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010話 セカンドジョブとポーション作成補助

セカンドジョブ取得です。


ポーション作成補助のはずががっちりと

作らされているのは気のせいです。

貰ったポーション作成装置がやたら高性能です。

(おはようございます、カナタ)


(おはよう、クロノ)


エスティライド生活7日目の朝だ。


 今日も羊と薬草狩りに行く。結果は、スリーピングワープシープが15匹、回復草1372本、吸魔草945本、毒消し草130本、月見草125本、復活草360本、毒草32本、痺れ草25本、睡眠草11本だった。見事オーラ振り掛け作戦は成功した。作戦は続行する。


 ギルドに向かうセカンドジョブを取得するためだ。

「アイシャさん。レベル30超えたのでセカンドジョブ取得したいんですが?」


「では2階の例の部屋まで付いてきてください」

 前回入ったあの部屋にまた入る。


「手順はお分かりですね、前回と同じです」


 魔法陣の真ん中に立ちジョブと心の中で唱えた。

すると、様々なジョブが浮かんでくる、戦士、武闘家、僧侶、魔法使い、盗賊

……魔法戦士、大魔道士、武神…

決めた武神にしよう。


 武神

ジョブボーナス

STR、VIT、DEX、AGI+25%

攻撃系スキルをマスターレベルまで引き上げる。

特殊スキル

《多重分身》10人まで自分と同じステータスの分身を作る事が出来る。

パッシブスキル

《体術》《総合格闘術》《短剣術》《剣術》《2刀流》《槍術》《棒術》《斧術》

《槌術》《弓術》《投擲術》《必中》《操弦術》《盾術》《剛腕》《剛脚》

《俊足》《身体強化》《回避上昇》《魔闘気》《金剛身》《直感》《予知》

《手加減》

アクティブスキル

《並列思考》《高速思考》《気力操作》《魔力操作》《ダッシュ》《ジャンプ》

《ステップ》《受け流し》《威圧》《殺気》《カウンター》《浸透勁》《貫手》

《飛燕脚》《雷車》《武器破壊》《飛剣》《乱れ突き》

《クラッシュインパクト》《旋風撃》《圧壊》《振雷》《螺旋撃》

《マリオネット》《シールドスラッシュ》

これらの能力が与えられます。


「アイシャさん、無事取得出来ました、ありがとうございます」


「また、なんかすごい職業取得したみたいね。では、行きましょう」

 アイシャさんに促され部屋を出る。


「では、また今日も火山に行ってきます」

 そう言って、ギルドを後にする。


 昨日と同じように南の入り口から出て、人気の無い場所に行ってから隠蔽系スキルを発動させた。そして、《魔闘気》《竜気》《炎気》《竜鱗》《身体硬化》《金剛身》のスキルを発動させる。さらに《振雷》(本来は弓の武技で矢に高速振動を与え、当たった対象を粉砕するスキル)を発動させ、《飛行》で敵に拳を当て、リザードマン、アイアンゴーレムを殲滅していく。昨日の1/4時間で片がついた。


 《飛行》によって新たに《立体機動》と《空間把握》を覚えた。実験も兼ね、時空魔法のテレポーテーションで村の近くまで戻った。実験は成功だ。隠蔽系スキルと、炎気を切り、ギルドに向かう。


「アイシャさん、リザードマンとアイアンゴーレムの買い取りお願いします」

ギルドカードと討伐部位を渡す。


「それぞれ、50体分で合計100,000ガルです」

 10金貨を受け取る。


「ジーベックさん、素材買い取りお願いします」

 素材と武器、鎧を並べていく。


「リザードマンの鱗皮x45で90,000、リザードマンの牙x45で90,000、リザードマンの肉x45で22,500、スチールソードx25で50,000、スチールの弓x21で21,000、スチールの矢x800で80,000、ハーフプレートメイルx45で67,500、合計421,000ガルじゃ」

