表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【ブループリント】12と1つの必需品(ネセシティ)  作者: りゅでぃあ
第1章 - Confirmation & War
10/23

第9話 民と人形師の価値観 - Unique Mindset

民と、統率者。


今、世界はどうなっているのか?

「立派な城だなあ・・・。作るのに3時間は掛かりそうだ・・・。」


「うん、うちでも2時間はかかる・・・。」


「あなた基準で語らないで。あと、便乗して嘘付かない。」


「あははっ。」


城へ続く大橋の前で民たちは奮え立っていた。


今から入る場所は最後の統率者の住む場所。


ここには世界の情報を収集する団体がある。


話を聞けば有力な情報が得られる。


「ようこそいらっしゃいました。話は聞いております。」

「お進みください。」


門番からの歓迎を受け、さらに奥へ進んでいく。


そこでは一人の男の人が待っていた。


「お待ちしておりました。ある程度、情報は揃っております。」


「ありがとうございます。」

メモールはそう言って少し頭を下げる。


「資料をまとめました。ご案内いたします。」


「苦しゅうない。」

そういってロンは頭を下げる。

「それは感謝の言葉として最低級よ。」

メモールはすかさずロンの頭を軽く叩く。

「ひびが〜・・・」

「流石にヒビは入らんだろ。」

笑いながらビルが言う。

「さて、情報をいただくぜ。」

・・・

「フォトンベルト突入後に発生したブラックホールが地球ごと飲み込んだ後、その高次元内に存在する超前世世界の魂の同調が高い個体に、あるいはもう一人の自分へ転生をしたと考えるのが最も自然です。」

「自然って言ってもだいぶぶっ飛んでる気がするけどね。」

メモールは表情一つ変えずつぶやく。

「なるほど!・・・つまり?」

ロンは首を傾げながら聞く。

「つまるところ、なんかどっかに飛んできたってことよ。」

ビルは扉の方をにらみながら言う。

「僕もさっきからすごく気になっていたんです。」

プロスプが顔をしかめる。


「ちょいっと失礼するぜ。」

そう言ってビルは案内人を押しのけて隣の部屋へ進む。

「おじゃまー。」

「します。」


扉を開くと、そこには首輪をされて尚も魔導スクリーンに向かう人々がいた。


「これは一体なんだってんだ?」

ビルが聞く。


「会社では普通のことであります。特に国家社員は厳し目に、という主の考えでございます。」


「報告するよ。」

メモールが部屋を出ようとする。

「でも、この人達置いといて大丈夫?」

ロンは寂しそうな顔をして聞く。

「彼らにはきっと見えていないわ。」

「それなら、尚更だな・・・。」

ビルは拳を固める。


「いいや。報告が先決だ。」

プロスプはビルを見据えて言う。

「厄介事になったら逆効果だよ。助けたいんだったら。」


「くっ・・・。」


「それじゃあ急いで報告だね!」

ロンが頷き、民らは部屋を出て心の塔へ向かった。

・・・


「なるほど、そういうことが・・・。」

報告を聞いたケイロスは顔をしかめる。


「とりあえず・・・報告をまとめると・・・。」


近くで爆発音が鳴り響く。

不幸中のラッキー?


さて、社畜様です。


それでは爆発音は一体なんでしょうか?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