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SCR -Specific mutant Cells organism Rangers-   作者: none
#1 change my feature
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#1 change my feature

「舞台は20XX年日本。

人類の平和を脅かす【特異生物】に対抗する秘密組織【SCR】が暗躍する世界。

これは最悪な未来を変えていく、とある3人の物語。」


というわけで始まります。noneと申します。

初心者で非常に拙い文章ではありますが読んでいただけると嬉しいです。


第1話の今回は姿を変える物語。

3人とか言っていますがまだ2人しか出てないです。よろしくお願いします。



feature

fíːtʃɚ(米国英語)/フィーチャー

意味:容貌、姿、特徴、主要点など


*****



#1 change my feature



*****


「おい!!全員動くんじゃねぇぞ!!」



 2月中旬某日──都内某所、中小銀行にて



「ほら早くあるだけの金詰めろや!!!さっさとしろ!!早くしねぇと殺すぞ!!!」


「ひっ!?す、すみませっ!?」


 銀行ロビーの中心で拳銃を片手に叫び銀行員を脅す覆面をした黒い服の男が1人。フーッフーッと荒い呼吸をしながら銀行を訪れた客に向けて拳銃を向けている。


 広くもなければ狭いわけでもない中小銀行の支店の一つ。営業時間中というのにシャッターが締め切られており、銀行内では異質な雰囲気と強盗犯の怒声と客の恐怖が混ざりあってその場を支配していた。


 いつもの日常業務をこなしていた銀行員や平日のお昼前に銀行にやってきた親子や老人は顔を青くし両手を上げながら震えている。


「チッまだか……!?まだかよ遅ぇんだよ!」


「申し訳ありません、現在現金を集めているとこでして」


「さっさとしろや!サツが来たらお前ら皆殺しだからな!!」


 強盗犯が乱暴に近くの女性の髪を掴み頭に拳銃を突きつけ、きゃああ!と悲痛な悲鳴が上がる。


 誰かが堪えるようぐっと息を呑んだ。


 掴まれた女性の悲鳴に反応したのか、子供がグスグスと泣き始める。そばで必死に母親が宥めるが子供は泣き止まず、男は苛立ったようにあああああぁああぁ!!!と叫んだ。


「うるっせぇな!早くそのガキ黙らせろや殺すぞ!」


「ごめんなさい!ごめんなさい!ほら、大丈夫よ、お母さんいるからね」


 しかし、どれだけあやそうとも一度泣き始めた子供が落ち着く気配は無い。


 強盗犯は掴んでいた女性を乱暴に投げ捨て、子供に向けて拳銃を構える。それを見て青ざめた母親が子供を抱きしめ後退ろうとするが恐怖の枷がついた足は上手く動かず空を切り、2人まとめて座り込んで動けないままガタガタと震えながら強盗犯を見上げた。


「うわあああぁあぁああんっっ!!」


「黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れっ黙れ!!」


 強盗犯の眼は血走り声はひっくり返って、引き金にかける指がガタガタと震え始める。


悠人(ユウト)!落ち着いてお願い!」


「黙れええええええええええええええ!!」



 パンッと、1発の銃声と一瞬の静寂。



 男の荒い呼吸。子供の泣き叫ぶ声は止み、


「う、うぅ……」


 子供を庇った母親のうめき声が静寂を破る。


 ママ、と呟き呆然とした表情の子供が倒れる母親にしがみついてその手が赤く染まっていく。それの気づいた誰かの悲鳴を皮切りに銀行内にはパニックとなって客は更に隅へ隅へと押し合う。


「はぁ、はぁ、はぁ、ちがう。こいつが、こいつが勝手に庇いやがって、俺は、ただ、脅そうと!」


 撃った男は自分の行動に動揺したような様子でフラフラと後退り、汗をダラダラとかいてわなわなと震えている。


 その時、


「お前、何してんだ!?!?」



 逃げ惑う人々の山から抜け出し、撃たれた母親へ駆け寄る1人の男。



 青を基調としたシンプルなデザインのワイシャツに黒ズボン。軽くパーマがかかった黒髪で、七三分けのところでゆるくかきあげられた前髪がよく整った顔に少しかかり、手足は長く180はありそうな背丈。左手首には大きく異質な黒い腕輪をしており、厚めの紺色の上着を止血に使っている。


「見りゃわかるでしょ。人命救助よきゅーじょ!」


「うごくな!うごくな!!!?」


「放っといたら止血が間に合わなくて危ないことなるかもでしょ!」


 撃たれた女性は幸いにも肩に掠っただけで見た目ほど重症ではない。駆け寄った長身の男はホッとしつつ、上着の袖部分をむりやり引きちぎり母親の出血部へと巻きつけ圧迫してテキパキと慣れたように止血していき、途中隣で静かに涙を流す少年に大丈夫大丈夫、と笑いかける。


