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リンク とある魔法世界の話

作者: スリム

メラル

この物語の舞台。魔法、武器の存在する世界

人間と幻獣の対立中。世界のあちこちで幻獣による侵略が起こっている。今のところ五分五分であるが、ある預言者によると、近く幻獣側に救世主となるリーダーが現れると、その時がきたら人間は滅びると言われている、、


主人公

ロック、、駆け出しの訓練生、得意武器 剣

第一章 始まりの時

「、、ここはどこだ。」

周囲は青々とした木々に覆われている広場のようだ、時折鳥のさえずりが聞こえ、近くには川があるのだろうか、水の流れる音もする、ひどく平穏な昼下がりの様子を呈している。そんな中空を見上げるように倒れ込んでいる。なんでこんなところに、今日はいつものように起きて訓練所で稽古をするはずだったのに、、


状況が掴めないがとにかく起き上がる事にした。身体を起こし周囲を見渡してみる、人の気配はなく、自分だけのようだ。

「こんなところに迷い人か」

不意に後方からかすれているが力強い声が聞こえた。

「誰だ!」

声は答えない、気配すら感じない。

「ふっまだまだ青いな、わしが見えんとは、まあ良いほらさっさと準備せんとウルフの群れがこっちにくるぞい」

すると何か吠えるような声がした。あまり気持ちの良い歓迎する物ではなさそうだ、、四方向から聞こえてくる。逃げようにもすでに逃げ道はない様子だ。すると前方の木々の間から、狼のようなさらにそれよりも痩せていて鋭い牙が目立つ黒い獣が現れた。獣は今にもこちらに飛びかかってきそうだ!これがさっきの声が言ってたウルフってやつか?

次々と左右から飛び出してきて、あっという間に囲まれてしまった。「ほれ、早くその腰についている剣で戦うのじゃ」「お前は誰だよ!なんでこんな状況になってるんだ!それに、こんなにたくさん相手にしたことないよ!まだ訓練中なんだ」

声は答えない、

仕方がない戦うしかない、いつものように冷静にやれば大丈夫。自分に言い聞かせた。

「よし、」立ち上がり剣を構える、剣を抜いたときの鋭い音に獣たちが警戒を始める。

実際この手の獣は訓練でも良く戦っていた。ただ数が多い、更に初めてみる獣であり戦闘パターンも不明、不安は募る。


ロックは剣士学校の生徒であり、今年は卒業年であった。剣士学校とは6年生の学校であり、剣士としての心構えや、旅の心得、もちろん技術まで実践を含めて学んでいくところである。そのほかにも魔法学校や軽量武器、重量武器、遠距離武器等様々な分野がある。卒業年になると、実地研修と言って実際に町から外に出て戦うしかと言った事が増えてくる。ロックは剣士の中でも優秀な者が入れる特待生クラスであった。そのため早期に現場に出て修練を積んでいた。


ロックは目を閉じ精神統一する、「おれならできる」そう呟き、前に飛び出した。

前方のウルフが向かってくる、滑らかな動きで首を落とす、後ろ横からも襲ってくる気配がする、横に振り返りながら、斬りかかる。すると、周りのウルフたちは少しずつ下がり始めた恐れをなしたのか、、

「今のうちに逃げるか」

そう呟きかけ出そうとしたその時、空から茶色い塊りが降ってきた、立派な牙、人の倍以上ある大きさ、口からはよだれを垂らしながら目を血走らせて今にもこちらに襲い掛かろうと準備している!

なんだこのデカさ、こんなやつ街の近辺には出ないはずだ、焦りとともに剣のつかを握る掌に汗がにじむ、

「こんなの無理だろ、デカすぎる」

考える暇なくロックに向かって突進してくる、とっさにかわしたが、すぐにターンし襲ってくる準備をしている、あのスピードでは逃げられないと悟った。「やるしかない、生き残ってやる!」

ロックは巨大な獣に正面から対峙する。剣を構え、相手の動き出すのを待つ、そして巨大な獣が突進してきた、相手の牙が触れる寸前に剣を鋭く振り下ろし牙を折ろうとした、、が剣が真っ二つにおれロックの身体は獣に跳ね飛ばされてしまった。一瞬気を失ったが、何とかまだ動ける。手足も動く状態だ、ただ武器を失っては勝ち目がない、、「どうしたら、、ダメなのか」そう呟いた時、先の声が耳元に響いてきた。「ほれ諦めるでない、わしの力を貸してやろう」

そう声が聞こえると眩い光が放たれ目の前に一本の剣が降りてきた。「さあ手に取りたち迎え!」ロックは下がる思いでつかを取る、その瞬間力が全身に力が漲ってきた!「何だか

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