 42金貨と10銀貨を受け取る。


 まだすこし、昼には早いので、何かいい依頼がないか見ていく。


 ポーション作成補助

依頼難度:Gランク

達成条件:4時間ポーション作成の補助をする。

達成期日:4/8まで

報酬:400ガル、pt4

備考:力仕事になります。力の強い人希望。

   魔導具店店主ローザ


 これが良さそうだ、ポーション作成のスキル覚えられそうだし。


「アイシャさんこの依頼受付お願いします」

 ギルドカードと依頼票を渡す。


「カナタ様、雑務系の依頼は初めてですね」


「はい、そうですが」


「雑務系の依頼は討伐依頼と違ってギルドカードに記録する事はありません。依頼達成後、依頼主から依頼完了証明にサインを貰い、依頼票と共に納品して、依頼完了となります。中には、達成条件をクリアしていても、仕事内容が気に食わないなどの理由などで、依頼完了証明にサインを貰えない時があり、その時は失敗です。カナタ様なら、問題ないと思いますが」


「これは、直接、依頼者の方のところに行けばいいんですよね」


「期日内でしたらそれで大丈夫です」


「丁寧にありがとうございました」


 お昼時に行くと迷惑だろうから、ゆっくりと昼食をとる事にした。

「カイゼルさん、明日、魚釣ってくるんでお昼の後、料理教えてもらってもいいですか?」


 カイゼルさんの料理レベルが、昨日10に達している事を確認している。これ以上の人材はいない。


「カナタの頼みなら構わないぞ、ただし、俺は厳しいからな、覚悟しておけ」


「はい、ありがとうございます。それと、ごちそうさまでした、今日も美味しかったです」


 魔導具店の前にいる13:00だ。ちょうどいい時間だろう。

「ポーション作成補助の依頼で来ました、カナタ ミサキです。店主のローザさんはいらっしゃいますか?」


「私がローザじゃよ、カナタとやらよろしくな」


「ローザさんよろしくお願いします」

 手を差し出し握手をする。


「じゃあ、早速作って貰おうかのう」


「まずは回復草と吸魔草をみじん切りにしてメモの分量通りそれぞれ、鍋に入れるんじゃ。次は細かくなるまですりつぶすんじゃ。そしたら、水を分量通り注ぐんじゃ、分量が大事じゃからな」

 僕はこっそり、水に生活魔法のピュアリファイをかけて奇麗な水にしてから注いだ。

「後は焦がさないように、かき混ぜながら水量が半分になるまで煮詰めるんじゃ。煮詰まったら、漉しながら瓶に詰めて完成じゃ」


 出来た品を鑑定してみる。


 レッサーポーション+10   レッサーマナポーション+10

レア度:ノーマル      レア度:ノーマル

状態:最高品質       状態:最高品質

説明:ノーマルポーションに 説明:ノーマルマナポーションに

   勝るとも劣らない一品    勝るとも劣らない一品


 なんかすごいのが出来てしまった。《調薬Lv7》を取得していた。


「どれどれ、どんな出来かのう」

そう言いながら、鑑定のルーペで見ている。


「カナタ、お前さんなにをしたんじゃ、これな高品質のものが出来るとは?」


「水にピュアリファイをかけて不純物を取り除いたのと、しっかりと分量守ったお陰ですかね」(後は天運かな)


