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1過去
私は小さいころから目が悪く、ずっと眼鏡をかけていた。
小学4年生の時に目が悪くなりすぎて視力を回復させる手術をした。
翌日は眼鏡をかけずに登校した。
ガラッと教室の扉を開けた瞬間みんなが私に注目した。
いや、校門に入る前から注目されていた気がする。
クラスで一番大人しかった私はどうしていいのかわからず、顔を赤くして席に着いた。
読書するにも視線が気になって集中できなかった。
「七瀬優花さん、ちょっといい?」
声をかけられた。
かけてきたのはクラスのリーダー的存在の女子・黒山美月だった。
「私についてきてくれない?」
え・・・。なんだろ。
言われるがままについていくと、裏庭についた。
裏庭には黒山美月の取り巻きの子たちがいた。
え、え。なになに?
すると黒山美月がボソッとつぶやいた。
「なんで…………つのよ」
ん?
「なんで私より目立つのよ!!!!!」
そう叫ぶと美月が裏で隠し持っていた掃除用のモップを私に振り下ろした。
「痛ッ!!」
取り巻きのみんなもモップで私を殴ってきた。
…そうか。黒山美月がいるクラスでは美月より目立ってはいけないんだ……。
今わかった。
このいじめ?は小5まで続いた。




