赤毛の魔物さん
すぅっと目が覚め、そのまま天井を見つめる。
体が重くてすぐには動き出せそうにない。
そう感じたから、そのまま寝転がっていた。
「おや、おはよう。調子はどうだい?」
ぼーっとしている私に、低いけど優しい声が掛けられる。
反応するために体を起こそうとしたのだけど、眩暈がした。
「ああ、無理しないで。君は大怪我を負っていたんだから」
大怪我? 思い出せない。
ただ、くらくらするのは変わりがないので、頭を右手で抑えて左手で体を支える。
と、頭を撫でられてびくっと震えた。
「びっくりさせたね」
その声に導かれるように視線を向けると、赤い毛むくじゃらの物体がいた。
「赤い魔物さん?」
私はそう口にしてしまう。
二本の足と手を持つのは人と同じだけど、本当に全身毛まみれだ。
顔すらその毛に覆われて見えないと言うのに、何故か私たちが着るような服を着ている。
不思議な魔物さんだなぁ。
「まぁこんな見た目だからね。怖いかい?」
相変わらず優しい声に、首を横に振る。
実際全く怖くない。
「怖くないから大丈夫」
ちゃんと口にして言えば、どこか嬉しそうにした。
ように思う。
私の思い違いかもしれないけど、本当にそうだったらいいなぁ。
「それは良かった。それで、体は大丈夫かい? 動けそうなら飲み物と食べ物を見繕ってくるよ」
心配そうな声色に、一度軽く体を動かしてみる。
うーん、まだ多少だるいけど大丈夫そう。
そう判断して、こくりと頷いた。
赤毛の魔物さんは私が頷くと、待っててと言って部屋を出て行った。
そこで改めて部屋の中を見渡してみる。
とっても小さな部屋に小さなベッド。きちんと整頓されていて、だけど小物などは何もなかった。
ただ、なんだろう。
息苦しさを感じないというか。なんというか。自分でも言い表せない開放感を感じる。
うーん、本当になんなのだろう。自分でもわかんないや。
「お待たせ」
不思議に思いつつ、開放感を満喫している私に赤毛の魔物さんの声がかかる。
出て行く時に言った通り、食べ物と飲み物を持ってきてくれたみたい。
いただくためにベッドから出ようとしたのだけど、それは赤毛の魔物さんに止められた。
無理はしないでいいって言ってくれ、実際調子がいいとは感じてないので言葉に従う事にする。
出されたのは、澄んだお水と何かしらのスープだった。
赤毛の魔物曰く、寝起きは無理に沢山食べない方がいいからって事だった。
ただ、お代わりをしたい場合は取ってくるとも言ってくれる。
何から何まで甘えさせてくれて、凄く嬉しい。
そう感じたので、心のままに笑顔を浮かべてお礼を言った。
「ありがとう。魔物さん」
「どういたしまして」
本当に小さなやり取りなのに、何故か胸がいっぱいになった。
うーん、本当によくわからないなぁ。
新たに疑問が増えつつ、出されたスープが美味しそうですぐに口をつける。
「ふわぁ、これ凄く美味しい!」
なんだろう、初めてこんなに美味しい物を食べた気がする。
物凄い質素に感じていたのに、美味しいと感じるや凄く豪華に見えてきた。
お水も口に含んでみると、こちらも美味しい。
そのまま美味しい美味しいと何度も口にしつつ、スープを飲み干す。
「ああ、おいしかった。ご馳走様」
赤毛の魔物さんが寝起きはあまり食べられないと言っていた通り、大した量でないそれで私のお腹は大満足だった。
食べ終えほっと一息をつく私に、赤毛の魔物さんが質問を投げかける。
「満足してくれたみたいで嬉しいよ。それで、良かったら名前を教えてくれないかい?」
言われ、自分の名前を考えてみる。
おや? おかしい。
一生懸命考えてみるけど、ほどなく一つの結論が出た。
「ごめんなさい。私自分の名前が分からないわ。それどころか自分だどこの誰なのかよく分からないの」
結論を口にすると、赤毛の魔物さんが震えた。
「それは、その。すまない」