 その様子を後ろからチラチラ見ている強盗犯は止めることもなく焦れったそうに見ている。


「っと、よし。こんなもんか、はい逃げて逃げて〜!」


「お、おい、動くなって言ってんだろ!!!」


 軽く礼を言いながら子供を連れて固まる客の方へと逃げる母親と子供。それに背を向け庇うように片腕を伸ばして強盗犯を制する長身の男は強盗犯と向かい合い、冷たい視線で強盗犯を見つめ返した。


 強盗犯はワナワナと震えながら拳銃を背の高い男へと向けて叫び散らす。


「お、お前も撃たれたいのか!?殺すぞ!?」


「あーあーやだやだ。折角久しぶりに外に出たってのに、胸糞悪りぃの」


「聞いてんのか!!殺すぞ!!?」


 かちゃりと安全装置が外され引き金に震える指が添えられる。キャアアア!!と悲鳴が上がる一方で、長身の男は気怠げそうに首をコキっと鳴らした。


「ったく……はいはい。じゃあどーぞ」


「な!?」


 長身の男は両手を広げて煽る。ニヤニヤと笑うその様は挑戦的だ。


「いいよ撃って。殺すんでしょ?はいどーぞ」


「な、な、な、な」


「えぇ?どうしたのさっきまでの威勢は」


「ぐ……馬鹿にするなよ、俺が撃てないと思ってんなら後悔することになるぞ!?それに!もし避けたら後ろの奴らに当たるからな!!!」


 強盗犯の興奮した叫び声に対して背の高い男の後ろに固まる客が悲鳴をあげた。しかしそれを聴こえていないかのように長身の男はヘラヘラとした態度を崩さない。


「だから撃てって。避けないから大丈夫だよ」


「な、なんなんだ、なんなんだよお前!?」


「大丈夫大丈夫。だってお前」


 強盗犯を指差し、人当たりのいい爽やかな笑顔を浮かべる



「拳銃の扱いド下手だし、避けなくともどうせ当たらないよ」



 ブチッという音とともに覆面の男は発砲した。


 客達の悲鳴。銃弾は真っ直ぐに背の高い男の心臓へと向かって放たれる。しかし、男は焦ることなく放たれた銃弾に向かって手のひらを向けた、その瞬間


「うっ!?!」


 ガシャンッッ!!!


 突然の突風と共に銃弾はその向きを真反対に変えて覆面の男の顔の真横を通り過ぎ後ろにあった銀行の自動ドアのガラスを勢い良く破る。



──何が起こった?



 確かに自分は背の高い男へと発砲したはずだ。なのに何故自分の方へと銃弾が返って来ている?というか、室内というのに何故突風が起きたのか?混乱で拳銃を握る手がワナワナと震える。


「あれあれ?やっぱ下手くそだな〜後ろに向けて撃っちゃうなんて」


「ぐ、何が、何が起きた!?」


 動揺しつつ拳銃を構え直し連続で発砲する。


「っはは、諦めの悪いこと」


 背丈の高い男はそう笑い、腕を前に大きく振る。


 その瞬間、さらに強い突風により全ての銃弾が軌道を捻じ曲げられ跳ね返る。跳ね返った銃弾は強盗犯の後ろにある自動ドアを完全に割りさらにはシャッターを貫通し、加えて突風で強盗犯はその場に転げ近くのソファーに突っ込んで、シャッターは飛ばされて外の光が差し込んだ。


 外には警察が待機しており、何故か銃弾と共にシャッターが飛んできたことに対して騒がしい声が銀行内に届く。それを聞いたかいなや、背丈の高い男は「あ、やば」と顔を青くした。


「な、なにが、何が起きてるんだ!?」


「やべー……怪我人いないよね……?」


 銃弾は跳ね返り自分は突風で転がったことに動揺を隠せない強盗犯とあちゃーと頭を抱える背丈の高い男。



「今だ、みなさん!こっちへ!」



 そして、2人の横を走り抜け、入り口に立つ少し小柄な男がいた。



 赤を基調としたデザインの大きめなニットと黒いスキニー。明るい茶髪で両耳上の横髪は外へぴょんと小さく跳ねており、少し長い前髪はクリっとした大きな猫目へかかっている。小柄な体に少し幼さが残る顔立ちで左手首には背丈の高い男と同様の黒い腕輪が付いている。


