表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

サレンダー

作者: 檸檬

遠くの雷鳴の光がピカリ


サレンダー


コオロギの音色と寂しさをミキシーして


サレンダー


あの星があのひとが最後に笑った光かと


額に手をかざし夜空を見上げる


グンナイと手を振る


サレンダー


音楽に身を刻んでバラバラにして


棺桶の中で聴いているみたいに響かせて


サレンダー 雨にうたれて


サレンダー 雨に運んで


サレンダー 息還らせて


その激しさで


闇に光る骨組み


その骨バチで止まったようなこの心臓を


叩いて響かせて


私は起き上がり棺桶の蓋を開け放つの


空の気色、楽の音色よ


彩り鮮やかに闇に映える真紅を塗って


自由の音色をリズムよく叩いて


サレンダー サレンダー


いっそもう、触れられないのなら


この身が追わぬようにして


僕の心臓をうって


秋を超えて全て凍らせて







雪解けの雫


わたしに落ちて


たったひとつの鼓動を掴ませて


たったひとつの鼓動を聴かせて


ひとつひとつと


一歩、一歩と


自由の音をリズムよく奏でて





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