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鬼氷斬華

ここで生きている意味はない。価値すらもない。

家でも学校でも、価値あるモノこそが大事だと散々聞かされた。

でも、今までモノの価値なんて見ずに生きてきた。濁った目に映る数少ないモノ達は、どれも必要なモノばかりだった。

そもそもの話。

俺には価値がなかった。意味さえもなかった。崩れかかった社会のぬるくなった情に、無理矢理生かされている。ただそれだけ。

慰めようがどうしようが、何もかも痛いままなのに。

救いの手は全てあちらに向かっているのに。

何故俺は生きている?何故生かされている?

死に近づけば笑うけど、幸せならば嘆くだけだ。

後ろには鎌がある。槍がある。銃がある。

それらは未だに俺を殺してくれない。なら俺はどうやって裁かれればいいんだ?

考えるときりがないけど、俺にはこんな問いを続ける必要があるんだ。

こんな問いに、価値なんてあるのか。最終的に出たこの問いに、NOと答えたいがために。

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