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046話 刀神ハルカ

(おはようございます、みなさま)


((おはよう、みんな))


(((おはようございます。みなさん)))


 エスティライド生活41日目の朝だ。


 朝のお稽古を始める。2回戦行い、VIT、DEXが83上昇した。分身10体はダッシュトレーニングを開始している。今日から重力は200倍だ。


 お稽古の後は、大浴場で朝風呂である。ゆっくり浸かった後、みんなで魔力温泉水を飲む、INTがみんな上昇した。朝食を摂り、ガウラへ向かう。


 ガウラの町から、北へ1日行ったところに、刀神ハルカのいるエドキオがある。なので、町の北から外に出て、人が居なくなったところで、エドキオの近くに転移する。そこから歩いて、エドキオに入った。


 エドキオのギルドで刀神ハルカについて聞いてみる事にした。

「すみません、この町にEXランカーの刀神ハルカさんがいるって聞いたのですが、どこに居るかわかりますか?」


「200年ぶりにヤマタノオロチが復活するので、その討伐依頼で、モイズに行ってますね。一週間前に出たので、そろそろ現地についてる頃かと、帰ってくるのは、あと一週間ってところですかね」


「ありがとうございます。」


 ということで、モイズに向かう事にした。西の入口から出て、モイズの近くに転移する。そこから、歩いて、モイズの町に入った。


 町は意外と落ち着いた様子だった。この町のギルドに行ってヤマタノオロチの情報を集める事にした。


「すみません、ヤマタノオロチ討伐って今どんな状況ですか?手伝える事があれば手伝いたいのですが?」

 ギルドカードを提示しながら聞いてみる。


「SSランクのカナタ ミサキ様っていうと、各地の魔法武術大会で上位を独占したフェアリーキャットのカナタ ミサキ様ですか?」


「あ、はい、そのファアリーキャットのカナタ ミサキです」


「ああーよかった。露払いをしてくれる冒険者が居なくて困ってたんですよ。今回のヤマタノオロチは、八種類のドラゴンを召喚して、自分の護衛に就かせてるんです。サンドドラゴン、ロックドラゴン、ウォータードラゴン、ブリザードドラゴン、フレアドラゴン、ウィンドドラゴン、サンダードラゴン、ダークネスドラゴンの8体です。これらのドラゴンは倒してもヤマタノオロチが生きている限り、1分で自動的に再召喚されてしまいます。そのために、ヤマタノオロチに罠を仕掛ける事さえ出来ないんです。これらの護衛のドラゴンを搔い潜って罠を仕掛けて来て頂けないでしょうか?」


「それぐらいだったら、お安い御用ですよ。罠はお酒ですか?」


「よくご存知で、お受けしていただけるのですね、ありがとうございます。罠の設置ポイントとドラゴンの出現場所、ヤマタノオロチの居場所はこちらに書いてあります。お酒は今から、受け取りにいきましょう」


 地図を受け取った僕らは、受付嬢に案内され、酒蔵に通される。


「ナオヒコさんヤポン酒は出来てますか?」


「アマネ嬢ちゃん、ヤポン酒はヤマタノオロチ復活に合わせて一週間前に完成しているよ。そこの兄ちゃん達が罠を仕掛けにいくのか、ドラゴンがいるって聞いてたから心配だったが、この兄ちゃん達なら大丈夫そうだな。ハルカ嬢ちゃんと同じ気を纏ってる。特にその兄ちゃんは、奇麗に気を隠しているがハルカ嬢ちゃん以上じゃないか?まあ、ヤマタノオロチなんぞにやるのはもったいないが、伝統の退治法だ、上手く仕掛けて来てくれよ」


「確かにもったいないですけど、上手く仕掛けてきますよ。終わったら美味しいヤポン酒、飲ませて下さいね」


 お酒を受け取り、西の出入り口から村の外に出る。そこから、ドラゴンの守る場所へ転移していき片っ端から石化させていく。八カ所のドラゴンを石化させたら、罠のポイントにお酒を置く。