 その男の誘導で多くの客が慌てて空いた入り口から逃げていった。


「おー優也ナイス!」


 優也(ユウヤ)、と呼ばれた男はゲッと顔を歪めて焦ったように手を振る


「ちょ、人います!!」


「あ、ごめん」


「なん、なんなんだよお前らぁ!!警察か!?!クソ、クソクソクソ!!全員死ね!!!」


 強盗犯はガタガタと震える手で拳銃に弾を充填し立ち上がって小柄な男に向かって構えメチャクチャに発砲し出す。


 小柄な男──優也はめんどくさそうにそれを一瞥すると、体を俊敏に動かし銃弾を避けながら、逃げる客たちへと向かう銃弾は素手で掴み取っていく。


 ゆっくりと手を開けば何故か焦げた跡のある潰れた銃弾が落ちてカランカランと乾いた高い音をたてた。


「なっ!?」


 強盗犯が驚く間に優也は素早く近づき慣れた手つきで拳銃を奪い、銃口を強盗犯に向ける。ヒッという悲鳴をあげる強盗犯の足元を払って転ばせた後、倒れた男の肩を強く踏みつけながら床を男を型取るように容赦なくドンドンドンドンッッと撃った。


「ひぎゃああああああああああああ!?やめろっやめろおおおお!殺さないでくれえええええええええええ!!」


 残弾の全てを撃ち切った頃には強盗犯は恐怖で白目を剥き、気絶していた。


 その合間にも背丈の高い男が逃げ遅れていた客を全員逃しており、銀行内には2人だけとなって静寂が訪れる。警察は逃げてきた客の保護に急ぎ、中から連続して鳴る発砲音に警戒したのか踏み込んで来ないようだ。


 優也の肩を背の高い男がお疲れ様と叩く。


「いやーなかなかしぶといね、彼。単独で強盗犯やるだけあるわ。もしかして俺たちのお目当て?」


「そんなわけないでしょう。薬をやってるただの犯罪者ですよ」


 ぐい、と覆面を剥がせば顔を真っ赤にした男の顔。優也が男の袖を捲り腕を確認すると素人が注射したような痕がいくつも残っている。


 あちゃーやってんねぇ。と呆れたように笑う長身の男を横目で見て、優也が呆れたような声で話す。


「あと、やるならちゃんとやってください。もし外に飛び出た銃弾が一般人や警察にでも当たったらどうするつもりだったんですか。俺たちが人間を傷つけたら即刻処分ですよ」


「いやぁ犯人も一応人間だしね。俺たちがちょっとポカっとするくらいで簡単に怪我しちゃうわけだし?ギリギリまで動くの迷ったわぁ」


「……まぁ、龍斗さんが動いてくれたんで俺も動けたのはありますけど。俺の力じゃ気付かれず怪我人出さないってのは難しいですし」


 それを聞いた長身の男──龍斗(リュウト)はニカっと笑う


「だろぉ!あの親子が心配でさ。まさか本当に撃つとはね……いやしかし、良い仕事したわぁ。手を一切出さずに制圧するの、何気に凄くね?」


「でも基本警察に任せるべきなんですよ。俺たちの力を見られちゃいけない。絶対に知られちゃいけないことぐらい、分かってますよね?」


 ジロッと睨むような目とイラつきを隠さない声で怒る優也をまぁまぁと龍斗が宥める。


「ごめんごめーん。でも見られてないでしょ、背中越しだしね。それに人間相手だしさ〜気楽にいこうぜ」


「だと良いですけど」


 納得のいっていないような様子の優也。危ない橋を渡ったことに怒っているのだと悟った龍斗がわたわたと焦ってカバーし始める。


「確かに俺たちの存在自体が本来はアウトだし!気をつけるから!ごめん!!」


「……緊急事態だし、仕方ないですけど。捜索のための外出なんだから余計なことはしないでください」


「はいはいリーダー様の仰せのままに。……でもまさか銀行強盗に出くわすとはね。目撃情報があったから出向いたものの、不発かな」


 最近、このあたりでは全く出ないはずのヘビが多く目撃される。人的な被害はまだ出てないけど、噛みついて来て危ないっていう情報があったから確認しにきたのに、ヘビいないなぁ、こいつヘビ人間とかじゃないかなぁと龍斗が強盗犯を指で突きながら悪態をつく。


 そんな龍斗をおいて優也が外へ出ると、銀行前には道路を挟んで広場があり、開けた場所になっている。広場では銀行強盗にあった客達が警察に保護され、色々と話したり怪我をしている人は簡単な治療をしてもらったりしているところだった。広場にいる警察が優也に駆け寄る。


「大丈夫ですか!?」


「あ、いえ。俺は別に。後の処理は任せます」


「は、はい?」


「中で強盗犯が1人。威嚇で撃ったら失神して床で伸びてます。実的な被害者は一名。肩の出血は止血してあります。そっちでも把握してると思いますけど」


「え、中での発砲音はあなたが……?なんて危ないことを!」


 警察官がありえないと言いたげな勢いで優也の肩を掴み、その後ろで待機していた警察官が本部へと何かを連絡している。銃刀法違反ってことでしょっ引かれるのか?まーたあのめんどくさいやつか。それともなんだ?強盗の仲間だとでも思われてんのか?勘弁してくれ。そう心の中でぼやき、肩を掴む警察官に一言告げる



