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オルトレイジ  作者: 立木ヌエ
第一章「始まり――魔道のある日常」

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魔道資料(一章終了時点)

 【こちらは設定資料です】


 説明ばかりの本編に加えてさらに説明となってしまいますが、魔力と魔道についての資料を作ってみました。

 本編のガバが多く、修正が多いです。ごめんなさい!

・魔力

 魔道においての絶対であり、不可欠となるエネルギーである。


 魔道研究においては、星の生命力としてみる考えが主流。過去、有限資源ではないかと疑うものたちによる徹底検証が行われた結果、星の生命力であるという見方がさらに強くなった。


 生命力説を定説にした理由の一つが、魔力の循環である。


 魔力は魔道によって、様々なものに変換できるが、世界中の魔力総量をリエンドが測定したところ、多少のブレがあるものの、いつの時代も一定であることがわかった。


 魔道によって消費された魔力は霧散したり、そのままであったりすることから、有限であるならば、総量は減るはずである。


 よって、星には魔力を生成する仕組みがあると考えられ、魔力の循環の考えが広まった。

 魔力は魔力への干渉力を持つため、魔法による現象や物質に魔力を込めることで、魔力に対して対抗することが可能。


 魔力器官は人間の体内に存在する魔力を扱うための器官である。

 魔力核は、魔力の心臓であり、体外からの魔力の取り込み、体内の血管に魔力を巡らせることが出来る。


 魔法を扱うたび、魔力核によって、体内に魔法を扱う回路ができ上がる。魔法を扱う上で、その回路が成長することで、魔法も洗練されていく。


 魔力核の他に魔力知覚神経や、魔力貯蔵体などの魔力器官が存在し、それぞれ、魔力の感知や、体内魔力の保管などの役割を持つ。


 王核は、「始まりの七人」の魔力核であるが、その特異性は、それに付随する特殊な魔力回路、魔力貯蔵体の異常発達を促す作用などがある。


・魔道

 魔力をエネルギーに変換することなどを通して、様々な現象、物質を発生させる魔法、魔術の総称。


 魔法は先天的才能であり、適正のあるものには、魔力核という魔力器官が存在する。魔力器官があろうとも、魔法を扱うことが出来ない人もいる。


 魔法は体内に巡る魔力を導線として魔法を発動する。そのため、魔力器官を持たないものは魔法を扱えない。


 魔術は後天的技術であり、術式によって魔法に近い効果を得ることが出来る。


 魔導文字など、魔力を有したものによる刻印などを用いて術式を作り出す。


 大気中や物質中の魔力に術式を通して干渉し、効果を発動させる。


 発動条件や効果を設定することが出来るため、誰でも扱う事ができる。遠隔での発動なども、魔法より優れるため、一概に魔法の方が良いとは言いきれない。


召喚魔術や禁忌(例:ベルディオの悪魔式、死者蘇生)など、完全な術式の解明に至っていない魔道は多い。



 現在の魔道は「始まりの七人」を元に構築されたものとされる。


『魔法士トリト』を始めとする伝説では、魔道は外の世界からもたらされたものとされており、外の世界は、外界を指すと思われる。


 しかし、ある界域者の協力により、外界の魔道体系はこちらとは異なるということが近年分かってきた。


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