050話 ユニコーンと美女達
ノゾミさんをエドキオに送り届けた僕らは、再び、王都に来ていた。たまには、ちゃんとした依頼を受けないといけないと思い、ギルドにやって来た。
珍しく、Sランクに依頼があるなあ。
ユニコーンの角の納品
依頼難度:Sランク
達成条件:ユニコーンの角の納品
達成期日:出来るだけ早く
報酬:要相談
備考:原因不明の病気が発生、
過去に発生した際は
ユニコーンの角が
特効薬となった。
これは、大変だな。ユニコーンがいると言われている、世界樹の島は周りが魔の海域と呼ばれ、普通に船で上陸するのすら困難である。ユニコーンは処女の少女の前にしか姿を現さないと言われている。世界知識より。久しぶりに世界知識働いたな。
「すみません、この依頼お願いします。」
依頼票とギルドカードを渡す。
「こ、これは、EXランクカード。フェアリーキャットの皆さんじゃないですか。ユニコーンの角の依頼受けて下さるんですね。ありがとうございます。ただ、この依頼なんですが、報酬が要相談となっていますが、要するに依頼主から報酬がでないんですね、ギルドの方で出来る限りの報酬は出したいと思いますが、いくらほどお望みになりますか?」
「それじゃあ、患者さんが元気になって笑顔になる事を望みます。」
「え、それって報酬はいらないってことですよね。それは困ります。いくらか受け取ってもらわないと。」
「じゃあ、その分患者さんに渡してあげて下さい。しばらくは栄養のある食事が必要でしょうし。それよりも早く手続きお願いします。」
「はい、分かりました。ギルドカードに依頼内容写しましたので、ご確認ください」
ギルドカードを受け取り、内容を確認する。
「確かに、依頼承りました。それでは行って参ります」
王都の路地裏から、ユニコーンのいる、世界樹の島の泉へと転移した。
清らかな泉でユニコーンが水浴びをしていた。ハルカがユニコーンの前に出て頼む。
「聖獣ユニコーン様、今原因不明の病で苦しんでいるものが多数おります。つきましては、聖獣ユニコーン様の角を分けて頂き、その者達を苦しみから、救っては頂けないでしょうか?」
ユニコーンはハルカをじっと見つめている。すると、不意に言葉を発した。
「あかん、あかん、アンタ不合格や。22歳で処女って、そんな新古品使えるかいな。あっちに美人さん4人もおるやん。あっちから選ぼか」
「え、新古品」
ユニコーンはこちらに来て、カレン達を品定めする。
「あかん、あかん、もっとあかんがな。中古品のババアばっかりやないかい、しゃーない、中古品やけど18歳の黒猫獣人のリンカちゃん。ワイと一発やろうかいな。かー、兄ちゃんもようやるなあ、こんなババアども相手に、特にそこの妖精の姉ちゃんなんか、ひゃぶぐあ」
「みんな、お仕置きの時間よ。手加減スキルで痛み最大ダメージ0よ。ハルカ、行ったわよ」
「なにが、新古品よ。このエロ馬。リンカ行ったわよ」
「あなたとなんかしません。このエロ馬。カナメちゃん行ったわよ」
リンカ強くなったなあ、よかった。
「女はいつまでたっても乙女なんだから。このエロ馬。エリザちゃん行ったわよ」
「妾をババア呼ばわりとは良い度胸じゃ。このエロ馬。カレン様角を」
カレンは飛んで来たユニコーンの角を切り、リザレクションをかけ再び殴り飛ばす。
「堪忍や、堪忍してや」
どうやら、ユニコーンは女性陣の地雷を思いっきり踏んでしまったようだ。女性陣の怒りが収まるまで僕は訓練をする事にした。マリオネットで自分を操りながら、分裂体と訓練を行う。
一時間ほどでお仕置きは終わった。さあ、次は僕の番だ、その命で償ってもらおうか。
「よくも、僕の嫁達を悪く言ってくれたな。その命で償ってもらおうか」
「兄ちゃん、あれはほんの冗談やって、ワイは聖獣やで、命取ったらただですまんで」
「確かにアンタはせいじゅうだな、ただ、聖なる獣じゃなくて、性の獣と書く性獣だな」
「「そうね」」「「そうです」」「そうじゃ」
「いっぺん死んで浄化されろ」
僕は刀を振り下ろし、ユニコーンにとどめを刺した。ユニコーンからは治療と処女識別のスキルを覚えた。
