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012話 蜂の巣採取とモグラ退治

(おはようございます、カナタ)


(おはよう、クロノ)


エスティライド生活9日目の朝だ。


 今日も羊と薬草狩りに行く。結果は、スリーピングワープシープが16匹、回復草1375本、吸魔草946本、毒消し草128本、月見草125本、復活草370本、毒草25本、痺れ草24本、睡眠草13本だった。復活草が1000本に達したため。今日からは気力ではなく魔力を振りかける事とする。


 ギルドに来て村の北側についての依頼がないか見てみる。どうやら、ジャイアントビーは誰も気付いてないようだ。シャドウウルフの依頼がないか探してみたがなかった、もちろんスライムも無い。小銭稼ぎが出来なくて残念だ。


 では、あるかどうか分からないが蜂蜜探しに出かけよう。北の入り口を通り、人気の無くなったところで隠蔽系スキルをかける。昨日、蜂は東側から来ていたので川沿いに、察知系スキルを頼りに東に進んでいく。出てくるのは、昨日と同じ、シャドウウルフとスライム、それとボアだ。


 それらを瞬殺しながら進んでいくと、東側に向かうジャイアントビーを見つけた。慎重につけていく。すると、盛んにジャイアントビーが出入りしている場所を見つけた。ついに巣の発見だ。かなり巨大だ。


 巣は土の中に埋まっている土属性魔法で巣を掘り出す。女王の側近の蜂を1匹殴り殺す、予想通り、ローヤルゼリー精製のスキルが手に入る。


 手加減スキルで女王蜂、側近5匹、働き蜂20匹をHP10%にし、魅了の魔手で眷属化させていく。眷属化したあとは、エクストラヒールでちゃんと回復させておいた。活躍してもらうのはまだ先の事になるだろう。


 残りの飛び回っている働き蜂たちはディメンジョナルブレードを多重展開して全滅させた。多重詠唱のスキルを得た。


 巣の中にいる成虫と幼虫、卵は闇魔法のデッドリーウェーブで殺した。生き物がいなくなったので蜂の巣をアイテムボックスに仕舞う。蜂蜜、蜜蝋、プロポリス、ローヤルゼリーに解体された。


 もう少し、東に行くとお花畑が広がっていた。咲いてる花のパターンを登録し、蜜収集と不思議なアイテムボックスの効果で花の蜜を自動採取した。眷属の働き蜂に樹液の出る木を案内してもらい、パターン登録し、樹液収集と不思議なアイテムボックスの効果で樹液を自動採取していった。


 樹液を採取中、キリングベアーに出会った。特に新たなスキルは得られなかったが薬の原料となる熊胆を手に入れた。


 討伐した魔物はシャドウウルフ38匹、スライム58匹、ボア16匹、ジャイアントビー105匹、キリングベアー1匹だった。


 ほくほくの収穫に満足しながら村へと戻った。そのまま、ギルドへ向かい何かいい依頼がないか確認する。探していると、職員が新たな依頼を掲示していった。


 ジャイアントモールの討伐

依頼難度:Eランク

達成条件:ジャイアントモールの鼻の納品

達成期日:出来るだけ早く

報酬:群れ全滅確認後に1,000ガル,5pt

備考:畑が荒らされて困っています。全滅させてください。


 よしこれにしよう。


「アイシャさん、この依頼お願いします」

 ギルドカードを出す。


「この依頼、農家の方達が困ってるので早めに解決してあげてください」

 ギルドカードを受け取る。


「昼ご飯までには終わらせますよ」


 畑に着いた、大きな気配が5つほどある。逃げられると面倒なので威圧と殺気で動きを止める。全滅が条件なので固有パターンを記憶する。あとは、上から剣を刺していくだけの簡単なお仕事です。畑の外にも5匹いたので同様にして全滅させた。半径5キロメートル圏内にはもういないので、全滅させたと考えていいだろう。


 出来ていたトンネルは、ネズミなどが入るといけないから、土属性魔法で埋め戻しておいた。ジャイアントモールからは新たに、振動察知、鉱脈察知のスキルを得た。どちらもレベル10だった。


