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妹ちゃん 4


主人公

「うへー。一瞬で5万円が飛んでいったよ。パチンコって怖いな……」




主人公

「さて、まゆを探すか……」




主人公

「お、いたいた。おーい、ま……」




「クッソ出ねえなこの台! ちゃんと働けやこの役立たずがぁ!」




妹は思いっきり台パンしていた。▼




主人公

「(ええ怖っ! 完全にチンピラじゃねえか……!)」




「ふぅ……。あっ、お兄ちゃーん」




――妹は抱き着いて来た。主人公は思わず身体を硬直させる。




「えーん、負けちゃったよぉ!」




主人公

「(何なんだ……まゆは二重人格なのか?) いくら吸い込まれたんだ?」




「875万円だよ」




主人公

「あの短時間で!?」




「てへぺろ」




主人公

「いやテヘペロしてる場合じゃないだろ!」




「じゃあ私は病院に戻って隣の患者さんと賭けトランプやるよ」




選択肢が現われる。


→止める

 自分も賭けに参加する




主人公

「(選択肢久しぶりだな。ここはもちろん)よせ、まゆ」




「は? なんで」




主人公

「(語調が変わった……!)いい加減お前も気付いてるんじゃないのか? お前は永遠にパチンコで勝てることはない」




「どういうこと?」




主人公

「いやよく考えろ。何千万円もパチンコに費やしてきたのに一回も勝てないなんておかしいだろ。多分このさき何千万、何億とつぎ込んでもアタリが出ることはないぞ」




主人公

「(要するに、このゲームのプログラム上そうなっているとしか思えない)」




「そう、なのかな……」




主人公

「それに、お前自身がパチンコを止めたがってるんじゃないのか? 止めて欲しいから、ここに俺を呼んできたんじゃないのか?」




「うーん。でも確かに今まで儲けたお金で武器を買ってたら一国を滅ぼせたくらい溜まってたかも」




主人公

「例えが物騒だな」




新しいミッションが解放されました。

ミッション名:妹のパチンコ屋通いを止めさせろ 難易度 90 ▼




主人公

「(よし、アタリを引いたぞ)まゆ、これから一緒にパチンコ依存症を断っていこう」




「うん! じゃあ早速パチンコしようよ!」




主人公

「駄目だこりゃ!」




つづく


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