表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
研究日誌  作者: 山石尾花
13/26

九月五日

 九月五日


 普段、私はコンタクトレンズをつけている。視力は悪く、とても度の強いものを使っているのだが……。


 今朝起きたら、随分と視界がクリアになっていたのだ。

 レンズをつけたまま眠ってしまったのかと鏡に向かい、確認したが、ちゃんと外してある。裸眼の状態だ。

 私は試しに、窓の外を見てみた。ハイツの真正面にある信号さえぼやけて見えなかった私だが、はっきりと、色も形も、交差点の看板表示まで見えた。


 つまり、視力が回復しているのだ。


 考えられる原因は一つ……L-13。



 このような変化が起こったのは私だけなのだろうか?

 Y教授は? S講師は? 今までの研究員たちは?


 我が身の変化に戸惑う。

 恐怖と恍惚の狭間で、私は日誌を綴っている。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