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第二十九話をしょっちゅう見るなよ!絶対だぞ!

三人で食堂に来て丸いテーブルで料理を食べる

用意されていたのはなんかのステーキとシチュー

あとはポテトサラダっぽいものだった。

そういやくろごまのこと言ってなかったから三人分しかないんだよな。

ポテトサラダっぽいのをあげるとしよう

ちなみに食堂には他の客も来ているがくろごまを見ても特に何も感じないようだ。

普通の子龍と思っているんだろう

くろごまの前にサラダを置くとまた椀に顔を突っ込んでがつがつと食べ始めた

鼻血が…この光景でご飯三杯はいける

そう思いながら俺も食べる。結構うまい、おかわりあるんだろうか。

そう考えていたら、違和感に気づいた


「なんだ?食わないのか?」


二人の食事が殆ど進んでいない、動きも食べ始めた時に比べてぎこちなくなっている。

この国の料理が合わないとかなんだろうか?


「あ、い、いえ」

「お、おいしいです」


いや、明らかになんか無理してるだろ


「別に食えないなら無理しなくてもいいぞ、別の頼むなり他所で食うなりすればいいからな」


アレルギーとか種族によっては食えない物も有るかも知れないしな

俺も人間だが納豆は食えん

というかねばねばしたもんが食えん

食うと口周りが荒れるのだ


「い、いえ、口に合わないとかそういうことはありません」

「は、はい!すごくおいしいです!」


「なら食っとけよ、いざというとき力でねーぞ」


そう言うと二人はなにやらビクッとして、


「「は、はい…」」


そう言って二人はまたぎこちなく食べ続ける

なんなんだろうな

そう思いながら俺は食事を続ける



適当に全員の食事を済ませた後、近くに居た従業員に声を掛ける

二人からはなんか悶々としたものが感じられる


「風呂の予約をしたいんだがいいか?」


「少々お待ちくださいませ」


従業員はメモを取り出す


「今からなら一番早くて20時からご利用が可能でございますが」


「いや、明日の朝がいいんだが」


「何時ごろをご希望でしょうか?」


「10時頃がいいな」


「10時ですね…かしこまりました。ではその時間でご予約を受け付けさせていただきます」


「ああ、頼む」


それだけ言ってくろごまを肩に乗せ、二人を連れ食堂を後にする

時間が時間だし買い物は明日で良いだろう

そう考えそのまま部屋に入り、鍵をかける

日が落ちてすっかり暗くなっていたのでランプに火をつける


二人はいまだに様子がおかしい

二人の腰に手を回し、一気に引き寄せた

そのまま多少強引にベッドまで移動し腰掛け、二人も左右に座らせる

二人の腰に回した手を頭に移動させ、軽く撫でる

ちなみにくろごま部屋に入ったときにぱたぱたと机の上に飛んで行き、丸くなって眠り始めている

かわいい



「不安を感じるのは分かるが俺は自分の女を無碍に扱うつもりは無い。お前らの人生は俺のものだが、見捨てるつもりも奴隷にする気も毛頭無い」


シエルはあわあわしながら、ティアラは微動だにしないが顔を真っ赤にして聞いている


「だからと言って手放すつもりもまったく無い

お前らみたいな良い女ならなおさらな。

恨むなら俺の元に戻ってくる事を選んだ自分を恨め」


「は、はい、どうかお側にお、置いてください…」

「お、おしょばにおいれくだひゃい!」


そうして夜は更けていった













見慣れてはいるがもやもやした景色

ああ、夢みてんなとすぐ分かった



『また腕上げたねぇ』


話しかけてくる目の前の男


『そりゃーまだまだ無理だよ、HAHAHA!』


自分の口が動き、何かを喋っているが全く聞こえない

だが、何を言ったのかは分かる



『細かい事は気にしない、それよりそろそろご飯だよ。

先輩が随分張り切ってたから今日はすごい量だと思うよ』


これは過去の記憶


『だめだよ、ぼくだけじゃ食べきるの無理だからねー。

全部食べないと先輩泣いちゃうよ?』


普通の思い出


『確かにいつもの量なら残さず食べれるけどジンが戻ってきたから量がジンジョーじゃないんだよ?ぱないんだよ?数人分なんて生優しいもんじゃないんだよ?』


こんな事が夢に出るって事は


『いやいやいや、今の狙ったわけじゃないよ。ほんと手伝ってよ!ねージンってばー!』


心のどこかで戻りたいと思っているのだろうか?












コンコンとドアがノックされる音で目が覚める


「なんかよう?」


軽く体を伸ばしながら声を掛ける


「お食事の用意が出来ましたのでお知らせに参りました」


もうそんな時間か


「分かった、ご苦労さん」


「では失礼します」


ドアの向こうから足音が遠ざかっていく


あっちの世界を夢で見るのはなんか変な気分だ


俺の左右からは二人の規則正しい寝息が聞こえる

二人とも俺の腕を枕にして左右から抱きつく形で眠っている

ぐっすり寝ているようでもうしばらくは起きそうに無い

無理も無いか

散々ヤッてしまったからな


まあ食事は外で取れば良い、風呂の時間はまだ余裕があるしそれまでゆっくりしよう

二人の頭を抱き寄せて二度寝し始めた

初めてこういうの書きましたがどうでしょう?

もう少し自粛したほうがいいんでしょうか?

それともなにか注意書きした方が良いんでしょうか?

もし良ければその辺りのご感想もお願いします

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