030話 リンカ特級昇格
030話 リンカ特級昇格
【本文】
(おはようございます、カナタ、カレン)
(おはよう、クロノ、カレン)
(おはよう、クロノ、カナタ)
エスティライド生活24日目の朝だ。
朝のお稽古を始める。2回戦で終了し、VIT、DEXが2ずつ上昇した。
今日も大浴場に行き、魔力温泉水を飲み、食事をしに大食堂へ向かう。食事を食べ、デザートコーナーをほぼ壊滅させギルドへ向かう。
石化モンスターの討伐
依頼難度:Bランク
達成条件:ギルドカードで確認
達成期日:至急
報酬:コカトリス、バジリスク、ゴルゴン1体につき10,000ガル、pt1
備考:大量発生しているので、事前に石化耐性薬か現地に生えている
ヘンルーダ草を摂取する事。
この、依頼まだ有ったのか、前回は原因まで詳しく調べなかったけど、今回はちゃんと調べるか。
「リンカ、この依頼受けなよ、簡単だから」
「はい、分かりました」
「石化モンスターの討伐の依頼受注お願いします」
リンカは依頼表とギルドカードを渡す。
「石化対策は大丈夫ですか?いくつものパーティーが石になって発見されていま
す。それでも受けますか?」
「はい、大丈夫です。受けます」
「はい、では、お気をつけて」
リンカはギルドカードを受け取る。
東の草原に向かう、前回全滅させたにもかかわらず、前よりも数が増えている、自然発生したにはおかしい量だ。
「リンカ、石化している冒険者を集めるから、ちょっと待っててくれ」
そういって、僕は石化している冒険者達を集める。30人いた。
「じゃあ、もうやっちゃっていいから」
リンカは分身し、飛行をし適当な間隔でモンスター達の頭上に躍り出た。そこで10+1体のリンカがサンダーヴォルテクスを放つ、草原のモンスターは一掃された。僕は、草原を察知系スキルでくまなく探る。草原の中心に、わずかに魔力反応があった。その反応の下へと行く、そこには、ダンジョンコアが有った。大発生の原因はこれか、妖精の里といい、今回といい、何かが裏で動いているようだな。
石化した冒険者達をキュアストーンで治して、ギルドに戻る。
「討伐依頼終了しましたので、確認お願いします」
リンカはギルドカードを渡す。
「もう、帰って来たんですか?数匹じゃなくて、もっとたくさん…2167匹!!すみませんでした。こちらが報酬の21,670,000ガルです」
リンカは、ランクA「100/100」になったギルドカードと21白金貨と67金貨を受け取る。
「もう、大発生は起こらないと思いますよ。これ、取り除きましたから」
そう言って、ダンジョンコアを見せる。
「こ、これは、ダンジョンコアですか?」
「ダンジョンコアですね、何者かが意図的にこれを、あの草原に設置したのでしょう、それであの辺りの魔物が活性化されたのでしょう」
「ギルドマスターに報告しておきます」
素材カウンターへ行き、素材を売る。
「石化モンスター2167匹で21670ガルだ」
リンカは、30銅貨を渡し2金貨と17銀貨を受け取る。
「ダンジョンコアはいくらになる?」
「ダンジョンコアか10,000,000,000ガルだが、オークションに出せばもっと値がつくぜ」
「じゃあ、そのまま買い取ってください」
「いいのか、結構な値段になるんだけどな」
僕は100閃貨を受け取る。
「モンスター大量発生も解決したし、王城に行こうか」
「そうね、リンカも特級試験受けられるようにしてもらわないとね」
「え、え、特級試験ですか」
「今のリンカならSSランクの実力余裕であるから」
戸惑うリンカをよそに、王城に向かう。しばらくして、王城に着いた。
顔パスで王城に入っていく、レイアさんを見つけたので声をかける。
「レイアさん、ミリィいますか?」
「はい、ご案内します」
