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無色のエクリプス  作者: 六道傑
1/8

プロローグ

※まず、始めに

これは食べ放題の店員達はアホばかり、第二期、第三期と

独りぼっちの最凶、あかりシンフォニア、なにかを追いかけて

この六作を読んでからこちらを拝見してください。

それではどうぞ


雷が鳴った。


その光で見えるのは


宇宙にまでいくんじゃないかというくらいの


長い塔が見える


ここが・・・・私の職場?


私はもらった地図を見てから周りを見渡す


うん。ここだわ。


明らかにブラック企業ですよという感じがする


私・・・・大丈夫かな?


塔の扉を開ける。


普通の会社なら扉を開けたらカウンターとかあるんだろうが


真っ暗でなにも見えない。


私はすみませーんという聞こえないであろう声をだすと


「お待ちしておりました。湯浅美香殿」


いきなり電気がついて、そこにいたのは


私よりも身長は小さいが、その姿は熟練者を気取っていた、女の人だ


この人が社長なのかな?


「はじめまして!今日からお世話になります。湯浅美香です!よろしくお願いします!」


「うむ。私はあなたの世話係に任命された、近藤識(こんどうしき)ともうします。ここは上下関係はぬるいので、識で構いませんよ」


識さんっと、私の頭の中のメモ帳に書き留める


すると


「おや?新人かい?おお。美香じゃないか。久しぶりじゃのぉ」


聞きなれた声がして振り向くと私の祖父、湯浅慎太郎がいた。


いや、本当は血は繋がってないけどね


そこらへんは食べ放題の方を見てほしい


「あれ?慎太郎さんもここで働いてたの?」


「まぁのぉ。ワシが退屈しない場所はここしかないわい」


そう言って笑う慎太郎さん。


退屈しない・・・・か


そんなことを思ってると


「これより、湯浅美香の身体能力を計りたいと思いますが、準備運動はお済みですか?」


「ほえ?身体能力?準備運動?」


「これこれ識、美香はうちの仕事を知らんから一から教えんと」


「・・・・ならば今唯殿が仕事をしているので見てきたらどうですか?」


「こっちじゃ。ついてこい。美香」


慎太郎さんに連れられるまま塔の30階のところへついた


すると。


「あら?新人?私よりも歳上じゃない?」


高校生くらいの女の子がなんと血のついた刀をもってやってきた


私は小さい悲鳴をあげて慎太郎さんの後ろに隠れる。


「あら、怖がらせちゃったかしら。私の名前は佐藤唯よ。」


「あなたたちの仕事って・・・・」


「察しがいいな。美香。そうじゃわしらの仕事は『殺し屋』じゃ」

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