「SCR」



「えすしー……あーる?」


「あなたの上司のそのまた上司にでも伝えてください。きっと諸々の処理を簡単にしてもらえますよ。あと俺とりゅ……今出てくる男性は無関係だってこともね」


「何言って……?」


「下がれ!」


 その声と共に、駆け寄ってきた警察官の上司らしき警察官が駆け寄る


「白川隊長!?なぜ貴方が」


「SCR。そうおっしゃいましたか」


「はい」


「……失礼いたしました。上から聞いております。あとはこちらで処理をいたしますので、ご安心を」


「よろしくお願いします」


 何が起こっているのかわからず困惑する若い警察官と隊長と呼ばれるベテランの男を背に優也はその場を後にする。


 龍斗も銀行から出てくると、撃たれた母親が肩を押さえながら子供に手を引かれて龍斗の元へ歩いて来た。


「にいちゃん!」


「いたたたちょっと、あまり引っ張らないの!……あ、あの、助けていただいてありがとうございます。警察の方ですよね」


「あーんーそう!そうなんですよ。怪我軽そうでよかったです。いやぁ相手が拳銃下手くそでよかったですわ!」


 へへっと笑う龍斗のズボンをぐいぐいと子供が引っ張った。どしたー?と笑う龍斗に興奮した様子で子供が話し始める。


「俺、見てたよ!にいちゃんが手をこうやって、こんな感じで振ると、風がビューンって!!」


「へ」


 一転して突然大量の冷や汗をかき始める龍斗。え?バレてる?俺の力バレちゃってます?とみるみる顔が真っ青になっていく。


「あ、いや、そんなことしたかな。いやしたかもだけど」


「すげーかっこよかった!あれ何!?魔法!?俺にもできる!?」


「んーいやー知らないなぁ……運が、よかった、ダケダトオモウヨ」


「なんかすごい棒読み」


 そこに見かねた優也が龍斗の隣に入り話に加わった。


「お二人は事情聴取もあるので、あちらの担当の警察官に連れていってもらってください。あとお母さんの方は治療もありますので」


「あ、はい。ごめんなさいどうしてもこの子がお礼したいのとま、魔法?を聞きたいって」


「あー、僕が中で犯人を制圧したんですが、彼が言う通り、あの犯人結構拳銃が下手くそでして。あらぬ方向に飛んだ跳弾が魔法を使って軌道を逸らしていたように見えていただけだと思いますよ」


「あ、そうなんですね。私も少し不思議に思いまして、そう言うことでしたか」


 そうなんですよ〜と愛想のいい笑顔で返しながら横目で龍斗のことを冷たい視線で刺すと、冷や汗をダラダラとかく龍斗があ!そろそろ時間なんで、この警察の人について行ってください!と言いながら背筋をピンとさせた。


「それでは私たちはここで。本当に本当にありがとうございました!」


「にいちゃん達、助けてくれてありがとう!」


 泣き腫らした目だけど、満面の笑み。


「おう。怪我がなくて良かったよ。気をつけてな」


 龍斗が笑い返し、少年の頭を軽く撫でようとした




 その瞬間




「危ない!!」


「っ!?優也!?」


 きゃああぁああぁあぁあっっ!?!?


 咄嗟に龍斗は親子を背に庇い、厳しい表情で庇った親子へ荒い口調で早く逃げるよう叫ぶ。先ほどまでの冷静さや余裕はなく、突然目の前に現れた異形なる生物を睨みつけた。


 広場のゆったりとした雰囲気は誰かの悲鳴で一変して恐怖と緊張で満ちていく。警察が現れたそれに対して威嚇しつつ銀行強盗の被害者達を連れて少しずつ距離をとって逃げ始めていた。


 そして龍斗の目の前には少年を庇った優也が膝をつく姿。血が溢れる腹を押さえ手を地面に手をつき、荒い呼吸をしている。その厳しい視線の先には、


「特異生物……!」


「なるほど、目撃情報は嘘じゃ無かったってわけね」



 特異生物──特定突然変異細胞生物の略称



 過去のとある事件が発端となり、突然変異によって生じたある特定の変異細胞を持つ生物。日本、特に都内を中心に出没する。その頻度は時期に依らず被害報告が上がるのは月に1件程度だが、その脅威は過去の事件から衰えていない。