「え、なんで謝るの? 私の記憶がないのは魔物さんのせいじゃないんでしょ?」
謝りの言葉を口にした赤毛の魔物さんに、私はそう返す。
どうやらそれは正しかったようで、赤毛の魔物さんがそれはそうだがと口にしていた。
「じゃぁ、謝らないで。それに、別に私は平気よ」
私の言葉に今度は赤毛の魔物さんが固まった。
なんだろう、この人。いや、魔物さんだから人じゃおかしい? まぁいいや。この魔物さん凄く感情が分かりやすいや。
それがなんか嬉しくて、私はくすくすと笑った。
「ふふふ、きっと貴方のおかげね。ありがとう魔物さん。良かったら貴方の名前を教えて欲しいわ」
私の言葉に照れているのか、挙動不審になる赤毛の魔物さん。
どうしよう、この子凄く可愛い。
「それと、良かったら私の名前も付けて欲しいな」
赤毛の魔物さん。もといデューイさんとの生活も半年が経った。
なんと彼は人間だったそうで、毛深いのは理由があるそう。
正直毛深いってレベルじゃないのだけど、それも理由が関係しているみたい。
ただ、今は理由を言いたくないそうで、いつか時が来たら教えてもらう事にしている。
まぁ、そんな些細な事は私にとってどうでも良かったからって言うのもある。
彼はとっても誠実で優しくて可愛らしい人だって、それさえ分かっていれば十分なんだから。
「エリー。今日のご飯も美味しいよ」
「良かったぁ」
嬉しそうに言ってくれたデューイさんに、ほっと胸を撫で下ろす。
安心して自分もぱくり。うん、ちゃんと味見してたけど美味しく出来てる。
記憶をなくしたせいか、それとも元々料理をやった事がなかったのか。
初めてデューイさんと一緒に料理を作った時、私は邪魔をしただけだった。
三ヶ月はデューイさんに料理を習い、一人で作り出した三ヶ月で日々上達しているのを実感している。
それでも、やっぱり大好きな人に美味しいって言ってもらえるのは嬉しい事だ。
勿論失敗した時だって彼は美味しいと食べてくれるのだけど、本当に心から言ってくれているかは見ていれば分かるからね。
元から分かりやすかったのだけど、この半年で隠そうとされなければ彼がどんな思いを抱いたかくらいは分かるようになった。と思う。
流石に隠された場合は分からないのだけど。
彼が人間だよって話していた時は、どうも隠されているようで分からなかったし。今でもきっと分からないと思うから。
ただ、この話をするとデューイさんは不思議そうにする。
聞かれる前になぜ不思議に思うのって聞いたら、今度は驚かれちゃったっけ。
結果嬉しそうにしてくれたから私も嬉しかったけど。こうして後で感がてみると不思議な事だらけね。
「どうしたのエリー。なんか機嫌が良さそうだね」
食べている最中にお喋りはしないから、自然と考えながら食べていたのだけど。どうやらそれが表情に出ちゃっていたみたい。
ちゃんと口の中の物を飲み込んでからデューイさんは私に言ってきた。
私もちゃんと口の中の物を食べきってから口を開く。
「ええ。だって大好きな人と一緒にご飯を食べられて幸せなんですもの」
正直に口にすると、デューイさんは明らかに照れた様子を見せてくれた。
物凄く可愛い。
「えっとその。うん。僕も好きな子とご飯を食べられて嬉しいよ」
改めてこちらを向いて言ってくれたデューイさんに、ずるいって思う。
だって、恥ずかしがる私の表情は見られているのに、彼の表情は見えないんだもん。
毛むくじゃらなんて寧ろ普段は可愛らしいって思っているのだけど、こういう場合だけは不満におもっちゃう。
「デューイさんはずるいわ」
私は思いを口にする。
口を尖らせる私に、デューイさんは苦笑いを浮かべた。
「僕からすると。正直ドキっとする事をさらっと言える口に出来る君こそずるいと思っているのだけどなぁ」
「あら、さらっとじゃないわよ。だってドキドキしながら言っているもん。でも、よく分からないのだけど、それでも言いたいって思っているだけよ」
