表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/56

021話 姫様のおもてなしはロイヤルスイートルーム

王都ランバルディア編スタートです。


ロイヤルスイートルームです。

一度は泊まってみたいものですね。

 王都ランバルディアに到着し、しばらくすると、馬車が止まった。


「カナタ様、カレン様ここでお降りください」


「ここで、お別れみたいね、またね、ミリィ」


「またね、ミリィ」


「またね、カレン、カナタ」


 降りた場所は冒険者ギルド前だった。どうやら気を利かせてくれたようだ。


 2台の馬車がギルド前に止まっていた。

「では、カナタ様、こちらの馬車に賊の死体を、あちらの馬車に、騎士の遺体を乗せていただけますか?」


「はい、分かりました」

 言われた通りに、賊の死体と騎士の遺体を、馬車に乗せていく。


「お二人とも、明日、城に来ていただく事になるかと思います。つきましては、カナタ様、カレン様名義で宿を手配いたします。宿の名前は、ロイヤルキャットでございます」


「丁寧にありがとうございます。ミリアリア様にもよろしくお伝えください」


 姫様と騎士達が去り、カレンと2人になった。

「じゃあ、カレン、冒険者ギルドに登録しようか」


「うん、じゃあ、カナタ待っててね」


「掲示板見てるから」


 あ、配達の依頼残ってるから受けられないんだ、忘れてた。


 まあいいや、どんな魔物が居るのかな?