 さらにその目的は未だ不明だが人類を襲う生物として一般には認識されており、ある特殊部隊が対応に当たるため手を出さないよう警察には周知されている。


 2人の目の前に現れた特異生物は、ニョキニョキと両腕から何匹ものヘビが生えてはビタビタとわずかに水を含んだ音を立てて落ちていく。頭は大きく三つに分かれ、それぞれが独立したヘビと亀とザリガニの頭となっている。足はいくつもの棘が生えており、足先はハサミのように鋭く尖っている。さらに背中には亀の甲羅のようなものがくっついている。


 今までに見たことのない、まるでいくつかの生物を子供がメチャクチャにくっつけたかのようなキメラ。


「あれ、庇われたか」「おい!外すなよ!」「まぁゆっくりやりましょう」


 3つに分かれた頭がそれぞれに話し始め、龍斗が苦笑いをこぼす。


「お〜おまけに喋るときた。人間みたいな二足歩行してるし、いつものとは訳が違うみたいだな。優也、いけるか?」


「ちょっとヘビに突っ込まれただけです。問題ありません」


 腹部を抑えながら嫌な汗をかいてはいるがその瞳から強い光は消えていない。それを見た龍斗はニヤリと笑い、ポキっと拳の骨を鳴らした。


「そうか。そんじゃ時間稼ぎといきますか」


「あれ、死なないねアイツ」「でも俺たちの目的は変わらあああん!!!全員死んでもらううう!!」「人類を滅殺しなければね」


 そう言って向かってくるキメラ──特異生物の素早い攻撃を、優也は猫のように瞳孔が細くなった目で捉え、次々にかわしていく。しかし腕から溢れ出る蛇の噛みつき、ザリガニのハサミのような蹴り、噛みつき亀のような噛みつきの連続に、なかなか攻勢に出られない優也はクソッと吐き捨てた。


 交代するように龍斗が間に入り、特異生物の二の腕あたりを左手の手刀で叩き流れのまま喉元に肘鉄を喰らわせ、怯んで後退る蛇の頭めがけて長い足で回し蹴りを放つ。蛇の頭はぬるりとそれを避け足に噛みつこうとするが、優也が横から特異生物の腹を思いっきり蹴り飛ばし距離を離す。


「なかなかやるね」「おい!!ただの人間に時間かけすぎ!」「いやいや、彼らはなかなかのやり手。ゆっくり殺しましょう」


 優也に向けて特異生物が腕のヘビを縦に振り下ろす。腕をクロスしその強い衝撃は耐えるものの、腕に蛇が絡みついていく。動かそうにも動かせず、その隙に頭部の亀がガチンガチンと何もかもを噛み砕きそうな勢いで噛みついてくる。


「っこの!!」


 優也は絡みついてきた蛇を自分の体重をかけて下に引っ張り、しゃがむように亀の噛みつきを避けた。しかし下に体を動かした分、ザリガニのハサミのような足に蹴られ痛みに顔を歪める。なんとかその蹴りから逃げるように蛇に変異している特異生物の腕を後ろに引っ張り、何か腕に力を込めるような素振りをすると、腕に絡みついた蛇はジュウっと音をたてて燃え優也の腕は自由になった。


「熱っ」「ギャアアアァアッ!?熱い!?」「何ですかこの温度は!?」


 そう怯んだところを優也は力に任せて自分から離すように蹴り飛ばし、追い打ちをかけるよう優也の後ろから龍斗が飛び出して腕を上へ大きく振り上げれば突如暴風が巻き起こって特異生物は吹っ飛ばされる。


「よしいっちょ上がり!」


「司令部、まだで──」


 するとあたりにいつのまにか溢れていた蛇が特異生物と共に暴風に乗って舞い上がってしまっており、まるで雨のように2人に降り注いでいく。


「っ!」


「やべ!?まじかよっ!?」


 龍斗が咄嗟に突風を生み出すが全ての蛇を吹っ飛ばすことはできず、優也が龍斗を庇う。蛇は優也の腕や背中に噛みつきじわっと何かが焼ける嫌な音が至近距離で聞こえ、龍斗が目を見開いた


「毒!?おい無理すんな!」


「別にこんなの……って上!!」


 優也が龍斗の前に立ち庇うよう腕を広げた瞬間、特異生物がぶん投げた近くの警察車両が宙を舞い2人へと突っ込む。一台に続き周りに集まっていた車が次々と投げ込まれ大きな山のように積み重なり、そこに垂れたガソリンが引火して連鎖的に大爆発が起こった。


 いくつもの警察車両は一瞬で燃え盛る鉄屑の山と成り果て、真っ黒な煙を上げながら勢いよく炎が燃え上がっていく。ゴオオオと音を立てて燃える炎を見上げながら特異生物はフンと鼻で笑った。


