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研究日誌  作者: 山石尾花
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四月七日

 四月七日


 今日から念願の研究室配属となった。配属記念、と言っては何だが、自身の研究者としての考えや思いを記録していくつもりだ。

 

 Y教授のいる研究室に憧れ、この大学を目指したと言っても過言ではない。

 長年の夢が叶い、この研究室で研究できることを誇りに思う。私に声をかけて下さったS講師には感謝しても仕切れない。S講師の口添えがなければ、おそらく教授は私を助手として受け入れてはくれなかっただろう。教授は気難しい方だと有名なのだ。


 研究棟六階にある研究室に初めて足を踏み入れた時の感動と言ったら……筆舌に尽くしがたい。

 教授に挨拶だけ済ませ、私は準備室でS講師から研究に関する諸注意や機材の使用方法等の説明を受けた。そして、歴代の先輩方が残していった研究ノートの束を渡された。今後、細かい研究記録はそのノートに記録するように、とのことだ。


 私は帰宅するまでの時間、その研究ノートを読み耽った。読み切れなかった分は、持ち出しの許可を得て、自室へ持ち帰った。なくさなければ、返却はいつでも構わないとのことだったので、週明けの月曜日までに読んでおこうと思う。


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