コンコン、扉をノックする。
「ミリアリア様、カナタ様とカレン様をお連れ致しました」
「カナタ、カレンひさしぶり」
「ミリィ、久しぶりだね」「ミリィ、久しぶりね」
「二人とも何してたの?会いたかったのよ」
「リンカのパワーアップしてたんだ、それで、リンカに特級昇格試験受けさせたくて、お願いに来たんだ。誰かいい試験官いるかな?」
「え、リンカ冒険者になったの、しかも、もう特級昇格試験だなんて」
「はい、お二人に鍛えてもらいました」
「二人なら納得ね、試験官も二人のうちどちらかでいいんじゃない?」
「じゃあ、私が試験官するわ」
「じゃあ、決まりね、」
「一筆書くから待っててね」
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「はい、これでよしと」
リンカは推薦状を受け取る。
「お昼から公務があるから見に行けないけどリンカ頑張ってね」
「ありがとうございます。ミリアリア様」
「じゃあ、お昼までお話ししましょう」
たわいのないおしゃべりをしお昼になった。
「じゃあ、今日はこれでお別れね、いつでも遊びに来てね」
「時間があったらね」「また来るわね」
ミリィに別れを告げ、ロイヤルキャットに戻る。おいしい食事を食べ、デザートを堪能し、少しくつろぐ。
十分くつろいだ後、ギルドに向かった。
「特級昇格試験を受けたいのですが?」
リンカはギルドカードと推薦状を渡す。
「ただいま、ギルドマスターを呼んで参ります」
ギルドマスターがやって来た。
「受験者はリンカAランク冒険者、試験官はカレン アップルフィールドSSランク冒険者、間違いないな?」
「はい、間違い有りません」
「では、皆さんついて来てください、」
ギルドマスターの後にみんなついていく。
「ここが試験会場です。試験は実戦形式で行います。ルールは簡単です。相手を全滅させるか降参と言わせたら勝利です。不死結界を張りますので、魔法も武器も使いたい放題で構いません」
「準備がよろしければ始めるが、双方構わないかな?」
「「構いません」」
「それでははじめ」
先に、リンカが仕掛ける。
「サンダーヴォルテクス!!」
「アースウォール!!」
「ブリザードクラッシュ!!」
「フレアウォール!!」
「フレアバースト!!」
「ブリザードウォール!!」
リンカが魔法を放つがカレンもそれを魔法で防ぐ。その隙にリンカが近づき刀を振るう、カレンはすべて躱し、反撃する。リンカは防御するので手一杯だ。カレンは一瞬の隙をつき、リンカの後ろに回り込む、腕を極め、糸生成で出した糸で首を絞める。やがて。リンカが意識を失った。
「勝者、カレン アップルフィールド」
「ギルドマスター、彼女負けたけど、実力はSSランク相当だと思うのどうかしら」
「魔法も3属性レベル9のようじゃし、接近戦の実力も申し分ない、SSランクと認めよう」
リンカの意識を回復させ、手続きに向かう。
「リンカ殿、御主もこれでSSランクじゃ」
「ありがとうございます」
リンカは銀色になったギルドカードを受け取る。
「マスター、ところで、EXランクになるにはどうすればいいんですか、世界に4人しかいないって聞いたけど」
「簡単じゃ、その4人のうち一人にでも、勝つか認められるかすれば、EXランクに成れる」
「一番近いところにいるEXランク冒険者はどこにいる?」
「極東の国ヤポニースの刀神ハルカじゃな、ここからじゃと船で西に向かえば、すぐに着く」
極東の国なのに西?と思ったでしょうが、この世界の地図は、世界樹の生えている島を中心として書かれている。そして、この大陸は南西大陸に当たる。他に北西大陸、北東大陸、南東大陸があり、全部で4つの大陸からなる。ちょうど、コロンブスが西回りで、インドを目指したように、西回りで行けば極東にすぐに着くのである。