「死んだね」「ただの人間の癖に楯突くからこんなことになるんだよバーーカ!!」「やっぱり人間なんて大したことありませんねぇ」


 そう言い残して特異生物がその場を去る。誰がどう見ても生き残れる訳がないと感じる爆発と立ち上がる炎の黒煙を背に他の人間を探そうと歩き出した、




「誰が大したことないって?」



 瞬間、炎をバックライトに2人の影。


 特異生物が振り返れば、そこには優也と龍斗が並んで立っている。服は焦げところどころ穴が開いて、顔に黒い焦げ跡といくつか切り傷ができてしまっているが殆ど無傷。龍斗は不敵な笑みを浮かべ、優也は特異生物を強く睨みつけている。


「なに!?」「何で、何で!?」「何故生きているのですか!?確かに直撃したはず……それに毒だって!!」


「残念でしたー!って、あれあれあれ?そっちの方が大したことないんじゃない?」


「何なんだ」「何なんだよお前ら!!」「人間の癖に、何者なんでしょうか!!」


 特異生物が唾を飛ばす勢いで叫ぶが、それを龍斗が鼻で笑う。


「人間、ねぇ。本当に俺たちが人間だと思う?」


「「「はぁ!?」」」


「メイン、報告を」


『退避完了!今なら変身可能です!!』


 優也と龍斗はインカムをつけた耳に手を当てながら目を合わせ、コクリと頷いた。


「よぉ〜し時間も稼いだところで!」


「遊びは終わりだ」


 手首に巻かれた黒い腕輪の側面の小さなボタンを押すと側面が電子音と共に円柱状のソケットに変形し、カシャンと何か円筒状のものを入れる窪みが開く。次にポケットから鈍く銀色に光る筒状の物体を取り出し、そのソケットへカチャッと音が鳴るまで押し込むと優也の腕輪からは



 Flame! Ready for injection!



 という音声にソケット表面の半透明のインジケーターが赤く光り、龍斗の腕輪からは



 Storm! Ready for injection!



 と鳴ってインジケーターが青く光る。


 それと同時にソケットから指先とは反対側、腕を下ろした時に上側になるように押し子─プランジャーが飛び出す。


「ん?」「何してんダァ!?」「injection……注射ですか?」


 腕輪のついた左腕を上に高く伸ばし、前に倒して円を描くように大きく回した後そのまま半身を右後ろに捻って、左手首の腕輪にあるプランジャーに右手を添えながら勢いをつけて左拳を前へ突き出す。


 声を合わせ、




「「change my feature!!」」




 そう宣言し、添えていた右手でプランジャーを一気に押し込んだ。



 Genes are promoted!



 そう音声が鳴り響いた瞬間、2人を中心として熱風が吹き荒れ、小さな竜巻が起こる


 優也の周りは半径3メートルが炎の海となり全てを轟々と燃やし尽くす。優也の体も例外もなく燃え盛り、火が少しずつ落ち着くとともに少しずつその姿が見えてくる。その姿は優也の面影などは一切なく、代わりに紅蓮に包まれた異形なる生物がそこにはいる。


 体全体は腹部を除き赤く短い体毛に覆われ、腹部は黒く分厚い皮膚とそこへ稲妻のように走る亀裂からマグマのようなものが垣間見える。手足は大きく筋肉質、虎のような頭部と鋭い牙をもち、サイのような角が後頭部から背中まで並んで生えている。赤く細い瞳孔の虎の目をギラリと光らせ、どこまでも届く咆哮が響いた。


 龍斗を中心に小規模な竜巻が起こる。その中にいるのは龍斗ではなく、風を纏うこれまた異形なる生物。黒い鱗の鰐のような長く太い尾を持ち、手足は鷲のような鋭い爪、壮麗な筋肉を覆う皮膚は鋼鉄の鱗のようで鈍い青色に光る。頭部は西洋のドラゴンのようで、大きな青い龍の目と喉元まで裂けた口から覗く牙と輝いた。



 ドクンドクンと2人の心臓が大きく音を鳴らす



 2人同時に腕を横に一振りすれば熱風と竜巻は晴れ、



「フレイム、変身完了」


「ストーム!変身かんりょーう!!」



 そこには並び立つ2体の生物──否、怪物が顕現する



 先ほどまでいたはずの2人の姿とは全く異なる2体の怪物の放つオーラに圧倒され特異生物はゆっくりと後退った。


「あれぇ」「なんじゃこりゃああぁぁああ!?!?」「虎と、龍?」


「驚いた?これが俺たちのもう一つの姿よ!」


 龍のような生物に変身した龍斗、ストームがどうだと言わんばかりに胸を張る。その隣で虎のような生物に変身した優也、フレイムが耳に手を当てる。


「SCR、戦闘を開始します」


 その瞬間、2体の姿が消える。特異生物がそれに驚く合間に暴風と共に現れるストームが横っ腹を思いっきり蹴り飛ばし、広場を超え道路を超え近くの銀行へと突っ込む。なんとか体を起こそうとする特異生物を高速で移動していたフレイムが蹴り上げ、元いた場所へと殴り飛ばす。顔面から突っ込まないよう前に突き出した両腕からグチャッと大きな音がした。


