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アンドロイドちゃん 3

マリア      好感度 -1000

結城 春香   好感度 50




主人公

「遂に、あと二人になってしまった……。寂しい。でも進まなきゃ」




→結城春香




画面が切り替わり、夕暮れの道路に主人公は立っていた。

そこに春香の姿は無い。




主人公

「あれから俺は何度か選択画面で春香を選んでみた。だが何度来ても、何度呼んでも春香は出てこない。どうしてなんだろう?」




主人公

「このゲームは好感度が100になったら名前が消えてしまう。それはつまり、もう会えないってことだ。だけど春香の好感度はまだ50。会おうと思えば会えると思ったんだが……本当に成仏してしまったのだろうか」




主人公

「おーい、春香ぁ!!!」




アンドロイド

「返事はない。ただの屍のようだ」




主人公

「うわっ! びっくりした」




アンドロイド

「ご主人様、こんなところにいたら危険です。早くお家に帰りましょう」




主人公

「危険? あっはっは。小学生じゃあるまいし」




アンドロイド

「わがままを言うと絞め殺しますよ?」




主人公

「真顔で絞め殺すとか言うな」




アンドロイド

「えっ、家に帰るのが嫌? ご主人様はしょうがない人ですね」




主人公

「いや、嫌とは言ってないけども」




アンドロイド

「しょうがないからデートしに行きましょう。遊園地に」




主人公

「唐突だな。お前そんなキャラだったっけ?」




アンドロイド

「実は少し機嫌がいいのです。邪魔な虫がほとんどいなくなりましたので」




主人公

「虫……?」




アンドロイド

「さあ着きましたよ」




主人公

「相変わらず早っ!」




アンドロイド

「まずはチケットを買いましょう。すいませーん」




チケット売り場の人

「はい」




アンドロイド

「アンドロイド一枚と魚一枚」




主人公

「誰が魚だよ」




チケット売り場の人

「合計で15円です」




主人公

「あるんかい。あとやっすいな」




アンドロイド

「見てくださいご主人様! あそこにメリーゴーランドが回ってますよ」




主人公

「ほう」




アンドロイド

「縦回転で」




主人公

「フォーシームか」




アンドロイド

「うーん、乗り物がたくさんありすぎて、何から乗ったらいいのか迷いますね」




主人公

「(本当にいつものマリアじゃないみたいだな……)お前が一番乗りたいものから乗ろうぜ」




アンドロイド

「じゃあ先ずベンチに乗りたいです」




主人公

「何しに来たんだよ!」




アンドロイド

「何ですかその眼は。乗り物よりも私に乗りたいとか思ってそうですね」




主人公

「思ってねーよ」




アンドロイド

「ではお化け屋敷に入りましょう」




主人公

「うへぇ。俺怖いの苦手なんだよな」




アンドロイド

「私もホラー映画を見ると3回失神するくらい苦手です」




主人公

「じゃあなんで入ろうって言ったんだよ!」




おばけ

「ばあ!」




アンドロイド

「ンヒー!」




主人公

「馬か」





おばば

「ばあ!」




アンドロイド

「ンヒー!」




主人公

「馬か」




あばた

「お前に新しい必殺シュートを教えてやる」




主人公

「誰なんだよ」




アンドロイド

「ンヒー!」




主人公

「馬か」




アンドロイド

「ここからは斜め前に進みましょう」




主人公

「桂馬か」




馬場

「ばあ!」




アンドロイド

「ンヒー!」




主人公

「馬か」




アババ

「ばあ!」




主人公

「もはや何やねん」




「ンヒー!」




主人公

「あれっ! マリアは?」




「私です。いななきすぎて馬になってしまいました」




主人公

「馬鹿かお前は!」




鹿

「私が必要かと思って来ました」




主人公

「帰れ!」




――主人公たちはお化け屋敷から出た。




アンドロイド

「はあはあ、怖かった」




主人公

「お前の方が怖かったよ」




アンドロイド

「次は何に乗りましょうか、ねえユウト……じゃなくてご主人様」




――その時、主人公に頭に強い衝撃が走った。何かを思い出したような、すべての記憶が全て一気に押し寄せてくるような感覚だった。




アンドロイド

「どうされたんですか、ご主人様。かき氷でも食べますか」




主人公

「いや余計頭痛くなるわ! ……なあ、マリア」




アンドロイド

「はい」




主人公

「俺たち、以前どこかで会ったことないか……? メイドと主人の関係になる前に……」




アンドロイド

「以前と申しますと」




主人公

「うまく言えない。だけど、ここじゃないどこかで会っている気がするんだ。お前が俺のことをユウトって呼んだ時、すごく懐かしい気持ちになったというか……」




アンドロイド

「……ついに、あの日のことを思い出してしまったのですね」




主人公

「あの日?」




アンドロイド

「私たちが出会ったのは、火星で潮干狩りをしていた時のことでした」




主人公

「まさかのスペースオペラ!?」




つづく


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