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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
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激弱前世の思い込み

激弱前世の思い込み 名前もない善行の暗殺者

3歳の時に俺は前世を思い出した、


俺の前世は殺し屋だった、親も知らず、命令されたことを熟せば飯が出て、出来なければ飯の出ない日々だった、殺しも飯をくれるからやっていた


3歳の俺は見た目以外は生前の前世の俺の姿だった誰も信用せず誰からも信用されず、言われるがまま任務を熟す日々だった頃そのものだった

しかし、怪しまれるのはまずいと思い俺は子供のように振舞った、住んでいる村は貧しかった、野菜も育たず動物も少ない、このままじゃ自分の命も危ないと思った俺は記憶が戻ってから毎日森に入って食料を探した


今日も森の中で食べるものになりそうなものを探していた、


「この葉っぱは虫が食べたあとがある、前世でも似た食材はあったしこれも食べられるか」


見た目はただの草だが食べられないこともなさそうだった、前に取った野草もあったのでそれも取って行く、食べたことのない葉っぱは虫のいる所と捕獲した小動物がいる所に置いていった、


「毒があれば明日反応がある」


俺はこうして食べれる食材を増やしていった、食べれる草だけ持って家に帰り


「母、これ」


毒がないことを確認して母に草を持っていくというのを日課にしていた


「これも食べれるの?」


「うん、大丈夫、生ダメ」


なんで大丈夫なのかは聞かない、俺は明日も食べ物を探そうと決めて寝た


「おはよう、行ってきます」


「おはよう、いってらっしゃい」


また、森に出かけると今日は運が悪かったようだ、大きめのねずみが居た、明らかに俺を見ている、流石に3歳児にはこの相手は分が悪い、石を目に向けて投げたら、運良く当たり、痛がっていたので、その間に俺は逃げた


殺す術は持っていても、3歳の体には無理がある、走るのでさえ森の中転びそうになるのを必死に転ばないように走るので精一杯、この状況では戦えないのでひたすら走って村にたどり着いた、時間的にももう一回探しに行く時間が無いので今日の収穫は無しだ


「母、無い」


「そう今日は取れなかったのね、その様子だと何か魔物にあったのね」


この母親はすごいな、俺の状況でも見ていたのか


「ねずみ、居た、逃げた」


「そう、怪我がなくてよかったわ、森は危ないから気をつけるのよ


森に入るなとは言わないのがこの母親のすごいところだな、そうこうしている間に1年が経ち、木のナイフに、石のナイフ、そしてネズミの皮で作った袋とその袋の中に石コロを何個も詰めて、俺は魔物も狩り、野草も取り、すっかり俺は狩人になっていた、まあ村には狩人は居るし、俺は自分の家のために食事のために取っている


生活には馴染んだが未だに俺はこの世界の人間には馴染めなかった、何故か家には母親しかいなかったし、村自体に男も子供も少なかった、10歳以上の子供しか居なかったのも俺が1人の原因だったが俺自体は構わなかった、両親という存在を知らない俺には母親が居るだけで十分だった


そんな俺も10歳になると体も大分使いこなし、ステータスの見方も覚え、この世界では戦争が行われている事も知った、前世とは違い優しい母が居る、ここを守るのが俺の使命のように感じ始めていた、しかし無情にも、この国も戦争に巻き込まれる事になったこの村にはまだそんなに影響は無いが、もともとこの村に男手が無いのも国に取られて、国境の防衛をさせられてたからだ、この村で成人した男は皆国に取られていった、


「俺も15歳になれば戦争に参加するかもしれない、母よ、それまでは絶対にこの村は俺が守る」


戦争が始まったことを聞いた俺は村を守る決意を母に伝えた


「あなたは良い子だからね、そう言う日が来るんじゃないかと思っていたわ」


俺は村を守ると決めてから、俺よりも年下の子に剣を、槍を教えた、

一年もすると村の見慣れた風景になり毎日村の周りを走り村の周りを掘って柵も作り村を要塞化していった


野盗が襲ってきたと時も、皆で戦って追い返し、落ち延びた兵士に優しくしたら付け上がり、村人を襲おうとしたので切り捨てた、そんなことが続いていると今度は大人数で落ち延びた兵士たちが村の食料を目当てに襲うようになった、


俺があしらったりしていたが、もう自国の兵士と村が戦争状態になってしまった、俺もわけわからないが略奪を許すことは出来ないので、全員を殺すことになった


村を守ると決めてから5年、俺は村を守って来たがその村はもう無い、野盗から、落ち延びた兵士崩れからも守り、


戦争を仕掛けた敵国からも数ヶ月守ってみせた、しかし国から兵士が来ることも無く俺ひとりでは抑えられなかった、罠を仕掛け、大将を暗殺し、兵士は殺さずに足を怪我させたりして長引かせていた、それでも国からの増援は無く、敵側は増援が来た結果、村は無くなった


何故か田舎の村がこの国の最前線になっていたし、増援も来ないまま、俺は村を守った英雄とされていたが、もう村に村人は居ない皆死んだ、最前線にこの村がなったとき国がしたことは敵が村に入ったところを魔法で村人ごと焼き払うことだった、増援は来ていたのだ、森に潜み、村を助けず、村に入った敵を殺すために


俺には母や村人はもう居ない、怒りですべてを殺そうと思ったが、ここで殺しても俺が傷ついて死んでもこの村の人は生き返らないと踏みとどまり、俺は自分の意思で暗殺者になることを決めた、戦争を始めた国、戦争に巻き込まれた国、戦争が産んだ悲劇、色々あるかもしれないが、目に見えてわかる、戦争を起こすもの、悪行を行うもの、すべてを俺の持つ技術全てで暗殺を行うことを決めた


まあ殺しを暗殺を行う理由は俺の得意分野であること、俺一人しかいないこと多人数で襲うことは結局戦争とわからない、一人で行えて一人で終わらせられるのが暗殺だと思っている


手始めに村を焼いた、将軍、王族、貴族を全て殺した、俺の村に攻め込んた国にも同じことをして、戦争をしている大陸の王族という王族は全て殺した善悪のつかない子供まで、王族がひとりでも残ると戦争を起こそうとする、その原因の排除、そしてくにを動かす者たちもまた大陸全土の戦争を止められなかった者たちだから全て殺した、その中で賄賂やら奴隷をひどく扱うもの、民衆を見下す者、暴力などを振るう者も殺せるだけ殺した、


大陸に戦争は無くなり、大陸には平和を望んだ者と力を持て余した兵士などが残った、兵士が暴れれば、俺がやらなくても暗殺が起こる


「俺が暗殺を始めてから20年、この大陸は平和になったのか、俺はもういらないのかもな」


俺は自分のしたことに疑問を感じながらも、大陸を逃げるように、海へ行くことを決めた


その後、大陸中で悪いことをする子供に「暴力を振るうと善行の暗殺者が来るよ」と言われるようになった


ヨスンド大陸の話で オスンドの西にある大地という設定で

前世が殺し屋で『転生者を見つける』『転生者を殺す度にスキル付与』

というのを神様に貰ってるんですが、作中には関係ないので出てきません


読んでいただいた方、ありがとうございます


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