「あ!?!?」「ウギャアァァァアアア!!?!?!?」「う、腕がもげました!」


 そう嘆いていると自分のいる場所が陰になり、見上げれば空に浮いているストームの姿。ヒャ、と悲鳴を上げる間も無くさらに拳で地面へと捻り潰される。それでもなおなんとか形を保つ特異生物にストームが腕を一薙すれば強い風が巻き上がりあたりの石礫や大きな瓦礫をまきこんで特異生物をズタズタに切り刻んでいく。


「がああぁ!?!?」「あああああああああああああああ!!!!」「うぎいいいぃぃいぃぃぃいい!?!」


 それでもまだ負けじと隙間を縫って数十匹の蛇が飛んでくる。ストームは暴風の衣を纏い高く飛ぶが、いかんせんあまりの数に捌ききれていない。まずい、と思ったその矢先にフレイムがストームと飛んだ蛇の間に割り込み、その超高温に上昇させた腕で全ての蛇を燃やし、特異生物へとはたき返す。


「あっち」「熱ゥゥウウウウ!?」「これは熱傷どころではありませんな」


「っナイスフレイム!」


「気ぃ抜かないでください!」


「おっけい!」


 空中で浮いていられないフレイムをストームが掴み近くの地面へふわりと着地する。


 その間に特異生物はその超再生能力を使って瀕死状態から少しずつ回復しつつあった。


「お前ら」「何者なんだよ!?」「先ほどまで人間だったような気がしますが…」


 その言葉を聞き、ストームは鼻で笑い、フレイムは一層強く特異生物を睨みつける


「ようやく気付いた?そうそう。俺たちは人間じゃありませーーん!」


「俺たちはSCR。お前ら人類に仇なす特異生物を殲滅する特殊戦力部隊だ」


「えす」「C」「アール?」


「国家機密組織、特定突然変異細胞生物戦力部隊──Specific mutant Cells organism Rangers。なぁがいっしょ〜?だから略して、SCRってわけ」


「超法規的措置により、いかなる組織にも組さず全ての法の上位に存在を許されている組織。目には目を、歯には歯を、特異生物には特異生物を。お前らを殲滅するための特殊戦闘部隊だ。覚悟しろ」


「こっ、国家」「国家機密!?!?」「そんな馬鹿な……」


 地面を転がりながら、ありえないと三つの口が口々に言いたてる。まぁ馬鹿には難しいよねぇと龍斗は笑い、低い声で威嚇する。


「普段の姿は人間だけど、特異生物、つまりお前らみたいなキメラとおんなじよ。ただ一つ違うのは」


「俺たちが殺すのは人間ではなく、お前ら特異生物だ」


 フラフラと足取りは悪いが、再生しながらゆっくりと立ち上がってくる特異生物。


「なるほど」「人間じゃなくて、俺たちと同じってわけか!!」「貴方達もキメラってことですね」


「やーーっとわかった?」


「あぁそうか」「うるせぇな!!!」「時間稼ぎに乗ってくれてありがとございますね!!」


 大量の蛇が粘液を吐きながら魚のように跳ね、粘液は地面に付着するとじわっと音を立てて黒く焦がしていく。その蛇の波に乗って特異生物は猛スピードで接近し、噛みつき亀の異様に大きく開かれた口がストームを襲った。


 対してストームは片手を突き出し腕を横に十字に振って小規模な竜巻を発生させ、蛇とその粘液ごと巻き取って上空へと吹っ飛ばし、噛みつき亀の噛みつきを風の勢いにのって避けてから再生した体を再び切り刻む。

 フレイムは近くの瓦礫を燃やしてぶん投げさらに特異生物の体を焼き焦がしていった。


「あぁ熱い」「がああああああ!?!?!?なぜだ!?」「あまりに速い、速すぎる!」


 竜巻は晴れて地面に叩きつけられのたうちまわる特異生物を確認し、ストームが叫ぶ。


「フレイム!今だ!」


「言われなくとも!」


 フレイムは先ほどとは別の小さな筒状の物体自身の腕に突き立て、小さなボタンを押すと同時に音声が鳴る。



 Burn up the mutation!



 その音声と共にフレイムは腕を胸の前でクロスしながら身を屈め、体のそこから迫り上がる熱で体表面が発火しどんどん赤い炎に包まれていく。


「ひぇ」「な、なんなんだよ、なんだよおおおおおおお!こんなん聞いてねえええええ!」「お前達は、一体何者なんですか」



「言っただろ、お前を殺すバケモンだよ」



 そう言い捨て飛び出し、炎が爆ぜる!