「マスター、情報ありがとうございます」
「なーに、ダンジョンコアの件を考えると安いもんじゃ」
「そうですか、役に立てて何よりです」
こうして、僕らは、ギルドを後にした。
宿の部屋に戻り訓練だ、僕はいつもの重力下のダッシュトレーニング、カレン、リンカへのスキル指南に加え、剣を作る事にした。本当は刀を作りたかったが、刀はヤポニースに伝わる刀匠のスキルが無いと作れない。仕方ないので剣にする。練金でヒヒイロカネ、オリハルコン、アダマンタイト、ミスリルの合金を作る。できた、ヒヒハルタイルのインゴットを鍛冶スキルで剣の形にする。出来たのがこれだ。
ヒヒハルタイルの剣+10
レア度:レジェンド
状態:神気、妖気、竜気、鬼気、魔闘気をわずかに纏っている。
説明:各種気、魔力をよく通し、非常に固く、切れぬ物は無いと言ってよい剣。
状態の部分が気になる、作り直してみよう。練金でインゴットに戻し、魔力操作、気力操作、神力操作、妖力操作、竜力操作、鬼力操作、を全開にし、鍛冶スキルで剣を作り出した。出来たのがこれだ。
ヒヒハルタイルの剣+10
レア度:ミソロジー
状態:神気、妖気、竜気、鬼気、魔闘気を激しく纏っている。
説明:各種気、魔力をよく通し、非常に固く、切れぬ物は無いと言ってよい剣。
レジェンドを超える物が出来てしまった。これに昨日やっと出来た、超特級魔核に豪妖魔竜神装Lv10を付与し、細工でヒヒハルタイルの剣+10に付けた。完成したのが次の物である。
豪妖魔竜神剣+9
レア度:ゴッド
状態:神気、妖気、竜気、鬼気、魔闘気が物質化した物でコーティング。
説明:各種気、魔力をよく通し、非常に固く、神すらも断ち切る剣。
ふと思いたち、これに、フェンリルの魔核、グリフォンの魔核、フェニックスの魔核、サンドドラゴンの魔核、ブリザードドラゴンの魔核、ウィンドドラゴンの魔核、ホーリードラゴンの魔核、ダークネスドラゴンの魔核、フレアドラゴンの魔核を、細工で付けた。
豪妖魔竜神剣エレメンタルブレス
レア度:ゴッド
状態:神気、妖気、竜気、鬼気、魔闘気が物質化した物でコーティング。
全属性の気を纏い、耐性が有る。
説明:各種気、魔力をよく通し、非常に固く、神すらも断ち切る剣。
どんな属性の攻撃にも耐え、全属性の攻撃とブレスを発射出来る。
自己修復の機能も付いている。
これを、不思議なアイテムボックスに格納する。すると、カレンは、豪妖魔竜神装、雷気、韋駄天、超直感、雷ブレス、人化、風気、超再生、地気、砂ブレス、氷気、吹雪ブレス、風刃ブレス、光気、治癒ブレス、瘴気、風化ブレスを新たに覚えた。
これを、100本複製した。複製した剣から魔核を外していく、豪妖魔竜神装の魔核x99、フェンリルの魔核x101、グリフォンの魔核x101、フェニックスの魔核x101、サンドドラゴンの魔核x101、ブリザードドラゴンの魔核x101、ウィンドドラゴンの魔核x101、ホーリードラゴンの魔核x101、ダークネスドラゴンの魔核x101、フレアドラゴンの魔核x101を得た。
また、ダンジョンコアが…
カナタ ミサキ
種族:人間
性別:男
年齢:25
職業:暗殺者|武神|創造者
レベル:58
HP:2,910/2,910
MP:2,750/2,750+100,000
STR:381(571)+50%
VIT:466(582)+25%
DEX:463(787)+70%
INT:440(550)+25%
AGI:382(553)+45%
LUC:1,199
1,018,087,158,635ガル
スキル
特殊スキル
変化なし
パッシブスキル
変化なし
アクティブスキル
変化なし
称号
変化なし