?
「よし!馬鹿なこと考えてないでお風呂入ってサッパリしよう!」
Tシャツとトランクスを脱いでカゴに入れてお風呂ドアをあげるお風呂部屋は日本で入るお風呂より豪華だった。
シャワーはないが猫足のようなお風呂に床は綺麗な水色のタイル壁にはレリーフタイル、ちゃんと洗い場もあり6種類のビンが置いてある。
とりあえずかけ湯をして頭と体を洗おう。
ビンには木の札がついているが、どれがシャンプー変わらないので一つ一つ少量を手に取って手を擦って確認していく。
当たりぽいので頭を洗う。
カチャ
うつむき加減で頭を洗ってるとドアが開き誰かが入ってくる!?
「お背中お流ししますね♡」
慌てて桶をとりお風呂からお湯をすくおうとしたがパニック状態では桶も取れず手が空を舞う
「あん♡」
空を舞っていた手がプルンとした何か、そう何かにあたって色っぽい声が僕の全身を駆け巡った。
それからは良く覚えていない。全身隅から隅まで洗われ、お風呂は抱っこされて後頭部がメロンさんのメロンにもたれかかっていたことあとは・・・
『メロンって浮くんだな!』
そんなことを思いながらいつの間にかベッドで寝ていた。
次回に姫様目線で説明回いれまする。
文才なくてごめんなさい!