これは本心からの言葉で、私は言わずに後悔したくないって思っている。
記憶がなくなる前に何かあったんだと、そう漠然と思っているのだけど。
でも、これが悪い事だなんて思っていない。
だって――。
「なにより、口にしていない思いを分かってなんて私は傲慢だって思っているわ。もしかするとそれじゃつまらないって人もいるのかもしれないけど。私は言ってくれないとちゃんとは分からないもん。わかろうと努力しても、きっと言ってくれなきゃ気付かない事は沢山ある。だって、私自身が言葉に出来ない事だってあるのよ? きっとちゃんと言葉にしようとしても、全部伝えるのは無理なんだわ。でも、だからこそ少しでもちゃんと伝えたいって、そう思うの」
気付いたら殆ど息もつかず、一気に喋り切ってしまった。
数回息継ぎしたとはいえ、その度に息の続く限り喋ったせいで苦しい。
それでも、上手く言葉に出来なかったと言う思いから更に言葉を重ねようとしてしまう。
そんな私より早く、デューイさんが喋り掛けてきた。
「それは、とても凄く素敵な事だね。僕もエリーを見習ってちゃんと言うよ」
その言葉に私は口をつぐんだ。
そして、デューイさんは黙って見つめている私の目の前まで移動してくる。
私も立ち上がって向かい合い、デューイさんは私の両手をとって再び喋りだした。
「エリー。僕は君の事が好きです。大好きです。だから、もし記憶が戻っても嫌じゃないなら一緒に居て下さい」
デューイさんの言葉に私は胸がいっぱいになり、すぐには言葉が出てこなかった。
とてもとても嬉しいはずなのに、何故か涙が零れてくる。
だけど、デューイさんは私が喋ろうとしているのを察してくれて、ただただじっと私の言葉を待ってくれた。
その間に数回深呼吸してみると、何とか言葉が口から出てくれる。
「とても嬉しいです。私もデューイさんの事が大好きです。愛しています。記憶が戻ったら正直どうなるか分からないけど。でも、デューイさんが良ければずっと一緒にいさせてください」
言えた!
それだけで、ますます涙が収まらなくなってしまった。
抑えようとしても、嗚咽すら堪える事が出来ない。
そんな私をデューイさんが抱きしめてくれた。
ああ、凄く安心する。
私もデューイさんを抱きしめ返し、しばらくするとやっと感情が落ち着いてくる。
「ふふふ、嬉しすぎると涙が出ちゃうんだね」
やっと涙が収まり、照れ笑いを浮かべながらデューイさんにそう言った。
デューイさんはにっこりとほほ笑んでくれる。
あ、瞳が見えた。綺麗な金色の瞳で、とっても綺麗。
私と同じ瞳の色で、それがなんかとってもくすぐったかった。
髪の毛は私は青色で違うのだけどって、あれ、なんかデューイさんの顔がすっごく近い。
間抜けに考えていたのはここまでで、はっとデューイさんが何をしようとしているのか気が付く。
同時に、私もそれをしたいと思ったので目を閉じた。
「あああああ、私の愛し子よ遅くなった!」
子供っぽい声色に折角の雰囲気が台無しにされちゃった。
私はそれでもキスしたかったのに、デューイさんが飛びのいちゃったじゃない。
凄く不満で、半目で声のした方へ視線を向ける。
そこには手のひらに乗るサイズの羽のある小人が浮かんでいた。
邪魔したのはこいつかと思うと、いくら幻想的で可愛らしい姿形をしていようと好印象は抱けない。
「なんで邪魔したの?」
抱いた思いをそのままぶつけると、デューイさんがなぜか慌てだした。
どうしたのだろうと私は視線を戻したのだけど、小人はそれに構わず私の背中に喋りかける。
「あ、いや、その。邪魔なんてするつもりなかったんだ。ただ、どうしてもその」
「いや、だから邪魔だって。それにデューイさんが困っているから出てって」
慌てる小人に視線すら向けず、淡々と言い返す。
それより大事なのはデューイさんだ!