この泉にユニコーンがいないのは、まずいかなと思い、魔物召喚でユニコーンを喚び出した。性格は相変わらずだった。今度は怒りを通り越して、呆れに変わり、ユニコーンの認識を聖獣からエロ馬性獣に変え、僕たちは、王都へと戻った。
「すみません、ユニコーンの角の納品依頼、確認お願いします。」
ギルドカードとユニコーンの角100本を渡す。
「もう取って来たんですか、それもこんなに。1本で大丈夫だったんですけどね」
「じゃあ、残りは、各地のギルドで保管しておいて下さい。また、病気が流行った時にすぐに対処が出来るように」
「はい、分かりました。ありがとうございました。」
ギルドカードを受け取る。
「あ、フェアリーキャットの皆様にメッセージが届いています。ブレイブハートの皆様からです。」
魔導具を受け取り、メッセージを聞く。
「ブレイブハートのリーダー、アーサーEXランクだ。」
「同じく、サブリーダーのペドウィルEXランクだ。」
「同じく、ガラハドEXランクだ。」
「我々は、フェアリーキャットのメンバーがEXランクである事を認めない。認めて欲しければ、我々に勝利するか、刀神ハルカを我々に差し出してもらおう。我々は、フラウィウスで待っている。」
「何よこれ、勝手な言い分ね。それにハルカを差し出せなんてどうかしてるんじゃないの?」
「この3人、こいつらがEXランクになる前に対戦して、私が返り討ちにした相手ね。EXランクに上がるのが目的じゃなくて私が目的だったみたいだけど。何か凄い武具を手に入れて、その力でEXランクに上がったって聞いたわ。私がカナタに負けたので、カナタに勝てば私が手に入るとでも考えたんでしょうね。馬鹿ねえ、カナタに勝てるわけないのに」
「カナタどうするの?」
「徹底的にやっちゃおうか?」
「そうね、こういう輩には痛い目見せてあげないとね」
「すみません、近いうちに行くから覚悟しておけって返事しておいてもらえますか?」
「分かりました、先方にはそのように伝えておきます」
「それじゃあ、宿に戻って訓練しようか」
ロイヤルキャットに行き、新たにハルカの分の部屋を取る。5日分で5金貨である。リンカ達が使っていた706号室である。
訓練を本格的に始める前に、スキル貸与で、ハルカに完全復活、完全再生、完全復元、時空魔法のスキルを覚えてもらう。準備ができたら、本格的に訓練を開始する。訓練の結果、ハルカは2、他はレベルが1ずつ上昇し、魔物召喚のスキルがレベル25に上がった。
一旦夕食のため、訓練を中断し、夕食を堪能する。そのあとは、また、訓練だ。一日の訓練の合計で、STR、VIT、AGIは3542、DEX、INTは8上昇した。
スキルは、パッシブスキルが、体術Lv77、総合格闘術Lv77、投擲術Lv49、必中Lv49、操弦術Lv22、心眼Lv10、見切りLv30、攻撃力上昇Lv91、クリティカル率上昇Lv91、超直感Lv41、毒耐性Lv91、麻痺耐性Lv91、睡眠耐性Lv91、精神耐性Lv91、石化耐性Lv91、即死耐性Lv91、明鏡止水Lv10に上昇した。
アクティブスキルが、念力Lv91、幻覚Lv91、幻術Lv91、糸生成Lv22、御殿手Lv8、集中Lv50、白羽取りLv22、流水Lv30、無拍子Lv8、硬気功Lv25、幻魔剣Lv91、居合い切りLv93、振雷Lv91、急所突きLv91、螺旋撃Lv49、マリオネットLv22、影縛りLv75、分裂Lv49、吸収Lv49、透視Lv91、千里眼Lv91、瞬間移動Lv91、浮遊Lv91、毒攻撃Lv91、麻痺攻撃Lv91、睡眠攻撃Lv91、石化攻撃Lv91、出血攻撃Lv91、即死攻撃Lv91、HP吸収攻撃Lv91、MP吸収攻撃Lv91に上昇した。
分身と分裂で55体になり魔力温泉水を飲む、ハルカにあげてなかったので、一緒に飲む。INTが550上昇した。
ハルカを部屋まで送る。
「カナタ、22歳で処女って重い?」
「そんな事ないよ。あのエロ馬に言われた事気にしてるの?」