 ふむふむ、なかなか面白そうなやつも居るな。


「カナタ、お待たせ」


「とりあえず、薬草の納品しとこうか」

 カレンに復活草60本を渡すと、カレンは再び、受付に行った。数分して、カレンが戻って来た。


「次は、中級昇格試験だって、明日以降の日程が分からないから、とりあえず、保留にしといたわ、はい、これ、報酬のお金」

 3金貨を受け取る。


「カナタ、配達の依頼があるんでしょ?早く終わらせて、宿に行きましょう」


「ああ、そうしようか」

 武具店と雑貨店に手紙を届け依頼完了証明にサインを貰った。さて、問題は、王立魔導研究所への配達である。なんか、また、厄介そうだ。


 王立魔導研究所の受け付けに来た。

「すみません、ランスフォードの町のマーサさんから、こちらのリナリアさんに、手紙とポーションを届けに来ました」

 手紙とポーションとギルドカード、依頼完了証明を提示しながら言った。


「確かにリナリア宛だね、ちょっと呼んで来るから、待っていてください」


 しばらくすると、若い女性を連れて受付の人が帰って来た。


「はーい、私がリナリアよ。マーサ師匠の弟子よ。師匠からの手紙届けてくれたのね、ありがとう」

 リナリアは手紙を読み、鑑定のルーペでノーマルポーションを鑑定しだす。


「あなたが、カナタ君ね、あなた凄いわ、あなたの知識でポーションの進化が100年は進んだわ、魔導具の件も協力するわ、よろしくね」

 リナリアは僕の両手を握りぶんぶんと振り回す。感情の激しい人だなあ。


「はい、面白い魔導具有ればよろしくお願いします」


「じゃあ、サインしちゃうわね」

 依頼完了証明にサインを貰った。


「ありがとうございました、では、また」

 そう言って、僕たちはギルドに戻る。


「配達依頼完了の手続きお願いします」

 依頼完了証明3枚とギルドカードを渡す。


「依頼3件で150,000ガルお支払いします」

 15金貨とギルドカードを受け取る。


「すみません、特級ランクの昇格試験ってやってますか?」


「申し訳有りません、特級ランク以上はギルドマスターか、貴族、王族からの推薦が無ければ、受けられないんですよ」


「そうですか、じゃあ逆に、推薦が有れば、Aランクじゃなくても特級に、上がれますか?」


「まず無いと思いますが、推薦が有れば飛び級もありです」


「いろいろとありがとうございました」

 多分、推薦はミリィに頼めば貰えるから、カレンも一緒に特級になれるな。


「カレン、お待たせ、宿に行こうか」


 ロイヤルキャットはどうやら高級店のようだ。高級商店街の一角にそびえ立っていた。


「いらっしゃいませ、ロイヤルキャットへようこそ」


「カナタ ミサキです、予約が入ってると思うんですが」

 ギルドカードを見せながら受付の人に聞く。


「カナタ様とカレン様ですね、予約承っております。707のロイヤルスイートルームです。お食事は24時間ビュッフェ方式で提供しております。鍵を見せて食堂にお入りください。浴室は、部屋に備え付けのものと、地下に大浴場がございます。こちらも、24時間自由にお入りください。こちらが鍵でございます。部屋まではエレベーターがありますので、そちらをご利用ください。何かございましたら、何なりと私どもに申し付けください。それでは、どうか、ごゆっくりとごくつろぎください」


 僕とカレンはエレベーターに乗り7階を目指す。7階に着き、一番奥の部屋を目指す、そこが、707号室だ。


 鍵を開け中に入る、そこは、とても広いが、穏やかで落ち着いた空間だった。数々の調度品は気品漂う一流のもので使うのが気が引けそうなくらいだった。


「カレン、凄いね、この部屋」


「ええ、こんなところに泊まっていいのかしら?」


「せっかく、用意してくれたんだから遠慮する事無いよ」


「それも、そうね、存分に堪能しないとね」


「でもまず、ご飯だねおなかぺこぺこだよ」


「ふふっ、そうね、部屋がこれなら食事も期待出来るわね」


 ということで、夕食をとるため大食堂に来た。


 数々の豪華な料理とデザートが並んでいる。その中に見覚えの有るものを発見した。白飯、そう、米である。横にはカレーらしきスープ状の料理が有った。これはもう、今晩のメニューは決まった。カレーライスだ。


 カレンにもカレーライスを勧める。初めて見る料理に不思議そうな顔をしていたが、絶対に美味しいからと言って、カレンもカレーライスを食べる事にした。


「少し、辛いけど、この辛さが食欲を刺激するわね、それに、この米と言う食べ物の甘さを引き出していて、とても美味しいわ、素敵な組み合わせね」


「気に入ってくれてよかったよ、僕の故郷の料理によく似てるんだ。まさか、こっちにも米があるとは思わなかったよ」


「これがカナタの故郷の料理なのね、同じもの食べられてうれしいわ」


「厳密に言うと違うんだけど、まあ、みんな大好きな国民食ってところだよ」


 カレーライスを食べ終えたところで、お待ちかねのデザートタイムだ。


「ははは、カレン、早くしないと無くなってしまうぞ」


「カナタ、ずるい、それ私も食べようと思ってたのに」


「大丈夫だ、ちゃんと分けるよ、カレンはかわいいな」


 2人とも大の甘党だったのだ、そんな2人が居たらどうなるだろうか、ケーキコーナーは壊滅させられ、2人はテーブルに就く。


「もぐもぐ、これ美味しいわね」


「カレン、こっちもなかなか行けるよ」


 あっというまに、皿に盛られたケーキが消えていった。


「美味しかったわね」


「そうだね、美味しかったね」


 ところで、ここ一泊いくらなんだろうか?ちょっと聞いてみるか。


「すみません、707のものですけど、こちら一泊おいくらなんですか?」


「お二人なので10金貨です。お代はすでに、30日分いただいております」


「え、本当ですか?30日も」


「はい、30日間、しっかりとサービスさせていただきます」


「あ、ありがとうございます」


 2人で驚きながら部屋に戻った。


「びっくりしたね、金貨10枚を30日分もって」


「さすがに私も驚いたわ」


 少しくつろぎ、おなかも落ち着いた。


「さあ、おなかも落ち着いたし、カレンパワーアップ計画の仕上げに入るよ」


 訓練用の亜空間を開き、必要なスキルを持った魔物を、魔物召喚で呼び出していく、盗賊のスキルも覚えられないかなと思い、死霊召喚でゾンビとして呼び出した。見事、スキルを持ったゾンビが現れ、カレンは盗賊のスキルもゲット出来た。もちろん、討伐履歴からは消去させた。


