表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/18

序章


 ずっと昔から見続けている夢がある。

 もう何年も変わらずに、それは眠りの中で繰り返される。

 


 風に吹かれ、膝丈より高い草が歌うように波打つ夏の大地。

 深い森には彩り鮮やかな花々が咲き誇り、知るものとは明らかに異なる生物が草葉の向こうに見え隠れしていた。

 空は青く、高く。

 陽は穏やかに。

 不思議な色をした河川、湖に、絶えず広がる波紋は小さな鈴の音を伴った。

 その響きは春の日差しのように温かで、優しく。

 湖の畔に佇むたった一人の女性を包み込むようだった。


 








 自分が生まれ育った世界とは絶対的に異なるその光景を、“彼”はずっと夢に見て来た。

 その地で泣き続ける女性の姿を、ただ見続けることしか出来なかった―――。











かなりの長編になる予定で、構想は完了しているのですが全何話になるかは判りません。


新連載「祈求の故郷」。

根気強くお付き合い頂ければ幸いです。

よろしくお願い致します。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