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アンドロイドちゃん 2

【7日目】



誰に会いますか? ▼

→雪村 リカ   好感度 -30

 マリア     好感度 -1000

 柿谷 弘子   好感度 40

 梅野 まゆ   好感度 15

 結城 春香   好感度 30




ミッションを選択してください。▼

→剣崎師範を倒せ(結城 晴香) 難易度 60

 実験台になろう(雪村 リカ) 難易度 50




主人公

「そろそろミッションをこなさないといけないな。両方やりたくねえ……。でも『実験台になろう』の方が難易度が低いのか。よし」




→実験台になろう(雪村 リカ) 難易度 50




主人公

「あれ? カーソルを合わしてクリックしてるのに、全然画面が切り替わらないぞ。」




このミッションをこなすための所持金が足りません。▼




主人公

「所持金? なんだそりゃ。幾ら必要なんだろう」




必要額:100000000000円




主人公

「おい国家予算か! そもそも、所持金なんてシステムなんてあったか?」




あります。よく探しなさい。▼




主人公

「テキストが返答してきた!」




――主人公が部屋を見渡してみると、自分の右上に小さく「所持金」という項目があった。

所持金:30円




主人公

「少なっ。小学生でももっと持ってるだろ」




主人公

「でもどうやって所持金を増やせばいいんだろう? 普通ならアルバイトとかをして増やせるようになってるんだが……」




探せ。この世のすべてを▼




主人公

「お前ぜったいそれ以上言うなよ」




主人公

「探索、してみるか。手始めに家の中を……」




――主人公は部屋を出て、一階の居間に向かった。そこにアンドロイドのマリアがいた。




――そしてポテチを食べていた。




マリア

「コンソメ味が至高」




主人公

「……おい」




マリア

「! なぜ勝手に入ってくるのですか」




主人公

「いやここ俺の家だろ」




マリア

「関係ありません。私に会う時はちゃんと『会うぞ!』と言ってください」




主人公

「何なんだその宣言は……」




マリア

「そして私に何の御用でしょうか。私は今ダイエット中で忙しいのですが」




主人公

「言いながら矛盾してんじゃねえか。メビウスの輪かお前は」




マリア

「明日ポテチを一袋食べ終わったあとからダイエットしようと思います」




主人公

「それ永遠に始まらないパターンだろ。それとさ」




マリア

「むっしゃむっしゃ」




主人公

「おいポテチ食いながら人の話を聞くんじゃない」




マリア

「申し訳ありまむっしゃむっしゃ」




主人公

「謝りながら食うな!(こいつ以前より態度悪くなってないか? まさか、あの好感度が影響してるんじゃ……)」




主人公

「って、今思い出したけどお前アンドロイドだろ! なんで機械がスナック菓子食ってんだよ!」




マリア

「ごっくん。申し訳ありません。今日も、言葉を教えたまへ」




主人公

「いやもう遅いわ! お前人間だろ!」




マリア

「違います。私は非常に残念なことにご主人様専用のアンドロイドです」




主人公

「はっ倒すぞお前!!!」




――マリアは座り込んだ。




マリア

「ご主人様、膝枕してやるから機嫌を直せ」




主人公

「なんで上から目線なんだよ」




マリア

「膝枕しながらポテチを食べさせてあげます」




主人公

「逆流性食道炎になるわ!」




マリア

「それはそうとご主人様、先ほどお金を得る手段を探しておられましたね」




主人公

「なんだ、いい方法があるのか?」




マリア

「臓器を売りましょう」




主人公

「『メル〇リに売ろう』みたいなノリで言うな!」




マリア

「じゃあチン〇」




主人公

「チン〇を売れと!?」




マリア

「間違えました。パチンコで稼ぎましょう」




主人公

「もう伏せ字の意味がねえ!」




つづく


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