ニート、女子高生になる
俺、鉄村 湊は大学卒業後就職できずにいた。
しかし、俺は大丈夫だ
やる気になれば、就職出来る
しかし、今はしない
俺は家で寝たい、遊びたい
だから、後3年は親の世話になろう
と思っていた。
だから、就職しないまま二年が過ぎた
俺はまだこの安全な生活が続くと思っていた
しかし、そうはいかなかった
親父の会社が倒産した
えっ、嘘だろ?と思った
しかし、本当に倒産していた
だから、親に働け勧告され、やむなく就職先を探す
しかし、俺が思う良いところはない
俺、絶望
しょうがなく、普通の商社を受けた
なんと不合格
俺はヤバいと思った
だから、アルバイトを探した
結局受かったのは、コンビニ
明日からだ。
今日は早く寝よう。
そして、翌日
俺は走っていた
理由は寝坊したからだ
バイトの開始時刻は9時
今、8時40分
ヤバい、ヤバスギル
道路の角を曲がろうとした
ドン
俺は誰かとぶつかった
転けそうになる
だが、なんとか踏ん張れた
そのまま走る
すると、いくら走っても着かない
おかしいなと思いながら走る
そこには家が
あれ、いつの間にか逆走していたみたいだ
俺は方向転換して走る
いつも以上に疲れる
だけど、そんなこと言ってる場合じゃない
俺は走る
やっと着いた
従業員用入口に手をかけて入った
すると、店長が立っていた
俺は足がもつれながらも、店長に、歩み寄った
店長がこちらに気づく
不思議な顔をされた
あれ?覚えてない?昨日、来たのに?
すると、店長が口を開く
誰?と
俺は、昨日面接にきた湊ですという
あれ?俺ってこんなに声高かったか?
横の鏡を見る
鏡に写っていたのは
16から18の制服を着た美少女だった
俺は、あまりの出来事に叫んだ
店長がまた不思議な顔をする
俺は、いったい??
俺は叫んだ
店長は何がなんだか分からなかった
だって知らない女子が入ってきたかと思うと、いきなり叫びだしたから
このままではあらぬ誤解をかけられそうだと思った店長は
目の前の女子を店の中に入れて、ドアの鍵を閉めた
普通の人が見れば、この行動自体が誤解を招くが、店長はこのとき頭が回らなかった
店長は女の子が叫び終わったのを確認すると、大丈夫かい?
と聞いてみた
すると、女の子はこちらを注視してきた
店長はさっきまでは焦っていて気づかなかったが、目の前にいる女の子の顔がめちゃくちゃ可愛かったということに気づいた
女の子は はい、一応落ち着きました、叫んでしまってすいませんと言ってきた
店長はもうひとつあることに気付いた
それは、この女の子の着ている制服についてだった
見覚えがある制服だった
その制服はここらでは有名なお嬢様学校の宮地学園のものだった
店長は迷った末に、宮地学園に電話をかけていた
十分ぐらいたった頃だろうか、お店の呼び鈴が鳴った
店長は慌ててお店に向かっていった
その頃、俺は唖然としていた
なんで俺は女子高生になっているのだろうか
あの店長、どこに行ったんだろう?
と考えていると
店長がこっちに帰ってきた
と思ったら、後ろに知らない人が三人いた
なんか偉そうな男の人が一人
顔がきつそうな女の人が一人
白衣を着た女の人が一人
すると偉そうな男の人が、店長に はい。この子はうちの生徒です。どうもありがとうございました。と言った
続けて、白衣の女の人が、それじゃあ、瑠美さん、学校に戻りましょうか?
俺の名前は瑠美っていうのかと思って、あたふたしていると
店長が助け舟をだしてくれた
この子、記憶を無くしているみたいなんですよ、大丈夫ですか?
偉そうな男の人が そうなんですか?それは、ヤバいですね、近藤先生、保健室で診てくれますか?
白衣の女の人が はい。いいですよ、保健室で診ましょう
そして、俺はそのまま三人に連れられて、宮地学園に連れて行かれた。