追加1 『尿意100%』――それは終わりか、始まりか
尿意ゲージ。少女の膀胱の状態を、我々にも分かりやすく見せてくれる素敵な表示です。
が、この尿意ゲージ、2つの派閥があるのをご存知でしょうか?
それは、尿意100%の解釈、『ゴール派』と『スタート派』です!
実際は誰も派閥なんて考えてないかもしれませんが、表現がこの2パターンあるのは確かです。
まずゴール派。
こちらはわかりやすく、『尿意100%=膀胱満タン=お漏らし』です。
エロ同人ゲームとかで、おしっこ我慢がメインコンテンツではないけれど、尿意ゲージがある作品は殆どこれですね。
おしっこ我慢フェチではない方も、これが常識だと思うでしょう。
おしっこ我慢がメインの作品でも、クリア判定に尿意ゲージが密接に関わっている場合は、この100%でお漏らしタイプを見ることがあります。
対してスタート派。
『膀胱は広がるんだよ!』と言わんばかりに、100%を超えてヒロインが我慢し続ける作品です。
描写も90%台までは割と大人しめ。100%を超えると、ようやくクライマックスシーズン到来な感じで激しくなります。
『尿意130%』とか、見ただけで元気になってしまいますね。
この場合、何%でお漏らしになるかは作者さん次第。
ただのロスタイム表現で、105%くらいで漏らす場合もあれば、正にここからスタートで150%以上でも耐える場合もあります。
個人的には、120~140%で漏らしてもらえるとベスト。
いっぱい我慢してくれるのはいいんですが、200%なんていかれると、『実は100%とか余裕だったんじゃ?』とか思ってしまうんで。
さてさて、では私こと絹ごしホルモンはと言いますと……この話を書いた時点ではブレブレです。
作品としてはスタート派が好き。でも、自作はゴール派、100%でお漏らしの想定、耐えても102%とかそれくらいで書いていました。
なんというかですね、例えば130%で漏らすとして、『じゃあ100%のときの膀胱って何?』なんて考えてしまったんですよ。
膀胱は尿が溜まれば広がります。
じゃあ100%は初期状態の満タン量なのか?
私は医学的なことは素人ですが、膀胱の壁はかなり広がると聞いています。
多分、初期状態100%だと、あんまり溜まってないんじゃなかろうか?
じゃあ最大サイズ? それじゃあ100%=お漏らしです。もう広がらないんだから。
ならば、適当なサイズを100%ってことにしてしまおうか。
メチャメチャ我慢してて、自分では限界だと思ってて、でも実はあと1.3倍くらい我慢できる膀胱サイズを100%とすれば、ヒロインの状態とゲージがピッタリ合わさって、いい我慢シーンになるでしょう。
でも、広がる続ける膀胱の適当なところを100%扱いにすると、それはそれで100%の意味が薄まります。
スタート派の100%は、ヒロインの行動が明確に変わるスイッチであるべきです。
なら、99%と101%を分ける何かが、そこにあるべきです。
なんてことを考えていた結果、私の脳では尿意130%は扱えないと断念し、最大サイズ=100%のゴール派として作品を投稿するに至りました。
が、モヤモヤする。
やっぱり、うちのヒロインさん達には130%の我慢をしてほしい!
そこで、ホルモンは頑張って考えました。
どこかで見た話、聞いた話、願望をこねくり回して、自分なりの、おしっこ我慢描写を輝かせるためだけの、『ファンタジー膀胱』を完成させました。
こちらがホルモン製、ファンタジー膀胱の機能です。
先ず、初期状態から100%までは膀胱は段階的に拡張。
現状の7割~8割まで溜まったら、一気にサイズが広がる感じです。
メッチャ我慢してると思ったら、急に尿意が治まっていくあの感覚です。
さて、そんな感じで段階的な膀胱が広がり、サイズが100%に達すると、中身が満タンになるまでは一切広がりません。
ここで膀胱が満タンになると、ヒロインさん達の意識の上では、『我慢の限界』になります。
が、物理的な限界はまだ先。
この状態で更に尿が膀胱に送り込まれると、膀胱はその分だけ広がります。
この、広がり方の切り替えポイント、そしてヒロインさんの意識上の限界、これが尿意100%状態であり、ヒロインさんの膀胱容量として表示される値になります。
こんな膀胱、どうでしょうか?
せっかく考えがまとまったので、投稿済みの尿意ゲージ付き作品のヒロインさんの膀胱も、余裕があればこのファンタジー膀胱に変更していこうかと思います。