 罠を仕掛け終わったので、魔物召喚とドラゴンを倒してレベリングしながら、実戦トレーニングを行う。順番に転移しながら訓練しないと行けないので面倒だ。お昼が来たので、再びドラゴンを石化させ、一旦、ロイヤルキャットに戻って昼食を摂る。


 食事が終わったら、レベリングと実戦トレーニングの続きだ。夕食の時間まで続け、ドラゴンを石化させ、一旦、ロイヤルキャットに戻って夕食を摂る。再び、訓練の続きを行う。


 21時半になると、1つの気配がこちらに近づいてきた。その気配は、神気、妖気、竜気、鬼気、魔闘気を纏っていた。杜氏のナオヒコさんの話通りなら、これが刀神ハルカだろう。僕たちはドラゴン達を石化させ、刀神ハルカを見守る事にした。


 刀神ハルカは、巫女装束で、薙刀を持っていた。刀神ハルカは、罠のポイントまで行く、しばらく、不思議そうな顔をして周辺をうかがってから、ヤマタノオロチの復活ポイントまでいく。そこでは、ヤマタノオロチが待ち構えていた。


「「「「「「「「ガハハハ、俺様が眠っていないのが不思議そうだな。俺様は考えたのさ、何故毎回倒されるのかを。そうしたら気付いたんだ、酒に酔っぱらって寝てしまうからだってな。だから今回は美味そうな酒が置いてあったが我慢してこうして待ち構えてた訳よ」」」」」」」」」


 何度目の復活かは知らんが一回目で気付けよ。


「寝首をかかれなければ負けないとでも思っているの?きっちりと私が引導を渡してあげるわ」


「小娘1人で敵うと思っているのか?丸呑みにしてくれるわ」


 刀神ハルカを丸呑みにしようとヤマタノオロチの一つの首が襲いかかる。刀神ハルカは素早く躱し、その首を薙刀で一刀両断する。だが、ヤマタノオロチの復元と超再生のスキルで一瞬にしてその首は繋がる。


「無駄よ無駄、寝ていれば首を一つずつ落とせただろうが、起きていれば、この程度の傷は瞬時に回復するのさ。一気に丸呑みにしようと思ったが、少し弱らせてからにするか」


 そう言って、八つの首からブレスを吐き出す。しかし、刀神ハルカは巧みにステップで躱す。そして、飛剣とウィンドプレスを八つずつ繰り出す。八つの首が切り離されたかに見えたが、ロックドラゴンの首とブリザードドラゴンの首が岩と氷で離れるのを防いでいた。そして残り六つの首が瞬時に生えてくる。


「ふう、さすがに今のは死んだかと思ったぜ、だがすべての首を落とさなければ俺は死なないぜ」


「なら次で終わりね、今のが躱せないようじゃね」


 そう言った、刀神ハルカは八体に分身した。そして、ヤマタノオロチを取り囲む。ヤマタノオロチは八体それぞれに向かって、ブレスを吐く、刀神ハルカは最小限の動きで、躱している、どうやらタイミングをうかがっているようだ。そして、そのタイミングが来た。


「アースバインド!!」×8


 ブレスが切れるタイミングで、念のために動きを封じたようだ。それから縮地で一気に近づき首を切り落とし、掴んでしっかり本体と離す。そのままだと、分身同士がぶつかるので、分身は解かれた。七つの首が地面に落ち、首一つを持った刀神ハルカが着地した。僕がフラウィウス魔法武術大会決勝で見せた方法と同じだ。さすがのヤマタノオロチもこれで絶命した。


「そこの4人、隠れてないで出て来なさい」


 さすが、僕以外の4人に気付くとはやるな。


「4人じゃなくて5人だけどね」

 そう言って僕らは、姿を現した。


「えっ、5人?確かに5人だわ。私が気付かないなんてって、そんなことより、どうして、手伝ってくれなかったのよ?」


「そりゃあ、ピンチになったら手伝うつもりだったけど全然余裕だったし、最初から手伝ったんじゃ、依頼の横取りになるからね。だから最後まで見守る事になったわけ」


「本当はビビって隠れてたんじゃないの?今回は、たまたま、ドラゴン達が寄ってこなかったからいいものの、本当はあなた達が、ドラゴン抑えとかなきゃダメじゃないの?」


「ちゃんと、抑えてたよ、見てみる?」

 刀神ハルカの手を取ると、次々に、ドラゴンのところに転移しとどめを刺していく、最後に罠のポイントに来て、飲まれなかった酒を回収する。そして、モイズの近くに転移した。