「デューイさん。あれと何かあったの? なんか困っているけど、私がつまんで捨ててこようか?」
私の提案に、デューイさんはますます慌てだす。
と、聞いてもいないのに小人がまた喋りだした。
「ごめんねエレクシア。怒らせるつもりはなかったんだ。ただ、デューイの状態を何とかしてあげたくて」
聞き捨てならない言葉に私は小人の方へ体ごと向いた。
そんな私に小人が嬉しそうに笑みを浮かべる。
「私としても心より感謝しているし、二人を祝福したいんだ。だから――」
「そこまでです! エリーには僕から先ず伝えます。大丈夫です、きっと悪い事にはなりませんので」
怒りをぶつけようとした私より早く、デューイさんがそう言ってしまう。
そう言われちゃったら私も何も言えない。
小人は不思議そうな表情を浮かべていたのだけど、デューイさんの言葉ならと従ってくれた。
まぁ、何故か私の方へと近づいてきたけど、さっさと背を向ける。
「どうして、デューイさん」
「ああ、ごめんね。折角怒ってくれたのに。でも、告白した以上ちゃんと今の現状も伝えるつもりだったんだ。それに、このお方は間違いなく僕らの事を大事に思ってくれているんだよ」
穏やかに話すデューイさんに、私もすっかり毒を抜かれてしまった。
しょうがない、デューイさんもこう言っているし今回は小人も許してあげよう。
「分かったわ。だけど、無理しなくていいんだからね」
「ううん、僕が話したいんだ。どうか聞いてほしい」
私はエレクシア・ルフォード=アイリス=ディアン侯爵令嬢。否、元侯爵令嬢と申した方が宜しいでしょうか。
大事な式典で婚約者に様々なやった事もない罪を着せられ、断罪された令嬢です。
そして、幽閉される為に移動していた最中、護衛から崖に突き落とされました。
その時に死ぬはずだった私を救ってくれたのが、魔女に弟子入りしていた魔法使い見習いのデューイ様でした。
代わり身の秘術を使ってくださり、それ故にあの見た目になっていたそうです。
その時の私の怪我も痛みも殆どその身に受けて、それを隠す為の毛だったとおっしゃいました。
そして、その傷は塞がっても見えなくなるまでは治らず、だからこそずっとそのままだったそうです。
そして、その話を聞いているうちに徐々に私は記憶を取り戻していきました。
どうやら、秘術の事を話せば残っている怪我や痛みは元に戻るそうです。
つまり、記憶も私にとっては痛みの元になっていたようですね。
ただ、彼は見習いとは言え魔法使いで、だから傷跡が私に戻ってくる事はありませんでした。
「ごめんね、エリー。いや、エレクシア様」
話し終え、私の方が頭を下げるべきでしょうに、デューイ様の方が頭を下げられます。
でも、その言葉に私が感じたのは、わざわざ言い直された悲しみだけでした。
こんなの、私は望んでいません。
ああ、どうしてこうなってしまったのでしょう。
「お願いです。顔を上げてくださいませ」
何とか涙を堪えながら、私はデューイ様にお願いします。
デューイ様は私の言葉に応えて下さり、毛むくじゃらのままのお顔を上げて下さいました。
そこに、小人の姿をとった我が国の守護神様が喋り出されます。
「それでだけど。ここまで私の愛し子に良くしてくれたデューイの怪我を完全に治してあげたいし。二人の結婚を祝福したいのだけど。どうかな?」
守護神様の言葉に、私は弾かれた様に視線を向けます。
そんな私を優しくみつめ、守護神様は言葉を続けました。