「うん、新古品って言われたのよ。何も好きでお古になったわけじゃないもん。良い人が居なかっただけで。もうこんなんじゃ、誰も私の処女貰ってくれないわね。カナタだって、んんむあ」
ネガティブな発言を、口唇で封じる。
「僕は気にしてないよ、ハルカとても素敵だもん。」
「押し掛け女房みたいで迷惑に思っていない?」
「迷惑に思ってたらこんな事しないよ。」
「んんん、ぱぁ」
再び口づけを交わす。
「カナタ、大好き」
「僕も好きだよ、ハルカ。元気になってよかった、お風呂はいろうか」
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「ふつつか者ですがよろしくおねがいします」
「手加減スキルあるから痛くはないと思うけど、きつかったら言ってね」
こうして、カナタとハルカの初稽古が始まった。
一方、分身の方は、分裂でも出来ると分かり54体で相手する事となった。さすがに、54体だと部屋が狭いので、空間拡張した。ハルカは絶倫は覚えていなかったがVITの値が高かったため、他の4人と同じ、10回戦まで行った。
夜のお稽古の結果、VIT、DEXが2,310上昇し、性技、絶倫はレベル90になった。
そして、システムアナウンス。
「カナタ ミサキとハルカ キサラギの間にリンクが形成されました、不思議なアイテムボックス、天運、自動回復の効果がハルカ キサラギにも適用されるようになりました」
シャワーを浴び、就寝する事にする。
こうして、エスティライド生活の43日目が終わった。
アーサー「我らのメッセージが届いたようだぞ」
ペドウィル「EXランク3人にビビっているだろうな」
ガラハド「近いうちに行くから覚悟しとけと返事が来たぞ」
アーサー「何!ビビってないだと」
ペドウィル「虚勢を張っているのだろう」
ガラハド「具体的な日付を指定していないしな」
アーサー「ふはははははは…」
ペドウィル「ふはははははは…」
ガラハド「ふはははははは…」
ユニコーンはエロ馬です。
またもや、EXランク3人のコントで
文字稼ぎさせてもらいました。
カナタ ミサキ
種族:人間
性別:男
年齢:25
職業:暗殺者|武神|創造者|大魔導士|現人神
レベル:131
HP:361,325/361,325
MP:100,945/100,945+100,000
STR:25,026(62,565)+150%
VIT:32,118(72,265)+125%
DEX: 8,817(23,805)+170%
INT: 6,212(20,189)+225%
AGI:25,007(61,267)+145%
LUC:17,099
7,981,424,659,861ガル
スキル
特殊スキル
変化なし
パッシブスキル
《体術Lv77》《総合格闘術Lv77》《投擲術Lv49》《必中Lv49》《操弦術Lv22》
《心眼Lv10》《見切りLv30》《攻撃力上昇Lv91》《クリティカル率上昇Lv91》
《超直感Lv41》《毒耐性Lv91》《麻痺耐性Lv91》《睡眠耐性Lv91》
《精神耐性Lv91》《石化耐性Lv91》《即死耐性Lv91》《性技Lv90》《絶倫Lv90》
《明鏡止水Lv10》"up"
アクティブスキル
《治療Lv10》《処女識別》"new"
《念力Lv91》《幻覚Lv91》《幻術Lv91》《糸生成Lv22》《御殿手Lv8》
《集中Lv50》《白羽取りLv22》《流水Lv30》《無拍子Lv8》《硬気功Lv25》
《幻魔剣Lv91》《居合い切りLv93》《振雷Lv91》《急所突きLv91》
《螺旋撃Lv49》《マリオネットLv22》《影縛りLv75》《分裂Lv49》《吸収Lv49》
《透視Lv91》《千里眼Lv91》《瞬間移動Lv91》《浮遊Lv91》《毒攻撃Lv91》
《麻痺攻撃Lv91》《睡眠攻撃Lv91》《石化攻撃Lv91》《出血攻撃Lv91》
《即死攻撃Lv91》《HP吸収攻撃Lv91》《MP吸収攻撃Lv91》《魔物召喚Lv25》"up"
称号
変化なし