「──ファイナルフレイムアタック」



 ドゴオオオオオオオオオオオオオオ!!!



「熱…」「ギャァァァアァアアアアアアアアアアアア!!」「これは…想定外…!!」


「ストーム!」


「了解!あらよっと」


 その爆発の爆風をストームがからめとり、先ほどの小規模な竜巻へと巻き込ませることで炎の竜巻が生まれ、蛇を焼き尽くし、さらに粘液を蒸発させる。


「これで周囲の街への被害も最小限!ってね」


 爆発後、爆風も収まり広場には壊滅状態の広場と焦げた周りの建物。そして爆発の中心にはフレイムが無傷で立っている。少しずつ上空から降り注ぐ黒いチリが肩に乗ると跡形もなく燃え尽きていった。


 フレイムが疲れたように1つため息をつく。疲れた。銀行強盗は精神的に、これは肉体的に。今日くらいはもう休ませてほしい。まだ昼過ぎだけど。そう考えているところへストームがやってくる


「おーいフレイム、焼却完了だってよ!司令部が確認したって!」


「聞いてますよ。早く隠れて変身解きましょう」


「そうだな。誰か見られてたらたまんねぇし。流石にこんな派手にやっといて逃げねぇ人間がいるとは思えねぇけど」


「念には念を、です。司令部、誘導お願いします」


 そう会話しながら2体はその場を急いで後にした。


 そんな彼らの姿を離れた物陰から見る1人の女性がいた。緑色の清楚なワンピース、腰まで伸びた美しい艶のある黒髪、誰かどう見ても美人と称されるであろう美しい顔立ち


「あの炎……」


 先ほどの爆発で火傷したのか、手が真っ赤となりところどころ皮膚が爛れてしまっている。しかしその火傷を痛がるような素振りはなく、少しその火傷を見つめた後、


「もしかして、彼かしら」


 まるで何かとてもいいことがあったかのようにニコリと笑みを浮かべる。


 ふっと指先に向けて息を吐けばみるみると火傷は治っていき、傷が完治したその瞬間、彼女の姿はだんだん透き通っていきまるで元から何もなかったかのように無くなっていた


 時を同じくして、銀行近くの物陰で人間の姿に戻った優也と龍斗。本部から迎えが来るまでに優也は腹と腕、足の切り傷をその場で龍斗に簡単な処置をしてもらっていた。


「痛くねぇか?」


「痛い……ですけど、大したことないですね」


「ったく、あの蛇、毒蛇だったのかよ。あの時噛まれたのが優也じゃなくて俺だったら無毒化出来ずに死んでたな」


 大量の蛇を捌ききれなかったことを少し自嘲気味に笑う龍斗。それを見て何を言っているんだと眉を寄せながら優也が続ける


「だから庇ったんでしょう。最初の蛇の攻撃で毒みたいなの感じて、俺なら熱で毒も消毒できるから」


「……そういうのは先に言え、や!!」


「いったぁ!!??」


 いきなりギュイと包帯を締め付けられた衝撃で大きな声を出す優也を見てクスクスと笑う龍斗。簡易的な医療セットを閉じてこれでも応急処置はオッケー!と優也に言うと、今ので傷開きませんでした?と心配そうに返され、んなわけないだろ、と笑い返す。


「ま〜緊急事態だしな。ほんとありがとう、優也」


「いてて…素直に感謝すれば良くないですか…」


「情報を掴んだら素早く報連相!基本だっちゅーの。今度からはちゃんと教えてくれよ?」


「すみません、気をつけます」


 伝わったならヨシ!と適当に優也の頭を撫で回す。優也は一応嫌がるが既に諦め顔で受け、結局ボサボサ頭となってしまう。ほんとこの人、俺のことずっと子供扱いするな。昔こそそりゃ子供だけど今年で21だぞ、俺。

 くしくしと手櫛でとかしていると、龍斗がそれにしても、と話し始める


「いよいよ表立って活動して来たな、特異生物さん達。人型で知性ももって喋ってたとこ見ると今までの雑魚とは違うみたいだな」


「好都合です。コソコソ隠れてるのを見つけに行かなくても良くなる。ここまで10年。殲滅するのにこんなに良いチャンスを逃す訳にはいかない」



 ──あの事件から、今年でもう10年



 2人顔を見合わせる。


「そうだな。何の企みがあろうとぶち壊していくだけだ。今の調子ならどんな特異生物でもなんとかなりそうだし、これから本腰入れてよろしく頼むぜ?優也」


 龍斗が手を差し出した。


「ええこちらこそ、龍斗さん」


 合わせた視線に一つの曇りもない。


 差し出された手をパチンと叩いて、しっかりと掴んだ。




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