アンドロイドちゃん 5
誰に会いますか? ▼
マリア 好感度 -1000
結城 春香 好感度 50
主人公
「後二人。マリアの方は好感度が途方も無いマイナスになっている」
主人公
「片や春香は一切出てくる気配がない」
主人公
「出てこない奴を待っていても仕方ない。マリアの好感度を地道に上げていこう」
→マリア
アンドロイド
「おはようございます、ご主人様。さっきまで姿が見えませんでしたが、何をされていたのですか?」
主人公
「(こいつが元人間だと分かった以上、ゲームマスターのことを内緒にしていても仕方ない気がする。でも一応ルールだから言わないでおこう)ちょっとトイレに行ってただけだ」
アンドロイド
「ちゃんと卵は出ましたか?」
主人公
「出てたまるか」
――マリアは主人公の腕を掴んだ。
アンドロイド
「ねえねえご主人様、またデートに行きましょうよ」
主人公
「(こいつ、本当に好感度−1000なのか? この前から完全にデレてる気がするんだが)どこへ行くんだ?」
アンドロイド
「牧場へ行きましょう!」
牧場にて▼
アンドロイド
「見てくださいご主人様。馬が一杯いますよ」
主人公
「そうだな」
アンドロイド
「ンヒー!」
馬
「お前が嘶くのかよ」
次の日▼
アンドロイド
「ご主人様、次は結婚式の下見に行きましょう」
主人公
「ちょっと待て! なんか話が飛び過ぎじゃないか!」
結婚式場にて▼
主人公
「来ちゃった……」
アンドロイド
「花嫁衣装を着てみました。どうですか、ご主人様?」
主人公
「うん、まあ綺麗だな。似合ってるよ」
アンドロイド
「では新郎のご主人様は全裸になってください」
主人公
「なんでだよ」
アンドロイド
「余興です」
主人公
「そんな汚い余興があってたまるか」
次の日▼
アンドロイド
「ご主人様、次は一緒に料理を作りましょう」
主人公
「いいぞ。何を作るんだ?」
アンドロイド
「チキンカレーです」
主人公
「よし、俺は何をしたら良いんだ?」
アンドロイド
「早速この鶏をシメてください」
主人公
「屠殺からやるの?」
アンドロイド
「鶏をシメ終わったらこのニンジンもシメといてください」
ニンジン
「タスケテー」
主人公
「マンドラゴラか!」
次の日▼
アンドロイド
「ご主人様、今日は二人で入るお墓を見に行きましょう」
主人公
「お前だんだん行動がエスカレートしてないか?」
店員
「今のトレンドはこの赤い暮石ですね」
主人公
「くっそハイカラだな」
アンドロイド
「これにしましょう」
主人公
「正気か?」
アンドロイド
「早速入りましょう」
主人公
「嫌だよ!」
次の日▼
アンドロイド
「ご主人様、スカイダイビングに行きましょう」
主人公
「いや、俺、高所恐怖症なんだよ……」
アンドロイド
「さあ着きました。上空3000mです」
主人公
「あはは! 分かってたけど早ぇ!」
アンドロイド
「はい飛びまーす」
主人公
「いやあああああああ!」
落下中▼
アンドロイド
「ご主人様。こんな時に言うのも何ですが……」
主人公
「何だよ!」
アンドロイド
「ご主人様にパラシュートを付けるのを忘れました」
主人公
「ぎゃああああああああああ!!!!」
次の日
誰に会いますか? ▼
マリア 好感度 -998
結城 春香 好感度 50
主人公
「はあ、はあ、あんなに身体張ったのに、ほとんど好感度が増えてねえ……それにミッションも全然表示されないし……」
アンドロイド
「ご主人様、今日はどこに……どうしてそんなに疲れてるんですか?」
主人公
「お前のせいだよ!! 」
アンドロイド
「ですよね」
主人公
「自覚あるんじゃねえか!」
アンドロイド
「そんなことよりご主人様、ここに表示されている私の名前と数字は何ですか?」
主人公
「……! お前、まさかこのテキストボックスが見えてるのか?」
アンドロイド
「見えていますとも。どうも私の数字がマイナス表示で見栄えが悪いですね」
――マリアは自分の好感度をいじり始めた。
主人公
「いや手で動かせるもんじゃ……」
マリア 好感度 100
アンドロイド
「出来ました」
主人公
「手動だったの!?」
アンドロイド
「さて、では私は晩ご飯を作ってきますので少し待っていてくださいね」
主人公
「……今までの苦労は何だったんだ。いや、これで後は春香を見つけ出せば、ついに帰れるぞ……!」
→結城春香
――画面がいつもの夕暮れに染まる道に切り替わる。
主人公
「やっぱり春香はいないな……」
主人公
「おーい、春香ぁ!」
主人公
「やっぱり駄目か」
幼馴染
「ユウト」
主人公
「……春香?」
幼馴染
「ふふっ、どうしたの? そんな深刻そうな顔して」
主人公
「だって俺はお前のことをずっと探してたんだぞ! もう会えないかと思ってたよ」
幼馴染
「……」
主人公
「おい?」
幼馴染
「やっと二人きりになれたね。梅野君」
つづく




