ミニゲーム:釣り 1
【10日目】
――主人公は自分の部屋に戻ってきていた。
主人公
「釣りって何なんだ? さっき『ミニゲームが遊べるようになりました』ってテキストボックスに表示されていたが……ん?」
誰に会いますか? ▼
→雪村 リカ 好感度 -30
マリア 好感度 -1000
柿谷 弘子 好感度 40
梅野 まゆ 好感度 15
結城 春香 好感度 50
ミッション▼
→実験台になろう
ミニゲーム▼
→釣り
主人公
「おや。女の子たちの名前の下に新しくミニゲームが表示されてる。そうか。さっきのマリアとの会話は新しくミニゲームが遊べるようになるためのトリガーになってたんだ」
→釣り
主人公
「……遊んでる場合じゃないとは思うが、マリアが『儲け話』と言っていたのも気になる。一度やってみよう」
――画面が切り替わる。そこには果てしなく続く空と海があり、主人公は船上に立っていた。
???
「こんにちは!」
主人公
「誰だ!」
ツリー
「僕の名前はツリー! この釣りゲームの案内人だモン!」
主人公
「(何か木みたいな名前だな)よろしく」
ツリー
「じゃあ早速ゲームの説明をするモン! はい、この竿を使って」
主人公
「おう」
ツリー
「ルールはいたって簡単モン。画面上に『HIT!!』という文字が表示されたら、タイミングよく竿を引くだけモン!」
主人公
「なるほど簡単だな。それなら俺も出来るかもしれない」
――主人公は早速釣り糸を垂らしてみた。
HIT‼
ツリー
「今だ!」
主人公
「おりゃあ!」
ボラを釣り上げた。値段:100円
主人公
「(魚を釣り上げることによってお金を貰えるのか! マリアの言ってることは、こういうことだったんだな)」
ツリー
「ありゃー、ボラかぁ。ま、次行ってみるモン!」
主人公
「よっしゃ、やる気が出て来たぜ!」
HIT!!
ボラを釣り上げた。値段:100円
HIT!!
ボラを釣り上げた。値段:100円
HIT!!
ボラを釣り上げた。値段:100円
HIT!!
ボラを釣り上げた。値段:100円
HIT!!
ボラを釣り上げた。値段:100円
HIT!!
ボラを釣り上げた。値段:100円
主人公
「ボラしか釣れねえ!! この竿呪われてんのか!」
ツリー
「雑魚が」
主人公
「!?」
ツリー
「そんな時は思いっきり海水を飲んで気分転換することをオススメするモン!」
主人公
「死ねってか?」
ツリー
「ここは一つ、エサを変えてみたらどうだろ?」
主人公
「エサ選べるのかよ! そういうことは最初に教えてくれよ」
エサを選択してください。
→アオムシ
小エビ
主人公
「ここは無難にアオムシにしよう。……いや待て、今まで何をエサに釣っていたんだ」
――主人公は再び釣り糸を垂らした。
HIT!!
主人公
「よし! 早速きたぁ!」
鯛を釣り上げた。値段:2000円
主人公
「おお! さっきよりめちゃくちゃ高い! この調子で行くぞ!」
HIT!!
フナを釣り上げた。値段:15円
主人公
「……ん? フナって淡水の魚じゃ……」
ツリー
「わあ! ゴミだモンね!」
主人公
「うるせえよ! あとさっきから語尾が鬱陶しい!」
HIT‼
アオリイカを釣り上げた。値段:1700円
主人公
「おっ、結構良いのが釣れたな」
アオリイカ
「お前小物しか釣ってねえな」
主人公
「煽って来た!?」
HIT!!
漂流するゴミを釣り上げた。値段:-1000円
主人公
「ええっ! ゴミ釣ったら罰金なのかよ!」
モン
「類は友を呼ぶだモンね!」
主人公
「はっ倒すぞお前!!」
HIT!!
主人公
「くそっ! 次こそは!」
アンドロイドを釣り上げた。▼
主人公
「えっ、マリアじゃないか!」
値段:プライスレス
主人公
「やかましいわ!」
つづく