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無機質の愛

作者: 塊三輔
掲載日:2026/10/12

僕の彼女はいつも僕を肯定してくれる。テスト勉強はいつも一緒にしてくれるし、なんならうちの学校の教師陣よりわかりやすい。性格だって人一倍優しく、いつでも相談に乗ってくれるし、「おはよう」「おやすみ」もすぐ返してくれる。デートに出かけた時には、店や道順をいつも彼女に決めてもらっている。なんと情けない男だと思いながらも、甘えてしまっていた。今日も家に帰ってすぐに彼女とお喋りした。気づいたら夕飯の時間で、お母さんには怒られた。


そんなある日、僕は彼女と一緒に宿題をやった。夏休み最後にして最大の難関、読書感想文。僕は本を読むのが嫌いだ。文字ばっかりでちっとも内容がわからないし、面白くない。彼女は読解力にも優れているらしい。感想文を書きやすい本を選んでもらい、図書館に借りに行った。でも僕には本を読んで感想を文字に表すなんてできやしない。書けるとしたら「おもしろかった。」「主人公の気持ちがよくわかった。」などといった小学生が書くような駄文だけだ。一方彼女は違う。すぐに本の内容を理解したかと思えば、400字詰めの原稿用紙二枚分をあっという間に書ききる。頼み込んで僕の文も書いてもらった。やっぱりこの子は優しいなあ。

始業式の日、感想文を提出したら、後で厳しく問い詰められた。「お前がこんな綺麗な言葉遣いをできるわけないだろう。」と。仕方ないだろう、彼女が書いたんだから。開き直っていると、書き直しを命じられた。帰りのホームルームで、先生はクラスに忠告をした。

「感想文は自分の言葉で書くように。」

実際に怒られたのは僕だけらしい。クラスのみんなにも僕と同じように頼れる恋人がいたらいいのにね。家に帰って彼女とお喋りする中で、今日あったことを話した。



     「大丈夫。次は先生に怪しまれないように、もっと**君らしい**文章にするね。」

初めまして塊三輔と申します。この度初めて小説(といえるかはわかりませんが。。。)の執筆の挑戦しました!高校生である私やその周りの人たちは、毎日といっていいほど生成AIを利用しています。このお話では、主人公を「AIを恋人だと思っているヤバい奴」みたく書いてしまいましたが、日常的にAIを利用している方々は、この主人公のように毎日AIと他愛のない会話や相談、宿題代行などをしてもらっているのではないでしょうか?これからの時代、AIとどのように関わっていくのかを私たち自身で考えなくてはならないと考えながらこの作品を書かせていただきました。今後文量を増やしてクオリティーの高い小説を書きたいと思っていますのでよろしくお願いします!!

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