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ドジっ子ちゃん 2

【14日目】




誰に会いますか? ▼


 マリア     好感度 -1000

柿谷 弘子   好感度 40

 梅野 まゆ   好感度 15

 結城 春香   好感度 50




主人公

「やっぱりリカの名前が消えている。どういう事だ? あの首によると、俺が女の子の願いを叶えるのがこのゲームの目的だったはずだ。つまり願いを達成した女の子はもう出す必要が無いってことなのだろうか……? うーん、でも春香の名前は消えてないんだよなあ」




主人公

「……今は保留にしておこう。考えすぎると動けなくなりそうだ」




→柿谷 弘子   好感度 40




主人公

「まだ二回目を選んでいないのは弘子だけだ。よし、今回は弘子に会おう」




――画面が切り替わり、主人公は体育館の中央に立っていた。




主人公

「あれ? この前の廊下から場面が変わってるぞ?」




その時、天井を打ち破って弘子が落ちてきた。▼




主人公

「何事じゃあ!」




ドジっ子

「いてててて」




主人公

「だ、大丈夫か?」




ドジっ子

「あっ、ユウト君! これくらいへっちゃらだよ!」




主人公

「いやこれくらいって、この上ないくらい致命傷を負いそうな勢いなんだが……」




ドジっ子

「えへへ、また転んじゃったんだ!」




主人公

「どう転んだら体育館の天井ぶち破って落ちてくるんだよ。弾道ミサイルかお前は」




ドジっ子

「そんな事よりここにいるってことは、文化祭の準備を手伝ってくれるの?」




主人公

「文化祭?」




ドジっ子

「そうだよ。私たちのクラスで演劇をやることになったじゃない!」




主人公

「そう、だっけ?」




ドジっ子

「そうだよ。それで私一人で準備することになってたんだ」




主人公

「お前一人? 他のクラスメイトたちは?」




ドジっ子

「手伝ってくれないよ。まあ、みんな豚だからしょうがないよね」




主人公

「(案外口が悪いな)」




ドジっ子

「もうみんな出荷されちゃったし」




主人公

「えっ、本当に豚なの!?」




ドジっ子

「でもユウト君が手伝ってくれるんなら嬉しいよ! 元気が湧いて来た!」




柿谷弘子の好感度が30上がった。▼




新しいミッションが追加されました。

ミッション名:文化祭の出し物を成功させて、観客を沸かせろ。▼




主人公

「手伝うのは良いんだけど、二人で演劇ってきつくないか?」




ドジっ子

「大丈夫、できるよ! 私すごくワクワクしてるんだ!」




主人公

「まあ手伝うには手伝うけど何をしたらいいんだ?」




ドジっ子

「背景は森にするつもりなんだ」




主人公

「ほう」




ドジっ子

「だから何本か杉の木を引っこ抜いてきて欲しいんだよ。すぽぽぽーんって」




主人公

「いや草じゃねえんだぞ!」




ドジっ子

「それから鳥のさえずりが欲しいからユウト君が発してよ! チュンチュンって!」




主人公

「なんで俺が言う必要があるんだよ!」




ドジっ子

「あとホラッチャッヘンプの鳴き声」




主人公

「ホラッチャッヘンプって何?!」




ドジっ子

「私も分からないよ!」




主人公

「じゃあこの一連の会話は何だったんだよ!」




ドジっ子

「効果音(SE)はネットで探すとして……、台本も作ってきたらユウト君にも読んで欲しいな! もう本番まで日数も無いから早くしなきゃね!」




主人公

「分かった」




ドジっ子

「……あっ、台本と間違えてトランプ持ってきちゃった! てへっ」




主人公

「あはは、弘子はドジだなぁ」




ドジっ子

「じゃあポーカーやろうか」




主人公

「いや急ぐんじゃねえのかよ!」




ドジっ子

「そうだった! 取ってくるね!」




主人公

「大丈夫なのか……」




ドジっ子

「取って来たよ!」




主人公

「はやーい!」




つづく


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