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十月七日
十月七日
ああ。
わたしのいのちが、ついえる。
からだじゅうにぞうしょくしたキンは、わたしをくらいつくし、つぎのシュクシュをさがすだろう。
いままで、わたしがしっていたキンでも、L-13でもない。
あらたなせいめいたい。あらたなさいぼうぐん。
こうかいしているのだろうか。
いや……こうかいはしていない。
ただ、わたしたちのコのいくすえを、みることができないことが、こころのこりだ。
わたしはしぬまで、けんきゅうしゃでありたい。
これがわたしのけんきゅうだ。
これがわたしのじんせいだ。
ても、あしも、くずれた。
もう、めもみえなくなりそうだ。
わたしはL-13のうでのなかで、ねむりたい。
ねぇ、ねぇ、愛しい君。
聴こえる？ 聴こえる？
愛しているよ……。
おやすみなさい──。