「水にピュアリファイか、こりゃ盲点じゃったわ。カナタご苦労じゃった、依頼完了証明を出せ、サインしてやる」


「ローザさんお願いなんですけど、もし、使ってなかったり、壊れたりしている調薬器具があれば買い取らせていただきたいんですが」


「そうじゃな、待っておれ」

そうすると、奥から小型の装置を持ってきてくれた。


「一度に一瓶ずつしか出来んが自動作成してくれる装置じゃ、いいものを作ってくれた礼じゃ、追加報酬として貰ってくれ。瓶もおまけしておくぞ」


「こんなに便利なもの、いいんですか、ありがとうございます。それでは失礼します」


 魔導具店を後にし、ギルドへと向かう 

「アイシャさん、依頼完了しました」

 ギルドカードと依頼票と依頼完了証明を渡す。


「はい、確かに、報酬の400ガルです」

 4銀貨を受け取る。


「ありがとうございました」


 白猫亭に戻り、ゆっくりと温泉に浸かる。後3日か、ランスフォードの町は風呂付きの宿あるかなあ。1時間ほどじっくりと温泉を堪能し、夕食を食べた。


 部屋に戻り調薬装置を取り出す。回復草を付属の秤で計量し、ミキサーみたいな装置部分に投入した。水はサーバーに入れておけば設定量だけ注入する仕組みのようだ。水の量を設定し、ミキサー部分の蓋を閉め、スタートのスイッチを押した。ミキサー部分が回転し、回復草をすりつぶす。すると、水が注入され、ミキサー部は撹拌しながら、温度が上がり水が沸騰している。どうやら圧力鍋のような構造になっており、短時間で抽出が終わるようだ。抽出が終わると圧力が解放され、水は蒸気となって出て行く。水量が半分になった頃、加熱は終わり、冷却され、液は濾過されセットしておいた瓶に注がれていく。これでレッサーポーション+10が完成する。残渣を取り除き、再び同じ工程をを行った。スイッチを押した後は時間短縮のため時空魔法のクイックをかけた。


 調薬レベルが上がるか心配だったが10本作ったところでレベル8に上がった。貰った瓶は10本だったため、全部飲み干し、再び調薬を行う。10本作ったら、また、レベルが上がった。全部飲み干し、再び調薬を行う。また、10本作ったらレベルが上がり10になった。


 もしかしてと思い、回復草を手に持ちポーション作成のイメージをしたら、回復草はレッサーポーション+10になっていた。瓶はどこからとも無く現れた。アイテムボックスから直接作ろうと念じたら出来ていた。複数出来るか試したら問題なく出来たので合計100本のレッサーポーション+10を作っておいた。


 ローザさんから貰った分は飲み干し、空にしておいた。調薬装置と空瓶10本にクリンネスをかけ奇麗にし、記念品として仕舞った。


 その後は魔核の合成をし、低級魔核「76/100」と中級魔核「18/100」を得た。


 明日の釣りのため、釣り道具をチェックしてから眠りについた。


 こうして、エスティライド生活の7日目が終わった。

カナタ ミサキ

種族:人間

性別:男

年齢:25

職業:暗殺者|武神

レベル:39


HP:1,310/1,310

MP:1,200/1,200+100,000

STR:205(256)+25%

VIT:210(262)+25%

DEX:210(304)+45%

INT:240

AGI:205(297)+45%

LUC:999


9,390,452ガル


スキル

特殊スキル

《多重分身》"new"


パッシブスキル

《総合格闘術Lv10》《2刀流Lv10》《槌術Lv10》《予知Lv10》《手加減Lv10》

《立体機動》《空間把握》"new"

《投擲術Lv10》《必中Lv10》《操弦術Lv10》《身体硬化Lv10》《再生Lv3》

《復元Lv10》"up"



アクティブスキル

《高速思考Lv10》《ダッシュLv10》《ジャンプLv10》《カウンターLv10》

《浸透勁Lv10》《貫手Lv10》《飛燕脚Lv10》《雷車Lv10》《武器破壊Lv10》

《飛剣Lv10》《乱れ突きLv10》《クラッシュインパクトLv10》《旋風撃Lv10》

《圧壊Lv10》《振雷Lv10》《螺旋撃Lv10》《マリオネットLv10《シールドスラッシュLv10》《殺気Lv10》《調薬Lv10》"new"

《飛爪Lv10》《統率Lv10》《指揮Lv10》"up"


称号

変化なし

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