 その間、僕は神力、妖力、竜力、鬼力遮断と、神力、妖力、竜力、鬼力察知の取得を目指しながら、十倍の重力をかけダッシュトレーニングを行っていた。幸い、各種操作を極めていたので、すぐに、遮断も察知も極める事が出来た。


 カレンが、魔物からのスキル取得が終わったので、発展技を教える事にした。まずは防御面をと思い、化勁を教えていく、分身を一体出し、手加減しながら震脚からの発勁を繰り出す。もう一体分身を出し、スキル指南で、カレンに手取り足取り、化勁を教えていく、1時間ほどで化勁を極めた。


 つぎは、空を飛び回り、立体機動と空間把握を覚えてもらった。空間把握と察知系スキルでマッピングを覚えてもらい、飛行と風属性魔法で、空気の足場を作るイメージをさせる事で、空中闊歩を覚えた。ダッシュ、ステップ、ジャンプを同時に発動させるイメージをさせる事で、縮地を覚えた。


 念のため、刀を2振り装備させ、まず、刀術を、続いて十字飛剣、飛剣乱舞、魔法剣、居合い切りを覚えさせた。


 これでひとまず、今日の訓練を終える事にした。STR、VIT、DEX、AGIが4ずつ上昇していた。いつもの倍上昇したのは、妖精女王の祝福の効果によるものと思われる。


 訓練を終えたので風呂に入る事にする。

「カレン、洗いっこしようか」


「ええ、お願いするわ」


 お互いに体を洗い合う。体が奇麗になったところで、湯船に浸かる。


「運動の後はマッサージしないとね、カレン」

 そう言いながら、全身を揉む。


「ありがとう、カナタ、気持ちいいわ」

 全身を揉み終えた僕はある箇所を念入りに揉み出した。


「ひゃっ、カナタ、どこ揉んでるのよ」


「どこって、おっぱいだよ、カレンは大きいから凝ってるでしょ」


「凝ってないわよ、カナタこそ、ここがカチカチに凝ってるじゃない」

 と言いながら、股間をぎゅっとしてくる。


「ふふっ、続きはお風呂上がってからにしようか」


「ええ、そうしましょう」


 風呂から上がりベッドルームへ移動する。キングサイズのベッドが2つ並んでいるが使うのは一つである。


「カレン」「カナタ」

 2人の唇が触れ合い、互いの舌が絡み付く。

こうして、マッサージという名の夜のお稽古が始まった。

          ・

          ・

          ・

          ・

          ・

 今夜のお稽古は、カレンが絶倫を覚えていたため7回戦まで延長された。7回戦で終わったのは、クロノから、そろそろ、眠る時間だと指摘されたからである。


 結果、性技がレベル10に達し、VIT、DEXは8ずつ上昇した。


 お風呂に入り直し、魔核の合成を行った。下級魔核「9/100」、中級魔核「99/100」、上級魔核「10/100」、特級魔核「55/100」を得た。


 夜更かしは、美容の敵と言う事で眠る事にした。


 こうして、エスティライド生活の18日目が終わった。

夜のお稽古がすごいですね。

エロ描写が難しいです。ラブラブ感を出したいだけなのに。


カナタ ミサキ

種族:人間

性別:男

年齢:25

職業:暗殺者|武神|創造者

レベル:52


HP:1,915/1,915

MP:2,000/2,000+100,000

STR:290(435)+50%

VIT:307(383)+25%

DEX:304(516)+70%

INT:320(400)+25%

AGI:291(421)+45%

LUC:1,199


1,006,903,378,921ガル


スキル

特殊スキル

変化なし


パッシブスキル

《神力察知Lv10》《妖力察知Lv10》《竜力察知Lv10》《鬼力察知Lv10》"new"

《性技Lv10》"up"


アクティブスキル

《神力遮断Lv10》《妖力遮断Lv10》《竜力遮断Lv10》《鬼力遮断Lv10》"new"


称号

変化なし

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