「ちゃんとドラゴンの動き封じていたでしょ、それと、この転移の事は秘密にしてね。あとこのお酒、ナオヒコさんに返しておいてね。今日はこの町に泊まるんでしょ、また、明日来るから朝ギルド前で待っててね。じゃあまたね」

 そういって、僕たちはロイヤルキャットに帰った。


「あの人達は一体何者?」


 ロイヤルキャットに戻った僕らは、夜の稽古を開始する。10回戦行い、VIT、DEXが418上昇した。性技、絶倫がLv80に上昇した。


 今日の訓練の結果、STR、VIT、AGIは一日で3,542、DEX、INTは10上昇した。レベルは、全員が13ずつ上昇した。魔物召喚のスキルがレベル23に上がった。ロックドラゴンから岩ブレスを覚えた。


 スキルは、パッシブスキルが、体術Lv69、総合格闘術Lv69、投擲術Lv32、必中Lv32、攻撃力上昇Lv74、クリティカル率上昇Lv74、超直感Lv38、毒耐性Lv74、麻痺耐性Lv74、睡眠耐性Lv74、精神耐性Lv74、石化耐性Lv74、即死耐性Lv74に上昇した。


 アクティブスキルが、豪妖魔竜神装Lv92、念力Lv74、幻覚Lv74、幻術Lv74、幻魔剣Lv74、居合い切りLv76、振雷Lv74、急所突きLv74、螺旋撃Lv32、影縛りLv69、分裂Lv32、吸収Lv32、透視Lv74、千里眼Lv74、瞬間移動Lv74、浮遊Lv74、毒攻撃Lv74、麻痺攻撃Lv74、睡眠攻撃Lv74、石化攻撃Lv74、出血攻撃Lv74、即死攻撃Lv74、HP吸収攻撃Lv74、MP吸収攻撃Lv74に上昇した。


 シャワーを浴び、就寝することにする。


 こうして、エスティライド生活の41日目が終わった。

カナタ ミサキ

種族:人間

性別:男

年齢:25

職業:暗殺者|武神|創造者|大魔導士|現人神

レベル:129


HP:248,445/248,445

MP:84,335/84,335+100,000

STR:17,922(44,805)+150%

VIT:22,084(49,689)+125%

DEX: 5,855(15,808)+170%

INT: 5,190(16,867)+225%

AGI:17,903(43,862)+145%

LUC:16,699


7,981,424,739,861ガル


スキル

特殊スキル

変化なし


パッシブスキル

《体術Lv69》《総合格闘術Lv69》《投擲術Lv32》《必中Lv32》

《攻撃力上昇Lv74》《クリティカル率上昇Lv74》《超直感Lv38》《毒耐性Lv74》

《麻痺耐性Lv74》《睡眠耐性Lv74》《精神耐性Lv74》《石化耐性Lv74》

《即死耐性Lv74》《性技Lv80》《絶倫Lv80》"up"


アクティブスキル

《岩ブレスLv10》"new"

《豪妖魔竜神装Lv92》《念力Lv74》《幻覚Lv74》《幻術Lv74》《幻魔剣Lv74》

《居合い切りLv76》《振雷Lv74》《急所突きLv74》《螺旋撃Lv32》

《影縛りLv69》《分裂Lv32》《吸収Lv32》《透視Lv74》《千里眼Lv74》

《瞬間移動Lv74》《浮遊Lv74》《毒攻撃Lv74》《麻痺攻撃Lv74》

《睡眠攻撃Lv74》《石化攻撃Lv74》《出血攻撃Lv74》《即死攻撃Lv74》

《HP吸収攻撃Lv74》《MP吸収攻撃Lv74》《魔物召喚Lv23》"up"


称号

変化なし

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