 気配察知、魔力察知、嗅覚察知、振動察知、危険察知、植物察知、鉱脈察知、空間把握のスキルを並列思考で発動させると新たに、マッピングのスキルを覚えた。


 ギルドに戻り、報告を行う。

「アイシャさん、ジャイアントモールを全滅させてきました。一応1日様子を見てもらえれば確認出来ると思います」

 ジャイアントモールの鼻を渡す。


「では、明日の同じ時間以降に来てください、被害が出てなければ依頼完了となります」


「わかりました。では昼食に行ってきます」


「カイゼルさん、今日も最高の出来です、ごちそうさまでした」


 部屋に戻ると、ローザさんに貰った瓶に蜂蜜を入れ、水で2.5倍に薄め、よく振り混ぜ、クイックをかけた。 放置しておけば発酵して、蜂蜜酒が出来るはず。10本分仕掛けておいた。


 再びギルドに行き依頼を漁る。うーん、いいのがないなあ。アイシャさんに珍しいモンスターがいないか聞いてみる事にする。


「アイシャさん、この辺りで珍しいモンスターの目撃情報って無いですか?」


「4日前に火山でサラマンダー見たって情報ありましたけど、それっきりで他の人からの報告は無いですね。あとは、2日前に北の街道でジャイアントビーが目撃されてますね。もしかしたら、巣が出来てて蜂蜜がいっぱい採れるかもしれませんね。他は、今日のジャイアントモール、この前カナタ様が倒したオークキングくらいですかね」


 全部自分が関わって処理済みの案件で気が重い。

(特にサラマンダーは討伐履歴から消去した)


「情報ありがとうございます」


「もし、お暇でしたら明日午後からお時間いただけないでしょうか?」


「はい、大丈夫ですよ。それで用件は何ですか?」


「中級ランク昇格試験の試験官をお願いしたいんです」


「あ、いいですよ、後輩の育成も冒険者の大事な仕事ですからね」


「それでは、明日の13:00にギルドまで来てください」


「わかりました、それではまた明日よろしくお願いします」


 しかたないので、宿の自分の部屋に戻ってきた。蜂蜜はどうなってるかな?アルコールの匂いがする。成功だ。《醸造Lv2》を取得した。出来た蜂蜜酒をアイテムボックスに注ぎ込む。再び10本仕込む、出来上がりはクロノに知らせてもらう。


 その間、筋トレを行う、ステータスが上がるかは不明だが。30分ほどで蜂蜜酒が完成する。また、アイテムボックスに注ぎ10本仕込む。これを醸造レベルが10に上がるまで繰り返した。STRとVITが一応1ずつ増加していた。どうやら筋トレは効果があるようだ。


 もう、夕食の時間なので、食堂に向かう。後2日か、カイゼルさんの美味しいご飯を食べられるのも。大事に食べないとな。

「ごちそうさまでした、今日も美味しかったです」


 お風呂でマッサージしながら筋トレの疲れを癒やす。


 部屋に戻り、魔核の合成を行う、低級魔核「47/100」と中級魔核「21/100」を得た。


 魔核の合成が終わったので就寝する事にする。


 こうして、エスティライド生活の9日目が終わった。

蜂の巣とミツバチの眷属ゲット


察知系スキル+空間把握でマッピング


蜂蜜を水で薄めると蜂蜜酒の出来上がり。

良い子は真似しちゃだめだよ、法律違反になるからね。


カナタ ミサキ

種族:人間

性別:男

年齢:25

職業:暗殺者|武神

レベル:39


HP:1,315/1,315

MP:1,200/1,200+100,000

STR:206(257)+25%

VIT:211(263)+25%

DEX:210(304)+45%

INT:240

AGI:205(297)+45%

LUC:999


9,390,436ガル


スキル

特殊スキル

変化なし


パッシブスキル

《振動察知Lv10》《鉱脈察知Lv10》《マッピング》《多重詠唱》"new"

《再生Lv4》"up"


アクティブスキル

《醸造Lv10》《ローヤルゼリー精製》"new"


称号

変化なし

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