妹ちゃん 3
誰に会いますか? ▼
マリア 好感度 -1000
梅野 まゆ 好感度 15
結城 春香 好感度 50
主人公
「ああ、弘子の名前も消えている……。やっぱり好感度が100になった女の子から消えていくように出来てるんだ……」
主人公
「確かにみんな頭おかしいけど、会えなくなると寂しいんだよなあ」
→梅野まゆ
主人公
「だが生き返るためにはしょうがない」
――画面が切り替わり、主人公はいつもの病室に立っていた。
妹
「あっ、お兄ちゃん! 今日はお兄ちゃんにプレゼントがあるんだよー」
主人公
「おお、何をくれるんだ? はっはっは」
妹は太い札束を差し出した。▼
主人公
「えっ、どうしたんだ、こんな大金?」
妹
「お兄ちゃん、お金が必要だって言ってたでしょ? だからずっとお金を貯めてたんだよ。全然足りないかもしれないけど……」
主人公
「(あれだけパチンコ依存症だったのに、俺のために我慢して貯めていてくれたのか……)まゆ、お前はすごく優しい子だな」
妹
「隣の雑魚、いや患者さんから毟り取ったお金だから何も問題ないよ!」
主人公
「素直に喜べねえ……」
妹
「ねえねえ。ナデナデして?」
主人公
「ああ。まゆ、ありがとな」
主人公は妹の頭を撫でた。
妹
「えへへー」
主人公
「だけどお金はもう集まったからいいんだ。気持ちだけ貰っておくよ」
妹
「えっ、そうなの?」
主人公
「だからそのお金はパチンコに使わず、お前が退院した時に」
妹
「じゃあ早速パチ屋行こうよ!」
主人公
「話を聞け―い!」
――画面が切り替わり、主人公たちはパチンコ屋に立っていた。
主人公
「うわっ! 音うるさっ!」
妹
「すぐになれるよ! あっお兄ちゃん、このジャグの台が出そうだよ!」
主人公
「ジャグ……?」
――妹は主人公に5万円を手渡した。
妹
「はいそれ軍資金」
主人公
「うぇっ! いいよこんなに」
妹
「いいからいいから! ルールは分かるよね」
主人公
「えっと、回ってるスロットをボタンで止めて、三つの絵柄を揃えればいいんだよな?」
妹
「そうそう! じゃあ私はあっちで打ってくるね!」
主人公
「行っちゃった……。というか、まゆの奴、めっちゃチンピラみたいな歩き方なんだが」
主人公
「さて、パチンコをするのが本当に物語の進展に役立つのかは謎だけど、とりあえずやってみよう」
|3|3|4|
主人公
「くそっ、おしい! 次だ!」
|3|3|3|
_人人人人人人人人人_
> |3|3|3| <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
主人公
「おおっ! 早速揃ったぞ。これは幸先良いんじゃないか?」
メダルがどんどんあふれ出してくる。▼
主人公
「よし。次だ」
|7|7| |
主人公
「右端7来い! 7来い! 頼む!」
|7|7|ال|
主人公
「何の文字だよ!」
|7| |7|
主人公
「って思ってたらまたリーチだ! 今度こそ7来い!」
|7|×|7|
主人公
「……ん?」
_人人人人人人人人_
> 7×7=49 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
主人公
「掛け算すんな! ええい次ぃ!」
|3|9|7|1|6|4|3|2|8|4|7|1|1|2|7|
主人公
「長い長い長い! こんなの揃えられるわけないだろ!」
|d|f|Y|m|k|7|2|s|p|h|c|
主人公
「何のパスワードだよ!!」
|の|ど|か|わ|い|た|
主人公
「知るかあ!」
|酒|く|れ|
主人公
「これ中にオッサン入ってるだろ!」
|の|ろ|い|
主人公
「!?」
メダル排出口から仏像がめっちゃ出て来た。▼
主人公
「どういうことなの!?」
|う|ん|こ|
主人公
「なにこれ?!」
_人人人人人人人人人人人人_
> |う|ん|こ| <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
主人公
「集中線やめろよ!」
_人人人人人_
> ウンコ <
 ̄Y^Y^Y^Y ̄
主人公
「やめろって言ってんだろ!!!」
メダル排出口からウンコの形をした消しゴムが大漁に溢れてきた。▼
主人公
「ぎゃああああああああああ!!!」
つづく
本当は絵文字のうんこ使いたかったんですが、環境依存のためなろうでは使えませんでした。
ちなみに吹き出しを作るときに使ったサイト↓
突然の死ジェネレーター
http://totuzennosi.sacnoha.com/




