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初恋のにおい①   作者: 真中レイラ
第2章 恋愛バトル
6/8

~新たな友達~

今回は、謎の美少女転校生、大川新菜ちゃんが登場します❗どうぞ!

「好きって言っちゃ、ダメなんですか?」

怒り半分、疑問半分で私は聞く。

「あなた、何言ってるの?私の方がかける君のこと先に好きになったのよ!?」

「恋に、早いも遅いもないと思うんですけど」

「あるに決まってるでしょ!それに、私は翔君の婚約者なんだから!」

「そうですけど!……」

そう言われてしまうと、もう言い返せない。諦めるしか、ないのかなぁ。

すると、翔君が、ぽりぽりと頭をかきながら走り寄ってきた。

「ど、どうしたの、二人とも赤い顔してるけど」

ええ、あなたのせいでねっ!

それはさすがに言えなかったけど。

「女の子の話よ。翔君が聞くことではないわ」

香奈かなさんはめずらしく翔君に強く言った。

「そ、そうだよ!翔君には秘密なんだから」

香奈さんの話に合わせたつもりだったけれど、逆効果だったみたい。香奈さんがこっちをにらんできた。

うう~、美少女が怒るとこわいよぉ。

夕日ゆうひさんと言ったわね、この話はまた後日」

「わかりました」

私はちょっと不満だったけれど、がまんした。

「じゃ、じゃあ夕日ちゃん、またね。香奈ちゃん、待ってよ!」

香奈さんは翔君を置いて、もうドアから姿を消そうとしているところだった。

私も帰ろう。翔君も許してくれたみたいだし。

でも、香奈さん私の連絡先知らないよ。話っていつするわけ?うーん、わからないなぁ。


「今日からこのクラスの仲間になる、大川新菜さんです。さ、大川さん、自己紹介をお願いします」

担任の前田先生が紹介する。

大川新菜おおかわにいなです。これからよろしくお願いします。新菜って読んでください!」

新菜ちゃんはかわいくウインクをした。私、女子だけどホレちゃいそう。

「じゃあ席は、春野はるのさんのとなりね」

確かに私のとなりの席には誰も座っていなかった。

う~、なんかきんちょうするなぁ。

「よろしくね、春野さん♪」

「よ、よろしく……」

近くで見るととてもかわいかった。もしかしたら香奈さんよりもかわいいかもしれない。

こんなにかわいい子と毎日一緒に勉強できるなんて、私ったらついてるな。

「ねぇ、春野さんって下の名前何?」

新菜ちゃんが、授業中にこっそり聞いてきた。

「え?夕日だよ」

「夕日ちゃんかぁ。かわいい名前だね」

なんか、そのセリフ、つい最近聞いたような……。

「夕日ちゃん、改めまして、よろしくね」

「そこ、ちゃんと授業に集中しなさい!」

ひぇっ!先生に怒られちゃった。でも、なんだかいやな気持ちはしない。

新菜ちゃんと顔を見合わせてクスッと笑い合った。


帰り道。新菜ちゃんの家も私と同じ方向だそうなので、一緒に帰ることにした。

「ねぇ、Cxfgyって知ってる?」

「知らないよ」

新菜ちゃんはウソっと目をパチクリさせる。

「本当だとしたら、それはちょっとヤバいかも」

「どうして?」

「だって、Cxfgyって超人気K-pop男性アイドルグループなんだよ!」

私、そういうのに興味ないんだよね~。

「特に、ヒョヌが好きだよ。二重の大きな目が最強!ほらみてみて!」

そう言うと、新菜ちゃんはランドセルからスマホを取り出して、なにやら打ち込み始めた。はて、何をしているの?

「これがヒョヌ!カッコいいでしょう?」

うーん、私にはいまいちよく分からない……。

「今度ヒョヌグッズを見せてあげる。楽しみにしててね!」

そう言うと新菜ちゃんは、全力疾走で家に帰って行った。

なんだか、嵐のように去っていったな……。

でも、新しい友達ができて、ちょっと心が軽くなった。

どうでしたか?

小説投稿遅れて申し訳ありません。新菜のように、私もK-popの男性アイドルファンになってしまって、最近執筆していませんでした。本当にごめんなさい。それではまた次回❗

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