「私としても、現世での愛し子はエレクシアだってちゃんと伝えていたのに、それを蔑ろにされて怒っているんだよ。だから、別の存在の加護を優先したあの国はそれで勝手にやればいいさ。それに、私の願い以上にエレクシアを大切に慈しんでくれたデューイには感謝しかないし。確かに神はわがままだけど僕はちゃんと恩義を感じたらそれに報いようとするんだよ」
唐突すぎる出来事に、私の理解が追いつきません。
混乱している、と言うべきでしょうか。
ああ、今私はどんな感情なんでしょうか。本当にどうしましょう。
「ありがとうございます。ただ、それはエレクシア様の御心次第かと愚考致します」
そんなデューイ様の言葉を聞いて、私は反射で口を開きました。
「私はエリーとしてここで生きていきたい。デューイ様と。ううん、デューイと一緒に幸せになりたい!」
「その願い、叶えてあげる」
私の叫びに、守護神様はそうおっしゃいまいた。
目を閉じていても眩しいと感じてしまうほどの強烈な光に包まれます。
光はすぐに収まり、目を開けてみると不思議な事に目が眩む事すらありませんでした。
それでも、衝撃で目を見開きます。
「デューイさん」
「あはは。その、この姿では初めまして」
「可愛くない!」
照れた様子を見せる、赤髪金目の美丈夫にそう叫びます。
私の叫びに固まるデューイさん、ああ、元々分かりやすかった表情が更に分かりやすくなりました。
そして、同じく自分の心のままに彼の胸に飛び込みます。
「でも、格好いいです。可愛くないも訂正します。デューイさんは格好良くて可愛いです」
私の言葉に百面相をするデューイさん。
ああ、なんて可愛らしい。
その感情のままチュッと頬にキスをすると固まってしまいました。
本当に愛おしい人です。
デューイさんをとりあえず愛でた私は、守護神様に感謝の言葉を言う為に顔だけそちらに向けます。
多少体制がきついですが、デューイさんと離れたくないで仕方ないです。
「守護神様、心から感謝致します。ありがとうございました」
「良かった。私としてもそれだけ喜んでくれたら嬉しいよ。エリー。私は今後もこうやって遊びに来るつもりだけど、大丈夫かな?」
今や感謝しかない相手に言われ、私は当然頷きます。
「はい! 空気さえ読んで頂ければ大歓迎です!」
「うっ、空気を読む。むむむ、さっきや今みたいに抱き着いている時はダメなのかな?」
「違います、こう、今みたいな穏やかな時はいいのです。甘い空気の時は止めて下さい」
私の言葉にどんどん難しいと言った感情が表情に浮かびます。
神様ですから、人の事情には疎いのでしょう。
でも、邪魔はされたくありませんので、しっかり教えないといけませんね。
「エリー。流石にそれは難しいのじゃないかな?」
頭の上からデューイさんの声が降ってきます。
そちらへ満面の笑みを浮かべました。
「はい。私はエリーです。貴方のお嫁さんのエリーです。不束者ですが宜しくお願い致します。でも、だからこそ新婚生活を邪魔されたくありませんのでこれは譲れません」
私の言葉に再び愛くるしく表情をクルクルとデューイさんは変えます。
そんなデューイさんに、私は改めてはっきりと口にしました。
「全身毛むくじゃらだった時から、今も等しく貴方をお慕いしておりますわ」
所謂悪役令嬢物と婚約破棄物をベースに、その後の話ならどうなるかで描いております。
ネタバレ防止の為あえてキーワードなどから外しております。
数日経ったらキーワードを足すつもりです。
本当は主人公を断罪した婚約者主観なども書く予定でしたが、冗長になりすぎる&需要ないかなと思ったので省きました。
ざまぁをベースに書く用で書いてみても良いかもしれません。
それでは、少しでも楽しんでいただけたのでしたら幸いです。




